2010年12月7日火曜日

コートジボアール大統領選

ブルキナファソの大統領選の翌週に行われた隣国コートジボアール(CI)の大統領選挙、ブルキナファソの大統領選挙が牧歌的に見えてしまうほど、危険な状況にある。

日々、友人と会うとCIの大統領選の情報交換になる。国境が閉鎖されたとか開いたとか、首都で暴力がおこり始めた、とか、真偽が定かでないような話が飛び交う。私たちも混乱しているのだ。そして、一方で、「牧歌的に」選ばれたブルキナファソのコンパオレ大統領のしたたかさが浮き彫りになる。

そもそも、CIの属国的な立場に見られたモシ台地を中心とするこの国。どうも、コンパオレ大統領以降、ずいぶんリスクヘッジを進めてきた。もちろん、その背景には、CIの発展の立役者、故ウフエ・ボワニ元CI大統領の死去によるCI自体の混乱、そして内戦、凋落があり、CIがもはや西アフリカ、フランコフォン諸国の盟主ではありえなくなったり、ナイジェリアやガーナの順調な発展、さらに、ベナンやトーゴの安定した(多少迷走しながらも)政治状況など、さまざまな状況があったのだと思う。もはや、独立以来続いたCIの後背地としてのブルキナファソの位置づけはない。

その証拠に、昨日会った、企業家C氏は実に余裕があり、隣国の大混乱が他人事だ。CIがダメになってもブルキナファソには大した影響はない、と言い放つ。そして、別の友人は、また以前のように、難民が出たりなんてことはないだろうか、という問いかけに、CIにいるやつはいるし、帰ってくる奴は帰ってくるだろう、まあ、ブルキナには仕事もないからね~、と笑い飛ばす。

こうした、ブルキナファソ庶民の無関心ともとれるような反応は、CIを混乱に貶めている張本人に自分がやっていることのアホらしさ、無益さとして評価されているということが届くだろうか。飛び交う報道に反して、もはや、あなたのやっていることはそんなに注目されていないのだ、という…

その中で、在CI日本大使の岡村氏のブログ上での発言は注目に値する。

http://blog.goo.ne.jp/zoge1

おそらく、岡村氏が綴る外交の最前線を、外務省は苦々しく見ているのだろうが、混乱した現場での決断のむずかしさを伝えている。

とにもかくにも、これ以上最悪のシナリオをたどらないように、祈りつつ…

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