学会が終わるとホッとするけど、なぜか凹みもすること。

週末にアフリカ学会が開催された。

今回はここ2年ほどかかわっている「アフリカ子ども学」のセッションを組んだ。竹ノ下祐二代表の元、亀井伸孝先生、阿毛香絵さんのインド発表組に澤村信英先生をコメンテーターに迎えてのプレゼンテーションを行った。

テーマはアフリカの「伝統」教育に重点を置き、子ども研究における学校、教育の位置づけを検討した。

亀井先生は博士論文で論じたカメルーンの狩猟採集民、バカの15年後との比較、阿毛さんはセネガルのコーラン学校と子どもの生活、清水はニジェールをフィールドとしたコーラン学校と小学校の比較を試みた。本当は12分でまとめねばならなかったが、みんな16分ほど話してしまった…コメンテーターをお願いした澤村先生の時間をずいぶん食ってしまい、結局フロアとのディスカッションにほとんど時間が回せなかった。

100人近いオーディエンスを得て、大変心強かった。もしどなたか見に来ていただけていたらこの場にてお礼申し上げます。

大仕事が一つ終わり、まあ、思っていたくらいのことはできてホッとはする。でも、そんなに気持ちは晴れ晴れもしていなくて、そこここでお会いする方々にさんざんプレッシャーをかけられ、発表が終わった程度の「ホッ」は雲散霧消する。でも、学会などそのようなところだろうから、それはそれで学会に来た甲斐があるというもの。

ちなみに、今年はこのアフリカ学会で学会参加は一区切り。とりあえず目の前にあるTICADをなんとかしましょう。

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