2011年4月9日土曜日

ブルキナファソの政情(2011.4)

日本が地震で揺れている間、アフリカの政治も大きく揺れていた。地震のおかげで日本にあるアフリカ諸国の大使館が機能しなくなっているし、ブルキナファソの現状もなかなか情報が得にくい。Twitterでも断片的に現地メディアが報じていたが、このデモ、暴動の原因が何だったか、なかなか知ることが難しかった。何人かから問い合わせを受けたので、こちらに知人からの私信を少しアレンジして現状報告。

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3月下旬にかけ、ワガドゥグのみならずバンフォラ、ガウア、ファダ・ングルマなどで軍人によるデモが行われた。実弾を使った威嚇射撃が数日間続き、3月30日より4日間夜間外出禁止令が発令した。そのため、エールフランス等各航空会社も便の欠航や変更を余儀なくされた。しかし、現在は大統領と軍で話し合いが決着し、街は落ち着きを取り戻しつつある。

ただ、8日に全国規模でのデモが呼びかけられており、これは軍のデモとは別件で、以前から予定されていたもの。このデモの目的は物価高騰に対するもので、労働組合は学生や商人、失業者、労働者など幅広くデモへの参加を呼びかけている。平和的に行われるかどうかは疑わしく、関係各所が注目しているところである。

また、軍人によるデモで性的暴行の罪で刑務所に拘束されていた軍人が開放されたり、暴動に発展しワガドゥグの商店がいくつか襲われ、根こそぎ商品を奪われたり、裁判所が砲撃対象になったり、法関係者のフラストレーションも溜まっているように思われる。3月に起こったゾンゴ事件(学生が警察に拘束され、拘置所で死亡した事件。1998年のジャーナリスト殺傷事件とは別件だと思われる。)も根本的な解決がなされないまま今に至っており、まだ発端地であるクドゥグでは学校も再開されていない状況だ。
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おそらく、リビア、チュニジアあたりの民主化要求運動とは一線を画しているのだと思うが(実にくだらない理由で軍隊が動いている)、いずれにしても、いつもより行動には注意が必要、と言ったところか。

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