ふたつの日常

しかし、日本は寒い。乾期の寒冷期と酷暑期の間から、雪の日本へ。気温差40度近い。

ブルキナファソでは日差しを避け、日本では日の光を求める。寝る間際、数日前まで日中の日差しを吸い込んで熱を孕む壁を避けていたのに、今は壁の冷たさを避けるように壁から離れて寝る。

当たり前のことだが、こういう小さなことで自分がどこにいるのか、体が感じとって環境に適応していく。

こんな生活をしていたら、そのうち、どちらが自分の日常(ホーム)なのかがよくわからなくなる。しかし、きっと、誰でもそうなんだろうなと思う。たまたま僕の場合は、顕著に異なる2つの環境の間を出入りしているだけで、ひとつの社会の中で生まれてから死ぬまで…などという人は、この時代、それほど多くはないのではないか。それは、たとえ、どんなに交通手段の発達していないところであっても。

しばらくはこちらの日常。寒さも楽しまねば。

コメント

  1. 無事帰国、お喜び申し上げます。この土曜日は京大のアフリカ研の島田周平さんの講演会にいきます。アフリカの農業の話です。ところで日本ではインフルエンザ、はやっています。ご注意のほどを。

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  2. >tsujiさん
    どうもありがとうございます。
    ブログ、拝見しました。ずいぶん充実した講話だったようですね。島田先生のお話も非常に共感する部分多いです。是非、そのうち私も行きたいものです。
    ちなみに、Eさん、向こうで噂は聞きました。こちらからも連絡とってみようかと思います。

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