「覚悟」の研究会

金曜日、土曜日と連ちゃんの研究会。金曜日は、前回のブログで書いたように、僕の発表。今後の研究課題を軽く揉んでもらったもので、土曜日は、まるはち人類学研究会。おかげさまで1年を迎えた。

1年の区切りのこの研究会、ある意味「区切り」にふさわしい発表だった。殊に、僕の同期の発表は、少なくとも、しばらくの間はこれで最後。そう。彼女はこれを最後に一旦研究の世界を離れる。一緒に入学したのが6年前。かなりの時間を一緒に過ごしているから、老けた(僕?)とか、外見的な変化はよくわからないけど、紆余曲折しながらずいぶん頑張ったんだな、と思った。

「覚悟」、やけっぱちな心持ではなく、十分にすべてのリスクを取り払ったうえでの勇気ある行動、これが今回の研究会の彼女の評価だ。

彼女はアフリカンダンスのダンサーであり、その仲間をフィールドワークする研究者でもある。「他者=被調査者」と「研究者」たる彼女の間で、限りなく「他者」に近い立場をとった彼女はある時は非常に苦しい立場に立っていたと思う。しかし、今回、彼女は、なんと、自分と「他者」を「他者」の目の前で語りきり、ともに最高のダンスを披露した。

なんかよかったなー、と思った。彼女のここでの舞台はとりあえず幕引き。同期として、いつかまた机を並べ、議論をしたいと思うけど、それはイッシャーラー。次に彼女に用意される舞台がどのようなものか、僕にはわからないけど、今以上に生き生きと舞える最高の舞台になるように。楽しみだ。

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