「宗教組織の経営」研究会(第2回・Closed)

【研究会の成り立ち】
2010年に南山大学の大学院生が中心となって行われている、「南山考人研」という研究会で、藏本龍介さんの発表を聞いた。きっかけは当時、僕もクルアーン学校のことを調べ始めていたころで、当時の研究室の友人に紹介されて参加した。藏本さんの研究は、ミャンマーの僧院の経営を考える、というもの。仏教とイスラームの宗教組織が「経営」という視点で比較できることが分かった。
その後、藏本さんと中部人類学談話会でセッションを組んで研究発表。その間、南山の院生の中尾世治さんと3人で4-5回の研究会を重ねた。
しかし、その後、研究会自体は諸々の事情で一旦休止。2013年に復活させることに。10月に中部人類学談話会でコメンテーターをお願いした門田岳久さん、マリの呪術研究者(というのは狭いですが)の溝口大助さんを加えてキックオフ・ミーティングを行った。

【第2回研究会】
12月22日-23日にクローズド研究会で第2回を行う予定。今回は、さらにフィリピンの呪術/宗教研究の東賢太朗さんに加わっていただき、先行研究の検討として、門田さんのご著書の合評を行い、清水の事例発表を行う。

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とこんな研究会が動き出した。個人的に勉強させてもらおうと思って参加させてもらっているのだけど、ご参加いただいているほかのメンバーの研究がよく練り上げられていて、ついていけるかを心配している。でも、大学院を出て、あるテーマでじっくり語り語り合う機会が激減した今の環境の中で、こうした会合は本当に貴重で、これからますます楽しみになっていくことだろう。

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