食文化シリーズ「リグラRiz gras」


「アブラ飯」、直訳するとこんな魅惑的な名前になる。だが、西アフリカの多くの地域で食べられるコメの代表的な料理だ。

アブラでコメを炊く。この料理法はおそらくはセネガルのチェプジェンに起源を求められる、と言っても問題ないだろう。その影響もあり、セネガル・レストラン(「セネガレ」と呼ぶ)はリグラのオリジナルを出す店として、街中のちょっといいレストランとなる。

ワガドゥグでも、ちょっといいレストランは街中のいたるところにあり、きっと少しおカネに余裕があるときに食べに行ったのだと思う。しかし、近年、セネガレの競争が激化している。そして、物価上昇に伴い、ちょっといいレストランだったはずが、リグラの値段も300Fcfa(60円)⇒500Fcta(100円)⇒700Fcfa(140円)と、庶民には口に入らなくなった…というのは単略的で、多少高くなっても、おいしいお店には今もお客があふれている。

写真のリグラはワガドゥグの中心部、サンレオン地区にあるお店のもの。ふつうはアブラで炊いた味付きゴハンに、ニンジン、キャベツ、ニガナス、魚の素揚げ、マニオク(キャッサバ)とかサツマイモなどが乗っているのだが、このお店のリグラには、キュウリや玉ねぎを刻んだサラダ状の野菜が乗る。ここは高くなって量が減った(と思っていたら、割と盛ってくれた)と思っていたので、ジャガイモのトマト煮(ラグー)をトッピング。占めて1,000Fcfaなり。

まだまだこの先1か月しっかりお世話になる料理です。

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