フルベの村が襲撃される(2019年1月1日)

昨日のブルキナファソの非常事態宣言に続き、おそらく関連すると思われるニュースをもう一つ。

2019年1月1日、マリ政府はマリ中部のフルベの村に住む37人の市民が殺害されたことを発表した。

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*****France24の記事の意訳*****
政府発表によると、37名が殺害されたのは、モプチ州バンカス・セルクルのクロゴン・ハベ・コミューンのコロゴンという村で、水曜日の夕方に伝統的なドゾ*の衣装を来て武装された数名が押し入って発砲したとされる。村に住む遊牧フルベのアッライ・ヤタラ氏は「早朝我々を襲ったのは、10名ほどの民兵だった。彼らは完全に武装されており、ドゾの伝統的衣装を着ていた。我々の村長のムッサ・ディアロはその攻撃の後死体で見つかった。そして、彼らの家族も一人の少女と老女が殺害された」と述べる。

これらの事件は、伝統的遊牧民のフルベと農耕民のバンバラ、ドゴンの間に起こったもので、4年間にわたってジハーディスト・グループの首領アマドゥ・クファによって引き起こされた。この紛争で、2018年には双方のコミュニティで500名の死者を出し、最終的にアマドゥ・クファはマリ正規軍によって殺害された。

マリ北部は、2012年3月-4月にジハーディストの手に落ち、2013年1月のフランス軍の介入により北部に追いやられたが、こうした紛争はこの地域で持続しただけでなく、中部、南部マリに伝染した。そしてそれは、ブルキナファソやニジェールにも。

*フルベからドゴンを守る伝統的「狩人」が”ドゾDozo”として知られる。つまり、ジハーディストに対抗する二つのコミュニティの関係性の悪化のために起こった紛争だと言えるだろう。
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お茶好きでお客好き。好奇心が強くて、身軽に様々なところを飛び回る。僕のフルベの印象だ。個人レベルでの印象ともっと大きな枠組みの印象は大きく異なるのだけど、年末にブルキナファソで起こったフルベの村の襲撃事件は、大いに関わっていることを想起させる。そうであって欲しくないとは思うが、地続きのアフリカ大陸内での出来事。あまり楽観的に見ることができない。この暴力の連鎖は複雑でわけがわからない。そして、メカニズムを紐解いたところで、残念ながら有効な策がとれるかもよくわからないのが現状だ。

[引用ソース]
France24(AFP at Reuters, 2019年1月1日)
https://www.france24.com/fr/20190101-morts-attaque-centre-mali-village-peul-mopti-dozos?fbclid=IwAR1FkyaFutP_5Ds4dUoFag_S-cnpJXWCaM0N3Iqgs4So8ibtnF71zblpvFQ&ref=fb_i



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