卵っていくらだったっけ?

表.卵の相場(東京) 出典:JA全農たまご株式会社 すべてのものが高騰する最近。買い物に行く度にモノの値段が上がっている。最近でいえば、米の値上がりは以上で、1年で倍近くまで上がり、日本に住む人々の家計に大きな影響を与えている。そして、スナック菓子は値段を上げると手が出にくくなると考えたのか、値段を同じにして内容物を減らしている。ポテチなど、最近では45g程度で、最近は10%増とか言っても50g+α程度…なんか一袋一気食いでも罪悪感が薄れたというか、なにかしながらつまんでいると一瞬で消えてしまう。 こんな物価上昇は常に更新されていくので、最近高くなったものが何だったのか、すぐに忘れてしまう。その一つが卵。いつから高くなったかというと、2023年の夏場ころのようです( NHKウェブ20250201 )。原因は鳥インフルエンザにより鶏を大量処分にたことによるもの。それまで10個200円弱(業務スーパーで170円台のこともあった)だった卵が一気に300円に迫ってきた…メディアを巻き込んでの「卵・パニック」、こうやって書いていて思い出すのだけど、もはや200円を切ることなんて全く期待せず、270円くらいならとは思いますが、300円前後が当たり前になっていませんか? ところで、グラフを見て気づくのが、毎年夏場になると卵の値段が上がっていること。気温が高くなると鶏がばててあまり卵を産まなくなる、ということらしい( 朝日新聞「猛暑でニワトリも夏バテ 卵高騰、「エッグショック」超え」 )。これだけ安定供給できるようになった卵のことを考えれば、鶏が卵を産むための最適環境などはよく知られているのだろうし、そのために空調などで電気代がかさむとか、そのあたりのことは創造に易い。 そして、一方でやはり日本は食料品がずいぶん安く設定されていたのではないかという点は我われも認識しておかねばならないでしょう。コメも然りです。しかし、やはり食料は生命をつなぐための必須資源。少なくとも生産者やロジを担当する業者には、ちゃんとペイがあるように、そして、政治は何もせんならできるだけ中間搾取をやめるべき。エンゲル係数が上がって喜んでいた何とか大臣もいましたが、エンゲル係数が上がった状態で食料品が上がったらえらいことになる、というのに気が付かんかな… と最後は悪口みたいになりましたが、もう一度卵に話を戻すと、...