2015年1月7日水曜日

ブルキナファソの政変②-a デモ行進前夜(改訂版1)

ブルキナファソでの研究仲間の中尾世治さんから情報提供をいただきましたので、昨日アップした記事を改訂します。

10月21日(火)
「臨時閣議において政府が憲法第37条改正のための国民投票実施にかかる法案を国民議会に提出することを決定」(在ブルキナファソ日本大使館、10月22日発表)した。これに対し、野党系の議員(特にAblassé Ouedraogo氏。その他、聞き取りによれば、Zéphirin Diabré, Roch Marc Christian Kaboré, Salif Diallo, Hama Arba Diallo等も)によって、10月28日に「ブルキナファソ全土における抗議のためのデモ行進及び集会を行う」(同上、http://burkina24.com/2014/10/21/ablasse-ouedraogo-lopposition-fera-tout-pour-faire-capoter-cette-initiative/, 2015/1/5閲覧)呼びかけがなされる。
(日本大使館はこの時点で「外出注意」を促す)



1021日午後に、13の市民団体(organisations de la société civile)が会合を開き、憲法改正反対の声明を出す。
参加団体は以下。
1- Mouvement 21 (M21)
2- Réseau d’action pour la démocratie (RAD)
3- Collectif anti-référendum (CAR)
4- Coordination des organisations de la société civile (COSCA)
5- Balai citoyen
6- Mouvement ça suffit
7- AOPS
8- Association prendre son envol
9- Le Front de résistance citoyenne
10- Délégués des cités universitaires
11- Association Somkiéta
12- PPNKS
13- AEP


10月22日(月)
・Zéphirin Diabré氏(野党連合(?)のリーダー)が臨時閣議決定を「憲法のクーデタun coup d'Etat constitutionnel」と評価し、コンパオレの画策を止めるよう呼びかける。
(http://burkina24.com/2014/10/22/contre-le-referendum-une-journee-nationale-de-protestation-le-mardi-28-octobre/, 2015/1/5閲覧)
・ウェブニュース「Burkina24」に今回の憲法改正計画が公表される。上記37条を、「1度再選可能」⇒「2度再選可能」とし、最大15年の任期に延ばそうとしていること、また、憲法165条(憲法改正要件に関する条項)に「大統領任期の期間と(か)再選回数に関するもの」を付け加えるとしているとした。
(http://burkina24.com/2014/10/22/modification-de-larticle-37-le-text-du-projet-du-loi/, 2015/1/5閲覧)
・10月21日夜間にすでに一部の若者たちが抵抗運動を開始した、という報道がある。
(http://burkina24.com/2014/10/22/ouagadougou-des-jeunes-manifestent-spontanement-contre-le-referendum/, 2015/1/5閲覧)

10月23日(火)
ワガドゥグ北東部のKossodo街区でデモがあり、一部道路を封鎖した。
 なお、後日の報道では、このデモは自発的なものだとされる。

 同日午後、ワガドゥグのLe pont John Kennedy, à Tanghinで国民投票に反対する自発的なデモが生じ、一部道路を封鎖した。


10月24日(水)
1024日午前、市民団体のLe Balai Citoyenrond-point sur l’Avenue Tânsoba Kiema (non loin de l’agence SONABEL de la ZAD)を封鎖し、国民投票に反対するデモを行った。これは1021日の野党系議員のアピールに続いたものであると報道されている。
 同日、ワガドゥグから東に10時間ほどのNiokoで若者たちが道路を封鎖し、デモを行う。
 同日、ボボ・ジュラソでもデモがおこなわれた。なお、報道からは主催者不明。


10月25日(木)
特に動きなし

10月24日(金)
ブルキナファソ内の17のNGOが
(http://burkina24.com/201410/24/burkina-17-organizations-de-la-societe-civile-creent-le-comite-de-soutien-au-referendum/, 20141111閲覧)
日本大使館は28日、29日、30日の外出禁止を在ブルキナ日本人に対して通達。

10月25日(土)
・サンカリスト(サンカラ元大統領支持者*)政党が同盟を組み、l'Union pour la Renaissance Démocratique / Mouvement Sankariste (URD/MS)を設立。
(http://burkina24.com/2014/10/27/burkina-faso-une-autre-union-dans-les-rangs-des-sankaristes/, 20150115閲覧)

*サンカラ元大統領は、1984年に革命政権を樹立。この際の腹心としてブレーズ・コンパオレ前大統領が大きな役割を果たしたものの、1987年のクーデタではコンパオレ前大統領により殺害された。

10月26日(日)
特に動きなし

10月27日(月)
・女性組合が憲法改定に反対してワガドゥグ市中心部でデモ行進を行う。
(http://burkina24.com/2014/10/27/burkina-des-spatules-contre-la-revision-de-la-constitution/, 20150115閲覧)
・国民投票の是非を問う国民議会での議決の時間が30日16時から30日10時に変更される。
(http://burkina24.com/2014/10/28/article-37-le-vote-du-projet-de-loi-ramene-a-10h-le-30-octobre/, 20150115閲覧)
・午前9時頃120万人とも言われる人びとが「国民広場Place de Nation」に押し寄せる。反対派のZéphirine Diabré氏は「今日のデモは大成功だった。これが最後通告。今まさに粉砕すべき場所を通過したのだ(Maintenant, ça passe ou ça casse)」とし、コンパオレ政権に対してけん制した。そして民衆に対しては、「変化は、今か永遠にないか、どちらかだ。Le changement, c'est maintenant ou jamais)」と呼びかけ、30日午前中となった議決次第では最終手段をとるべく呼びかけた。デモの最後にDiabré氏は、彼らに対する闘い(主張)、彼らの(政権)運用に対する反対意見はすでに伝わっただろう、と述べた。しかし、民衆は、「今日はもう帰らないぞ!国民議会に行こう!」と示し合わせ多くの人が国民議会に向かった。
☆私の聞き取りでは、29日から30日にかけて「国連ロンポワンRond-point Nations Unis」での泊りがけでの座り込みが行われたことは確認できたが、27日に既にこうしたことが行われていたらしい。
・また、こうした騒乱はボボ・ディウラッソ、カヤ、ワヒグヤなどの地方都市でも発生した。
(http://burkina24.com/2014/10/28/zephirin-diabre-maintenant-ca-passe-ou-ca-casse/, 20150115閲覧)

日本大使館からの通達。
1. 10月28日(火)の8:00~10:00までの間、野党によるデモ行進及び集会が予定されており、デモ隊は8:00に国民広場に集合し、教会、BCB、国連広場を通り、国民広場に戻る四角形のルートでデモ行進を行う模様。…
2. 10月29日(水)の6:00~15:00の予定で、生活費高等に反対する同盟主催のデモ行進が、28日の野党が更新したルートを逆回りに、デモ行進を行う模様…
3. 10月30日(木)には国民投票実施にかかる法案の採決を阻止するため、野党による国民議会議事堂前の座り込みが行われる模様です。また、国民議会議事堂は早朝から警察による取締りが開始され、厳重な警備体制に入る模様です。

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