人生儀礼1

昨日は結婚式、今日は葬儀に参加。二日で二つの人生儀礼に立ち会った。


まずは結婚式。知人の娘さんの結婚式だった。これまでも数回の結婚式に参加しているが、だいたい「市役所(ブルキナファソの結婚宣誓は市役所で行われる)→教会→家」というルートをたどるが、今回は初めて貸し会場で行われた。


知人は憲兵隊で、ちょっと裕福なレベルの生活をしている、と見えていた。貸家も何軒かあったり、お子さんも大学まで行っている。上流階級に属する人だろう。で…


なんと、会場は500人ほどが入る場所で、我々が陣取った後方の座席からは、雛段の人の顔が全く判別不能…

そして、なんと、ブルキナファソのトップ歌手(だろうと思う…)が4人も招かれて、1曲ずつ興じる…たぶん日本だと、細川たかしと小林幸子と槇原敬之と後一人思い浮かばないが、大体そんな感じだ。ダイジェスト版紅白みたい…

料理も普通は、リ・グラ(Riz Gras油飯)、サラダ、鶏肉、フライドポテトあたりと決まっているが、今回はこれにさらに伝統料理数品が加わる。

聞けば、旦那さんの方はよくわからなかった(新婦側の席だったため)が、お嬢さんの方は銀行勤めだとか。この辺の「格」は相当こだわるはずだし、これだけの会場を借りて歌手を呼び…とできる家柄だとすると、まあ、中途半端なところにはいまい。

いろんな結婚式があっていいわけだけど、妙に少し前のティピカルな日本の結婚式を見るようで、複雑な気分になった。出入り自由で、隣近所の人が手伝って、わけのわからない兄ちゃんがタイコを叩きまくって…という手作り感のある結婚式が妙に遠くに行ってしまったような感覚に襲われた。

まあ、それでも、エリートのお二人の結婚。どんな結婚式であれ、この国を背負う跡取りをたくさん作って、幸せな結婚生活を送られることを祈って…


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