子ども学と子育てVol3



201605貴一朗と私

貴一朗もそろそろ4か月。

ここのところの変化といえば、まず、発声する音の数が格段に増えたこと。「エ」の音が難しかったのだけど、最近、「アエ」という音を発声できるようになった。そして、この時期の子どもが、どれほど音と意味がリンクしているのかわからないけど、「ング」「アグ」という音が賛意や心地よさなどを示しているのではないか…と。これは、貴一朗が大好きなお風呂で「ング?」と問いかけると、多くの場合に彼が復唱し、そして、笑うことから推測した。「ニコニコ」という言葉も、機嫌のよい朝の段階では、必ず反応する。

少し無機質に観察したことを書いてみたけど、なんか嫌な感じだな。

ともあれ、こんな発声やコミュニケーションの変化の外にも、握力が強くなって、いろんなものを握れるようになったり、足をバタバタさせる力がついて、自分の体が足の力で動くようになった。そして、オムツの大きさがワンサイズ大きくなった。この一か月、顔や体の湿疹がだいぶよくなり、おへその膿も出て、さらに大きくなった。元気に、すくすくと。本当にありがたい。

機嫌の悪い夕方。僕が帰ると、ほぼ必ず泣いているのだけど、僕は貴一朗の泣き顔はとても好き。この前も書いたけど、思う存分泣くといい、と思う。泣いているときに吐く少し乳臭い息を僕はたっぷりと吸い込み、彼の存在を確かめる。そして、お風呂に入れると、さっきまでの泣き顔は、恍惚の放心状態に変わる。話しかければ、時に「ング」と答える。一日の疲れは彼の「ング」で解消する(ということはないか…)。もちろん、ほんの少しずつだけど、毎日何かが変わっていく。そのことを感じられる幸せ。もし、子ども学の研究者がこれを感じられれるのなら、とても幸せな職業だ。


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