司馬遼太郎1971(2008)『街道をゆく1 湖西のみち、甲州街道、長州街道』朝日新聞出版


数年前から心を入れ替えて日本のことを学ぶべく、宮本常一を中心に日本民俗学の本をことあるごとに購入しては読むようにしている。多くの記述にうる覚えの風景がくっつくので、なかなか面白く勉強できている。

宮本常一や柳田國男、その他民俗学者の本はまだまだあるのだけど、電車の中や寝る前のちょっとした時間に気軽に読めて、シリーズもの、と思って探していると、民俗学者ではないが、司馬遼太郎のこのシリーズがあることを思い出し、試しに1冊購入した。

この巻は湖西、甲州街道、長州路のほか、大和の路なども収められている。山口はよく知らないし、甲州街道も新宿の辺りしか知らない、湖西も途中までしか知らないし(自宅の山を隔てた向こうなのだけど)…読み進めていくと、この企画自体が風の向くまま、忙しかったであろう、司馬遼太郎の時間の合間に、お友達とフラフラ、書いていることも歴史に飛んだり、食べ物に飛んだり、司馬遼太郎自身の子ども時分の話に飛んだり。かといって、情報量はさすが司馬遼太郎でそれなりだ。気楽に読むには実にいい本を見つけた、と喜んでいる。

そして、40巻ほどのシリーズだけど、結構な巻がアマゾンで1円というのも魅力的。とりあえずこの巻を読み終わってから5巻まで購入。


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