2017年3月22日水曜日

フィジー調査 その1

そう言えば、フィジー調査のことを何も書いていませんでした。楽しかったけど、決して地上の楽園ではなかったし、その意味では調査をするにはなかなか悪くないところでした。

早速「食」の話をしようと思いますが、その前に、この国は、決して「途上国」などではなく、すでに僕らと同じくらいの生活水準があって、モノの値段もそれほど変わらないところだということは踏まえておきたいと思います。

さて、フィジーをはじめとする太平洋諸島では、ロボroboという料理が代表的。いくつかのサイトを見比べてみると、

・土を掘って作った穴に焼き石を入れて、そこにバナナの葉を曳き、タロやキャッサバ、肉や魚を入れて土をかけて蒸し焼きにした料理
・日常食ではなく、もてなしのための非日常食であること

という特徴がありそうで、滞在中にしょっちゅう食べられるものではなさそう…という程度の認識しかありませんでした。最終的に、ロボだったのが、3回。それぞれ、「ロボですよ」という紹介があったものです。

最初の機会は到着初日にいきなり訪れるのですが、大学の先生のお宅でお呼ばれして、そこでいただきました。もちろん、少なくとも中流の上の方で、都市、ということで、これが一番品数の多い、リッチなロボでした。魚(たぶんコブダイ)のココナツミルクソースがけ、豚肉の蒸し焼き、鶏肉のカレー炒め、チャパティ、サラダ、イモ(キャッサバ、サツマイモ、タロ、ヤム)、そして、その後何度か食べることになる海ブドウ…

それぞれココナツが効いていて、コク深い、思いのほか繊細な料理の数々。初日から大満足でした。
Joeli先生宅にて(20170303)
それから2日。ビティレブ島の東端のCautata(「ザウタタ」と読む)へ。ここは漁村でお世話になったお宅もやはり漁師さんの家。さすがに漁師さんのお宅で、イモ類、タロの葉(これの名前を忘れた…かなり気に入ったのに)以外はすべて魚、魚、魚。中でも、カサゴが最も旨い魚とされているとのこと。そして、面白いのが、ココナツミルクの魚出汁割。料理にかけても、そのまま飲んでもよいそうで、確かに、どの料理にもよく合う。個人的には、イモを手で少しマッシュしてそれをつけて食べるとうまさ倍増。焼き芋に牛乳の要領ですね。


Cautata村にて20170305
3回目のロボは、今回のメイン調査地のNavala(ナバラ)村にて。 この村は海から40㎞から50㎞ほど内陸に入ったところ。最近、電気が通ったようで、おそらくは冷蔵保存がまだあまり普及していない地域だからだろうか、魚は全くなし。その代り、卵や野菜が中心のロボ。コメがたんまり出たのが印象的でした。ここに向かう途中にほんの少し水田を見ましたが、おそらくはインド人のもの。しかし、水資源と気温は間違いなくコメ向きだから、どこかで作っているかもしれません。そして、傑作だったのは、ナスにインスタントラーメンを詰めたラザニアのような料理。最近のものなのでしょうが、これはメシが進む。「伝統的」な料理も食べたいけど、こういうブリコラージュな料理もなかなか面白い。

Navala村にて20170309
こんなわけで1週間で3回ロボにありつきました。想像していた、豚とイモの蒸し焼き、というのは一度もありませんでしたが、基本的に大皿のもてなし料理、というくくりで理解できそうです。ティピカルな豚とイモ、というのも一度食べてみたいですが、この3回、それぞれおいしくいただきました。


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