大晦日に。
2013年もあと8時間ほど。大晦日も元旦も365分の1…なはずなのに、嫌でも「年の瀬」感を覚える。街に出れば打っているものが違うし、家にいてもやることはいつもと違う。 まだ一つ仕事が終わっていないのだけど、朝から買い物に出たり、年賀状を書いたり(今年は元旦配達は早々に諦めた…)、やっぱり落ち着かず、残りの仕事を終わらせようと心に決めつつ、年末も謳歌している。 研究所に就職して2年目。今年の年頭の誓いは全く実行されなかったのだけど、その礎は多少なり進展があった。一昨年から頑張って関わりだした「アフリカ子ども学」は学会誌2誌に報告を載せたし、懸案の論文の投稿もした。「西アフリカのイスラーム」、「宗教組織の経営」などいくつかの研究会も順調に進んで、来年以降に希望を膨らませることができたし、プロジェクトの研究もほんの少しではあったけど新たな展開が見えてきた。 やりたいことはあるのに、大概のことを人に締め切りをきめてもらえないと進められない、という怠惰な性格はどうも治りそうにないけど、今のところ来年もそこそこ忙しくさせて頂けそうだ。どうも来年は「迷わず」の年齢、もう一つの区切りとして「前厄」になるらしい。迷っている暇も、余計な厄に躓いている余裕もない。 何度かあった高校の元同期(僕には同期が二つある)、まったくの同い年の旧友たちの顔を見ていると、みんなそんな年代らしいことが今年はよく分かった、というのも今年の収穫だ。なんとなく人並を知った。きっと気楽な研究稼業の僕などよりもよほど大きなプレッシャーに曝されながら生きているに違いない。そんな年代なのだ、ということを認識した。 大晦日も元旦も1年の約0.3%の時間。ケジメを付けるだけの時間にしてはもったいない。今日、明日と、2014年の展望をもう少し考えてみたい。 ともあれ。本年も大変お世話になりました。今年はこのブログもだいぶ読者が増えて、少し気を付けて文章を書くようにしました。内容もあんまり気楽に自分のことばかりではなくて、研究会とか、映画とか小説のこととか、多少なり有益な情報を書くようにしました。それでも、文芸関係の記事については、周辺的な情報を調べることはしなかったですし、単なる感想にとどまったように思います。このブログももう少し進化させねばな…とも思っています。そんなわけで、来年もこれくらいの頻度...