西条セミナー①

もう10日ほど過ぎてしまったが、所内のイベントで愛媛県西条市に1週間ほど滞在した。当初はいくつかの大学に声をかけて大学生を中心として、地球研や愛媛大学などの知見をシェアしようという(たぶんそんな)企画。

数年前から尾道に伺うようになって、急に瀬戸内とのつながりが出てきたのだけど、今回の西条訪問も瀬戸内探索の一ページになった。

宿泊をしたのは、西条自然の家。山本さんという、元学芸員の方が責任者を務めている。伊予西条の駅を降り、車で山道を約30分ほど走ったところにある。途中には加茂川が流れ、その川沿いに黒瀬ダムがある。


9月とは言え、まだまだ緑は濃い。そして、(写真では出ていないが)清流は蒼い。川の水の蒼さは、後の聞くところによると、この付近の銅山に関係しているという。緑青というやつだ。なので、水は澄んでいるが、「飲まない方がよい」とのこと。


自然の家は石鎚に続く山間部の小さな集落の中にある。100数十年前にできた小学校、昭和63年に閉校になってそこに行政が介入してできた。建物もロケーションもとても雰囲気がある。建物の横には実に美しい清流が流れ、岸から見ても魚影が見えるほど。一緒に行ったボスによれば、アユやらイワナやらが獲れるらしい。


そして、夜は毎日のようにたき火を起こす。みんなで一杯やりながら静かに語る。大学生2人がいじられ、研究の話や将来の話を、寒くなるまで語り合う。

その他のアクティビティもいろいろ。地球研グループはいくつかの高校に分かれて講演会をこなしたが、その間、大学生や空いているメンバーはコンニャクを作ったり、竹細工を作ったり。失ってしまった僕らの祖先の業を学んだ。

まだまだ写真があるので、また機会があればこの続きを。


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