2014年3月9日日曜日

食文化シリーズ 「ベンガ(ササゲ豆)」

食文化シリーズ、8回目くらい。今日はベンガ。これもこのあたりのソウルフードだ。もっと早い時期に紹介しておかねばならなかった料理の1つだったが、なかなか食べる機会がなくて遅くなってしまった。というのが、ベンガを食べるのはなかなか勇気が必要で、朝これを食べると、一日中のどが渇くのだ。豆全般的にそんな傾向があって、こちらの人も、「朝ベンガを食べたら、あとは水を飲んでれば一日おなかが空かない」などという。

しかし、そこは勇気を振り絞って。出張中ではあったが、ベンガを探すことにした(たくさん食べると動けなくなるので、量は少な目で、と心に決めて…)。6:30。すでに準備の始まっていたマーケットの一角に数名の女性がベンガを売ってるが見え、その中の一人のところへ。お姉さんの前に座ると、「白人」がベンガを食べている、というので、人だかりが。もうそのあたりは慣れたもので、まったく周りを気にせずに写真をパシャっと撮り、さっそく食べ始める。200Fcfaでまずまずの量、そしてなぜかオプションでスパゲティがついてくる。一番の客だったのもあって、少し水分が多い感じ。

ベンガなどの豆料理には、必ず健康志向の日本人が見たらびっくりする量の油を回しかける。しかし、この油がないと口の中がバサバサになって非常に食べにくいのがこれらの豆料理だ。そんなわけで、たっぷりの油、オンリー炭水化物の朝ごはん。ベジタリアン化した日本の朝食などどこへやら。炭水化物万歳の朝ごはんだった。



さて、ベンガを食べて移動中もひたすら水を飲みながら、午前中を終えてお昼を食べ、前に少し紹介したチルメンガさんのところに少し聞き取りと帰国のご挨拶に訪れる。最近は完全に親戚のオッチャンの家に行くような感覚になってきた。チルメンガさんのところを訪れると、必ずチャパロとご飯のおもてなしがあるのだけど、これを期待していくわけにもいかず、その前に必ずご飯を食べてから伺うのだ。なので、いつもちゃんと食べられないことになるのだけど。日本人的なのだ。

朝ベンガを食べて、チルメンガさんのところで出たのが、下の写真。ササゲ豆にGros mil(グロ・ミル)と呼ばれる雑穀を炊き込んだものだ。Gros milとは何を指すのかよくわからないのだけど、おそらくは白ソルガム(粟)ではないかと思う。マジー(ブイヨン)の味に毒された都会的な舌の僕にはもったいないほど滋味豊か。本当に美味しくて、お腹いっぱいで、しかも朝もベンガを食べたのに、さらにたっぷりいただいてしまった。


コングシ出張二日目のベンガ尽くしの一日だった。

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4 件のコメント:

  1. そうなんですー。食堂や屋台に並んでると人が集まってきちゃうんですよね(笑)。アジア人が買う店=美味い店という口コミでもあるんでしょうか。さっきまで誰もいなかったはずなのにふと見ると後ろに7,8人並んでて驚いたことがありました。しみずさんの行くとこ行くとこ「行列のできる店」になってるんだろうなーと想像するとついほほえんでしまいます。
     ところで「ベンガ」はモシ語ですか?ジュラ語ではソソ(「ササ」に近い広口の発音)で、日本語の「ささげ」と似てるので覚えやすいです。
     ささげ&粟おいしそう。お赤飯みたいですね。都会では、パスタもサラダもいんげんの炒め物もみんな同じ味で食欲がだんだんと失せます。バンフォラのムソコロバのつくってくれたスンバラの薄味ごはんがおいしかった!若者はみんなマジーの濃い味付けのほうが好きなのかなと思ってましたが、そのときにいた青年が「これだよ!これ!これはワガドゥグでは食べられないんだよ~」って感激してたのを見て、ほっとしました。

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  2. Ouinonさん、「ベンガ(ビェンガが近いですね)」はモレ(モシ語)ではないかと思います。ニジェールでも違う言い方でしたし、ジュラも違うんですよね。
    僕ら外国人から見たら、どこかお宅でごちそうになったり、村で食べたりする時のあの素朴な感じ、というか、(もしかしたら貧しいからかもしれないですが)素材の味って魅力的なんですよね。トにしても、ミレットのトは本当に味わい深いな…と思ってしまうのですが。こういうもの、都会のレストランでは食べられないですよね。

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  3. まいどまいど、御返事ありがとうございます!
     「素材の味魅力的」ですね!赤玉ねぎの味がちゃんとわかる方が食べたぁという満足感が残ります。
     ミレットのト、食べたことないんです。食べてみたいです~。滋味深い・・・たかきび餅みたいな味ですかね。もち米なしでタカキビを炊いて、すり鉢で練り上げたらトになるかも?今度時間のあるときにやってみます。
     ミレットといえば、バシノノを思い出します。(basiはクスクス、nonoは乳)以前お世話になった家で毎週金曜の子供たちのデザートの定番でした。 初めて食べたとき、見た目がアスファルトのような色で食欲をそそらないし、触感もいまいち・・・だったんですけど、日本に帰ってきてからなぜか食べたくなる一品です。
     次回の渡航時も食レポも楽しみにしております!

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  4. Ouinonさま、こちらこそ毎度毎度ありがとうございます。
    ミレットのト、まだ未経験でしたか。キビ餅とはちょっと違うように思います。もしかすると少し粉っぽく、また、少し硬く感じるかもしれません。街で食べるトのようなツルッとした感じはないですね。
    ミレットのクスクス、バシノノというんですね。これはフラニ起源でしょうか。西アフリカ全域にありますね。ドノと言うとブルキナでもニジェールでも通じたように思います。ミルク粥ではないですが、セネガルのチェレというのもおいしいですよ。ミレットのクスクスにトマトソース。
    なんか、こうやって書いているとまた食べたくなりますね~。まだ恋しくなるほど離れてないのに…

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