阿部健一(監修)『五感/五環 文化が生まれるとき』昭和堂

もう一冊いただきました。地球研の名物先生の本です。

やはり「はじめに」だけ、まずは読ませていただきました。(これも読めそう)

「感覚を自然に委ねたときに生まれるものを「文化」と呼びたい」という、なんとも阿部先生らしい言い回し(「文化」人類学者としては怒らねばならないか?)をしたあとに、ちゃんと「それは違う、と思う人も多いだろう」と、世渡りの上手い言い回しをするあたり、老練さを見せている。しかし、いろんな人の手垢にまみれた「文化」をもう一度シンプルな「感覚」で捉ええなおしてみようという試みは、いつもなされなければならない営みだと思います。

27名の研究者のエッセイをまとめたとても読みやすそうな本です。

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