2014年3月17日月曜日

球春間近-ドラゴンズ野手

週末、めっきり春の陽気でずいぶんすごしやすくなった。ニュースサイトの野球の記事も日々動きが出てきて、そろそろペナントが始まる。

昨年のペナント終了後もたくさんの話題を振りまいてくれたドラゴンズ。GMに落合さんが就任、監督に兼任で谷繁が就任、そして落合政権の立役者の井端が去り、小笠原がその穴を埋めるようにドラゴンズに入団した。ナゴヤドームができて以来、旧来の(少々雑な感じもした)打撃中心の野球から守り勝つ野球に変わったこのチームが落合政権で一気に花が開き、高木政権でそのひずみが出たように、僕は解釈している。これが、今年から今一度大きな変化を迎えるのではないかと期待している。

監督以下のフロントの変化はもちろん大きいのだけど、今年のドラゴンズを考える上で最も象徴的な変化は、井端が抜けたことにあるのではないか、と思っている。「守る」という要素については、身体的な能力に加え、経験及ぼす影響は、ほかの打つ、守るに比べ、より大きな部分を占める。井端という卓越した守備の人は、シュアで粘り強い打撃を習得することによって、確固たる地位を築いてきた。ただでさえ、長く試合に出ていることによるアドバンテージがあるのに、これを追い抜く若手に出て来い、というのはなかなか酷な話だとは、薄々思っていたけれど、井端を外に出す(残っても3000万円の年俸程度にしか使わない)ということで、いまひとつ打ち破れていなかった、「守り」のチームに甘んじていたドラゴンズというチームカラーに大きな一石を投じたに思う。「守る」だけでなくて、守るほうに重点があるチームへの変化だ(もちろん、今まで打つほうをサボっていたわけではないだろうけど)。

オープン戦だけを見ても、内野のレギュラー争いはとても面白い。複数のポジションをこなせる堂上、高橋(周)、エルナンデス、森野、ルナ、荒木、そして小笠原までが加わってレギュラー争いが展開されている。最も万能だった井端がいては、この状況が生まれなかったように思う。「打つ」ということについては、嫌らしいバッティングをする井端が抜けたものの、荒木や森野といったベテランの粘り強いバッティングでその分の穴は埋まるだろうし、むしろ、小笠原の加入や高橋の台頭によって、強打が期待できるようになった分、おそらく得点力は上がっていくだろう。荒木か、井端か、という選択肢については未だによく理解できないけど、今のところ、最小のリスクでチーム編成が完了したように思う。

外野手についても和田がレギュラーとして決まっているくらいではないだろうか。ここ数年で若手の底上げは著しいものがあるし、大島や平田と言った、一見レギュラー確実な2人にしても、同じくらいの世代の中堅に差し掛かった選手たちが黙っているようには思えない。嫌らしいバッティングをする大島に、大きいのが期待できる平田には楽しみにしているが、個人的に一番みてみたいのは6番あたりを打つ堂上(兄)なんかだったりする。

ここ10年ほどで培ったものを一度清算して再出発をするドラゴンズ。見ていて閉塞感があったのは一ファンの感想だけど、すべてをリニューアルした今年のドラゴンズ。いつもの年よりも期待して楽しませてもらおうと思う。

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