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4月, 2018の投稿を表示しています

長い時を経て

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僕は7歳の時に父の転勤で三重県伊勢市から千葉県船橋市に移り住んだ。以来、高校を卒業し、予備校に通った20歳のころまで。その後も大学卒業からの4年間をすごしているので、合計すると17年ほどこの街に住んでいたことになる。そのあと、いくつかの街を転々として、今回13年ぶりにこの街に戻ってきた。

東京近郊のベッドタウンとして、人口減少時代の現在でもこの街の人口は増え続け、現在70万人に迫ろうとしているらしい。だけど、僕らが住む地区は、年寄の姿が目立ち、とてもこんな勢いのある場所には見えない。近くの商店街もずいぶん前にシャッター商店街になっているし、代わりにできたいくつかの小さなスーパーも高いうえに、それほど品物もよくなく、そして、僕がいたころからコンビニすらできては潰れる(その後の話では、近くの若干荒れた高校生が屯うので、小学校のPTAが閉店に追い込んだということ…)と言った状態で、そういう意味では、あまり生活しやすい街ではない。

都内の中高に通い、会社も都内だった僕にとっては、自分で行動するようになってからは寝るだけの街で、興味を持ってこの街を眺めたことはなかった。免許を持たない僕は、基本的に駅間を移動するだけだし、その駅の回りは歩いたことがあったが、街の中の風景は父の運転する車の助手席からだけ。加えて、中学校から都内に通い始めた僕は、地元の友達がいない。そのため、人とのご縁も非常に薄い。

約20年住んでいたものの、そんなわけだから、この街のこと、僕はほとんど知らない。こちらに移り住んで3週間。今まで東広島の田舎道しか走ってこなかった連れ合いに、道を覚えてもらうことも含め、週に何度かは車を走らせて東西南北に行ってみることにしている。すると、見たことのない景色、幹線道路から垣間見える街の発展の様子、様々なものことが目の前を過ぎ去る。薄れた記憶が蘇る、懐かしい、というよりも、また新たな街にやってきたような気分になっている。


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Bye Bye 広島

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年が明け、2月は逃げ去り、3月も半分を過ぎた。あまり何をやっていた、という実感もないまま、ぬるりと滑り落ちてしまったようなこの2か月半、敢えて思い出せば、ずいぶん長い間、本を整理しながら箱詰めをして、これまでに集めた資料をスキャンしていた。

3月16日に2年間住んだ官舎から荷物を搬出して、しばらく住所不定状態となった。連れ合いの仕事の都合で、2日間は西条駅近くのホテルで過ごし、千葉に向けて出発した。移動ルートは高松⇒徳島⇒東京というもの。義父の勧めもあり、徳島⇒東京はフェリーだ。フェリーのスケジュールの都合で高松で2泊し、官舎を出てから合計5日間の旅となった。節目としては若干冗長だったが、とても楽しい家族旅行になった。
都合2泊した香川では、うどんをすすり、高松市内を回り、連れ合いが留学時代に懇意にしていたムワンギ先生にも会った。自分の足で歩くことが好きな貴一朗を追いかけまわし、もちろん連れ合いと喧嘩したりもした。

気持ちはクサクサと荒み、縮こまっていたこの数か月間の滓が少しずつ落ち、いくつかのとても楽しかった思い出、新たにやってくる不安や古くて新しい環境になることへの期待…いろんなことが目くるめく風景の中で思い出された。
いつもの年よりもずいぶん早く咲いた桜は、僕らを迎えるように千葉でもすぐに満開になった。去年、連れ合いと貴一朗と鏡山公園で見た桜もきれいだったけど、千葉の桜も負けていない。


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