2011年5月27日金曜日

ブルキナファソ政情11

落ち着いた、と思ったら、ダメでした。暴れ癖がついてきてるのか、給料が安い、というので、「俺も俺も…」状態。

しかし、今回の内閣はずいぶん筋目がはっきりしているように思う。簡単に暴徒化してしまいそうな軍や警察に対しても、「個別に対応するのではなく、社会全体の安定のために政府が一丸となって動き対話を進めている。現時点で軍の指揮系統に沿って吸い上げている要求以外は承知していない。」(RFI、5月24日付(3))と。

一進一退が続く情勢。だが、時間は待ってくれない。おそらく、私が参加するプロジェクトもサイト替えの可能性があるだろう。外国のプロジェクトはこうやって離れていかざるを得ない。まあ、ただ一つ、小さな小さなプロジェクトだが、これを頼りに生活を考えている人間もこちらにも向こうにもいるわけで…権利の要求は正当な運動だけど、暴力に訴える方法は如何ともしがたし。

またもや大使館情報から以下に抜粋。いつもお世話になります。
****5月24日付*****
当地治安情勢につき,以下のとおりお知らせいたします。

1.国民衛兵隊(Garde National)の威嚇発砲
5月23日(月)20時頃、市内パスパンガ地区に所在する国民衛兵隊(式典等で国歌等の演奏を行う音楽隊)の駐屯地内で威嚇発砲が発生したところ、外電等の報道も含め各種情報のとりまとめ以下のとおり。

(1)国民衛兵隊の兵士の一部が、大統領府治安部隊(RSP)と同期入隊であるにもかかわらず、RSPが獲得したような手当が国民衛兵隊には支給されていないことを不満に思っている。RSPは給与明細には記載されていないが月末に「名誉手当(Prime d'honneur)」といわれている手当を支給されており、国民衛兵隊にも支給するよう要求した模様。

(2)威嚇発砲は数分続き終了したとも(仏国際放送RFI)、断続的に深夜まで続いたとする(ロイター)報道がある。不満兵士は接収したバスを使って隣接する大道路を封鎖し、当該駐屯地周辺は交通に混乱が生じたが、負傷者は発生していない模様。

(3)政府報道官はRFIのインタビューで「個別に対応するのではなく、社会全体の安定のために政府が一丸となって動き対話を進めている。現時点で軍の指揮系統に沿って吸い上げている要求以外は承知していない。」と述べた。

2.中・高等学校等教員のストライキ
(1)23日(月)、中・高校教員は待遇改善を要求して3日間のストライキに入った。労組によると、教員の搾取、学級あたりの過剰な生徒数などの問題を糾弾し、実現されていない昇給の実施、特殊手当、住居手当、バカロレア等の各種試験の実施手当の増額を要求している。

(2)23日(月)、ストライキが続くことによって学年末の各種試験が実施されないと、今学年は白紙とされること(annee blnache)を恐れた中高生が,教員への支持を示すために中高等教育省(省内のいくつかの椅子、机等を道路にもちだし焼き払う象徴的な示威行動あり)、首相府に集まった他,報道によると数千人の生徒がデモ行進した模様。

(3)政府報道官は、中高校生の進路を質にストを打った教員組合の態度は誠に残念であるが、24日に首相、中高等教育相が教員代表と会見し、早期解決に向け対話する旨述べた。

(4)報道によると、24日(火)も同様に、ワガドゥグ市、ボボ・デュラッソ市、ワイグヤ市、カヤ市、クドゥグ市、ガウア市で、教員を支持する生徒達数百人によるデモ行進が行われ、特にガウア市ではCDP事務所が焼き討ちされるなどの示威行動があった模様。

****5月25日付*****
24日(火)、ティアオ首相、ウエドラオゴ中高等教育相、ベンベンバ財務・経済相は、中等教育機関教員労組代表との中高等教育機関教員の待遇改善等に関する協議を行い、中高校生代表と会談したところ、報道等取り纏めは以下のとおりです。なお、教員労組の要求はほぼ聞き入れられ、授業は遅くとも来週初め30日から再開される見通しとなりました。

1.中等教育機関教員労組代表との協議
(1)教員労組代表は協議後のインタビューで、協議は終結していないが、前進があったと述べた。具体的には以下の4点。
 ア.教員の各種手当て増額
 原則合意し、実施にあたっての技術的側面を検討。中高等教育相は、緊急対策案で示された質・量の両面での改善を実現するとの首相の約束を強調した。

イ.昇給
 労組側は、政府の公務員全般にわたる昇給の実現の公約を信じていると述べた。

ウ.教育参与(conseiller pedagogique)の給与体系改正
 首相は、労組側の主張の正当性を認め、直ちに新たな給与体系の作成を指示した。

エ.学級あたりの過剰な生徒数の改善
 両者は長期的に対応する必要があるとの認識を共有。どのように学級当り生徒数削減を実現できるかを政府側が真剣に検討することを期待。

(2)政府側は25日(水)からの授業再開を要請したが、労組側は政府の正式な提案は26日(木)となるであろうことから、「この提示を組合代表で議論し正式に決定したい、遅くとも来週30日(月)には授業を再開可能である」と述べた。

2.首相他と中高校生代表との会談
 (1)中等教育機関教員労組代表との協議終了後、首相は生徒代表と会談し、遅くとも30日(月)には授業再開となること、ジュスタン=ゾンゴ(警察官から暴行を受けたクドゥグ市の学生。同人の死因が病死であると発表されたことが今次社会騒動の発端となった)の裁判は遅くとも7月15日には開始されることを伝えた。

 (2)生徒代表は授業再開、ジュスタン=ゾンゴの裁判の開始発表につき満足していると述べた。他方、23日(月)のデモで中高等教育省の機材(机、椅子など)を焼き払ったのは生徒達ではなく、デモに紛れ込んだ不届き者の仕業であると述べた。

3.教員・生徒の地方でのデモ等
  24日(火)、ワイグヤ市、クドゥグ市、ガウア市等の地方都市でも待遇改善のための教員の座り込み、生徒のデモ活動があり、ガウア市では生徒が与党CDP事務所を焼き討ち、大統領滞在用住居で略奪を行った他,ワイグヤ市では負傷者が2名出た模様。

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