tag:blogger.com,1999:blog-31238011695175630732024-03-19T11:14:00.597+09:00赤提灯 ~俺とアフリカとドラゴンズ~ホームページ:http://shimizujbfa.wix.com/shimizupage開設しました。西アフリカのこと、読んだ本、観た映画のことを中心に。
そして、2016年に生まれた貴一朗のことも。
(写真はブルキナファソのレラの民家の屋内炊事場)Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.comBlogger892125tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-85689481936074457082024-03-15T12:02:00.001+09:002024-03-15T12:02:38.279+09:00トルコ①:「オキシデント」担当者<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiuL-Ax7k4kEzaOqGt6DMznN4-iwbetAA5r6WHYfyfRpq_ggi-MWAwKdbxrCDyv5D5HriDQ4T2gX-jPRzKCyUe7vRL-upZ9WQChhmLM3o70yf3s-uXtkcOSQ4nuAniuisLDl9hnzUsf3R0ypwQ2mSpTOvBLJDxj7oRD0qtoEf-Lu127DchlacImUe5CDpo" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="851" data-original-width="852" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiuL-Ax7k4kEzaOqGt6DMznN4-iwbetAA5r6WHYfyfRpq_ggi-MWAwKdbxrCDyv5D5HriDQ4T2gX-jPRzKCyUe7vRL-upZ9WQChhmLM3o70yf3s-uXtkcOSQ4nuAniuisLDl9hnzUsf3R0ypwQ2mSpTOvBLJDxj7oRD0qtoEf-Lu127DchlacImUe5CDpo=w640-h640" width="640" /></a></div>今さらですが、私はアフリカ地域研究を専門としています。現職に着任した際も、ゴリゴリのアフリカ担当として、他の地域のことは知らない、という色がついていて、学生の海外フィールドワークの担当もセネガルのみが私のテリトリー。なかなか心地よいものでした。<p></p><p>ところが、同僚の異動のことなどがあり、2023年よりトルコも私の担当に。担当できる人を消去法的に選んでいくと、イスラームのことだったり、西の方だったりという理由で私しかいなかった。ほかにもヨーロッパをご専門にされているお二人も共同担当ということになってはいるのですが。</p><p>とにかく担当になってしまったので、後付けでも勉強するしかありません。まずは、学生の興味関心を聞きながら、私も勉強する、というスタンスで一緒になって本を読んだり、人の話を聞いたり、ということをしていくつもりです。さすがに、今から専門家になるのは難しいとしても、ある程度の知識は蓄えていこうと思います。</p><p>まずは、ブログ上で少しずつノートを作っていこうと思います。長い間、世界の中心にあり、地理的にもアフリカに近いところ。さらには、イスラームの地域でもあり、これまでのアフリカ研究に厚みが出るのは間違いないありません。</p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-77729747664525372902024-03-09T06:20:00.006+09:002024-03-18T20:59:45.372+09:00【ブルキナファソ調査】国旗の意味するもの<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg3QslPOxYrJ0ZMsTtdjYR4LFIhS7Llepb0AHJAHBLISgGUVyUeBirnEPdHx3S2ltxz27SVtlb9J6SVmPKLKmYve0ZqOoaUA4YjV-Y4xlBsCaXbCNe38niA_xhhuEPlDfJ6gACPUPQJV2ecWYXtea5clMLC4ViYXCMWAWCTI3VHD3StDabmLnXY-Yi8AvA" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3456" data-original-width="5184" height="426" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg3QslPOxYrJ0ZMsTtdjYR4LFIhS7Llepb0AHJAHBLISgGUVyUeBirnEPdHx3S2ltxz27SVtlb9J6SVmPKLKmYve0ZqOoaUA4YjV-Y4xlBsCaXbCNe38niA_xhhuEPlDfJ6gACPUPQJV2ecWYXtea5clMLC4ViYXCMWAWCTI3VHD3StDabmLnXY-Yi8AvA=w640-h426" width="640" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEirbWjbnUhnQangfJhjhAKHO46pQhSE9SwyoKYaLiBKnN-yCBBWxqv05en1F9c6TZS9u4ailUQ08EgPAUNp0a41R7U4CMXLolr3oO0fr9mxnb7a6N8WehTmyosjKx8Y3GggNzUmQxGlrJ1ZhcuZSn4MdxcBLk3pFEtYNhgnLfP1jupv-oWn2toeXs4eHG0" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3456" data-original-width="5184" height="426" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEirbWjbnUhnQangfJhjhAKHO46pQhSE9SwyoKYaLiBKnN-yCBBWxqv05en1F9c6TZS9u4ailUQ08EgPAUNp0a41R7U4CMXLolr3oO0fr9mxnb7a6N8WehTmyosjKx8Y3GggNzUmQxGlrJ1ZhcuZSn4MdxcBLk3pFEtYNhgnLfP1jupv-oWn2toeXs4eHG0=w640-h426" width="640" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEi7t9ifwvlRqsp5bBZMIYCD9r_F4qJ04XU3zj5GUYws3SVxw31SWU5-CPTjDKvQtspQheqMF-E_F5ArZBREd74-XHbG7ZRjfeeXKXk0ij7sO3go43agVQVghbxvrQmYY1ZFNfgfK2hz1rba0Pb1BR-wYtKIqYuKmfOHSCapkrM1m788GADb-GJpPdyzcwg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3456" data-original-width="5184" height="426" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEi7t9ifwvlRqsp5bBZMIYCD9r_F4qJ04XU3zj5GUYws3SVxw31SWU5-CPTjDKvQtspQheqMF-E_F5ArZBREd74-XHbG7ZRjfeeXKXk0ij7sO3go43agVQVghbxvrQmYY1ZFNfgfK2hz1rba0Pb1BR-wYtKIqYuKmfOHSCapkrM1m788GADb-GJpPdyzcwg=w640-h426" width="640" /></a></div><br /><p></p><p>2024年2月27日~3月4日までブルキナファソに滞在しました。前の投稿でビザのことを書きましたが、観光ビザの発給停止がどのようなことを意味しているのか、もしかすると、政治的な意味も含まれているのではないかと勘繰っています。</p><p>ワガドゥグの一部の店舗には国旗が据えられていることがあります。多くがブルキナファソの国旗なのですが、アメリカファッションの洋服屋には星条旗、フランスのトリコロールがかかっているところもしばしばみることがありました。</p><p>こうした国旗事情、2023年9月の前回滞在の時に大きな変化に気が付きました。星条旗やトリコロールが掲げられていた店の国旗の多くが、ロシア国旗に代わっていました。昨年時点では、「トリコロールを90度回転させたらロシア国旗になるだろ?」という冗談が通じたのですが、今回、一切のトリコロールが姿を消しました。NHKの報道でも、このことは言われています(関連記事にURLあります)。そして、ほとんどの交差点(ラウンドバウト)の中心には、マリ、ニジェール、ロシア、時に北朝鮮の国旗がはためいていました。</p><p>友人によれば、こうした交差点では、夕方になると若者たちがお茶を飲んでいるとか。確かに、炭の後やらお茶の箱やらがちらほらと見える。こんなところで何をしているのだろう…もしかしたら、新たな友好国の国旗に囲まれながら熱く政治を語っているのでしょうか。</p><p>街中からなくなったフランス、新たに増えるロシア、この流れは政治的なものだけでなく、私が調査をする人たちからもよく聞こえてきたものを象徴しているように思います。歴史的なフランスの所業、独立後も続いた支配、民衆の生活にもしばしば見え隠れするものでした。ただ、ここで注意しておかねばならないのが、交差点に掲げられている国旗に交じり、現大統領のトラオレの写真とそれを賞揚するテキストが掲げられていること。もしかすると、こうした関係性を可視化するため、一定の交差点の国旗は戦略的に用意されたものなのかもしれません。</p><p>フランスに代わり影響を強めていると言われるロシア、盟友のマリ、ニジェールとの連帯、北朝鮮の位置づけがいまいち見えてきませんが、こうした新たな関係はこの後、どのようになっていくのでしょうか。</p><p>【関連記事】</p><p>現代アフリカ地域研究センター</p><p>「<a href="https://www.tufs.ac.jp/asc/information/post-888.html">ブルキナファソがフランスとの防衛協定を破棄</a>」(2023年1月26日)</p><p>「<a href="https://www.tufs.ac.jp/asc/information/post-893.html" target="_blank">誰がブルキナファソの軍事政権を支えているのか</a>」(2023年2月18日)</p><p>NHK</p><p>「<a href="https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230927/k10014208131000.html" target="_blank">西アフリカで相次ぐフランス軍の撤退 忍び寄るロシア</a>」(2023年9月27日)</p><p>BBC News Japan </p><p>「<a href="https://www.bbc.com/japanese/66899790" target="_blank">フランス ニジェール駐留部隊を年内に撤退</a>」(2023年9月25日)</p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-75561165968529692702024-03-08T05:08:00.003+09:002024-03-08T05:08:56.851+09:00ブルキナファソのビザ(失敗談)<p>私の申請が遅かった…間違いないのだけど、Expressで申請したのにビザが、手元に送られてきたのは、それから1週間後のことでした。</p><p>出発前日、祝日、週末が続いたこともあり、ビザ未取得のままの出発が決定しました。</p><p>長年お世話になっている道祖神さんの担当者にアドバイスを仰ぎ、On arrivalでの取得を目指すことになりました。関門は日本でチケットが出るか、ブルキナファソでビザ発給されるか、と思われました。</p><p>第一関門は、「お金払ってるし、今まででちゃんと取れてるから大丈夫」と言ってなんとかごまかして通過してトルコに到着。</p><p>トランジットを終え、出国カウンターを通過して搭乗口に到着し、次の関門でのシュミレーションをしていました。</p><p>ところが…</p><p>搭乗口の係員からビザの有無を問われ、持っていない、というと、係員が確認を始める。嫌な雰囲気が漂い始める。事前に教えていただいていた<a href="https://www.timaticweb2.com/" target="_blank">Timatic</a>を確認し始めたので、日本でもそれを確認してもらって、申請は完了しているので、入国時に入手できると聞いている、とちょっとブラフを入れてみても、最終的に確認が取れないため、「搭乗不可」という結論になりました。<br /><br />そこから、ブルキナファソにいる大使館勤めの知人を通して、事情を説明し、サポートをお願いする。というのは、元々、ブルキナファソのビザは、大使館の領事の業務でしたが、2023年2月から申請方法が変わりE-Visaのみとなったためで、つまり、本国の警察の管轄となったので、現地での調整が必要なわけです。ビザ情報を書いておきますが、前回渡航の際に大使館にも問い合わせたところ、書類に不備があると、申請料は返還されない…とか、2023年2月から<a href="https://sites.google.com/site/burukinafasotaishikan/%E3%83%93%E3%82%B6%E7%AD%89%E6%83%85%E5%A0%B1?authuser=0" target="_blank">「観光ビザ」の発給</a>を停止しているとか、治安上の問題があるとは言え、旅行しにくくなりました。</p><p>閑話休題。その日はトルコ再入国も許されず、空港内のホテルに宿泊(×万円やられました…ものすごく高い)することにしました。ちょうど締め切りを過ぎた原稿があったので、そちらを仕上げる時間に充てることとし、ブルキナファソの友人づてで、大使館から警察に問い合わせてもらい(こうしたことは大変助かります)、朗報を待ちます。<br /><br />翌日、チェックアウトの時間ギリギリまで空港ホテルで過ごし、死ぬほど飯を食べ、最後の最後までメールをチェックしても、結局E-Visaは届かず、鬱々としながらサポートデスクに向かい、これまでの経緯を説明し、搭乗券の再発券を問い合わせました。すると、搭乗を許可する、と。「おっ!」と思うと、あれから現地の国境警察に問い合わせてくれており、申請が確認できたので、問題ない、とのこと。とりあえず着いてしまえば…最悪の場合、申請料をもう一度取られても入国は大丈夫、ということで、少し気分もよくなりました。<br /><br />しかし、それにしてもイスタンブールの空港内、至るものが高額で、ファストフードをセットで頼んだら3000円コース。その前日のトランジットの時にビールも飲んでやったのですが、なんと一杯2000円。ちなみにプリングルスが4.5ユーロなので、800円!😱とにかく、日本円に計算しだしてから何も買えなくなりました。<br /><br />再閑話休題。そのような訳で、何とか搭乗することができ、何とかワガドゥグへ。ワガドゥグのイミグレでネットにつなぎ、この日の夕方に無事にE-Visaをお送りいただいており(しかも個人アドレスから来ていたので、大使館の方が手をまわしてくれたのでしょう。感謝感謝。)、何とかこれ以上のダメージなく入国となりました。<br /><br />当たり前のことをちゃんとしなかったことの報い、というお話でした。<br /><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-55796177946095660692024-02-25T06:56:00.007+09:002024-03-18T20:57:32.775+09:00【調査】関東大震災100年と在日朝鮮人<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBAHL5CiXF0gqAu0jT9GE3Gj34VUJTgIhYh9W5TMprE_omQzTUMsiS1VY89CgxwglXbVwEZP03WZj-i7LmUT2nUSGUFZz5tM6_Hkwp5sDLmwir5HIeRrINAdiUYF6sKEmA7wvrop3_oAIssP13YBIpFKcwzgLZmaRiuZWw0OzJzpOVkZD4xCSnKvnNJEk/s4096/231102150100657.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="4096" data-original-width="3072" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBAHL5CiXF0gqAu0jT9GE3Gj34VUJTgIhYh9W5TMprE_omQzTUMsiS1VY89CgxwglXbVwEZP03WZj-i7LmUT2nUSGUFZz5tM6_Hkwp5sDLmwir5HIeRrINAdiUYF6sKEmA7wvrop3_oAIssP13YBIpFKcwzgLZmaRiuZWw0OzJzpOVkZD4xCSnKvnNJEk/w480-h640/231102150100657.JPG" width="480" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjItLuD2EFIWXN8j5NO5MfGs7O9JpbG9ApQ24wTfETxZ5TaoGoEYkVKsINOse4DImxDtx8qK2qREsN5yQ92yASqZnN_oc5H5g0Z8xJyUMDrvJWq7koD3XSPS_jQCGeo72jvGxG0b7AhohxD1pRmvCbKdeGWEW0oh21gYp-WgLgxKMzuhW9QqKmBFiRrsDE/s4096/231102150107224.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="4096" data-original-width="3072" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjItLuD2EFIWXN8j5NO5MfGs7O9JpbG9ApQ24wTfETxZ5TaoGoEYkVKsINOse4DImxDtx8qK2qREsN5yQ92yASqZnN_oc5H5g0Z8xJyUMDrvJWq7koD3XSPS_jQCGeo72jvGxG0b7AhohxD1pRmvCbKdeGWEW0oh21gYp-WgLgxKMzuhW9QqKmBFiRrsDE/w480-h640/231102150107224.JPG" width="480" /></a></div><p>ちょっと時間が経ってしまいましたが、昨年11月2日、3日と東京に出張した時の話を書きます。めでたいはずのお正月に起こった能登半島の大地震。今も多くの方が厳冬期の厳しい避難生活を送られています。避難生活を強いられている方の命を守ることが最優先されることをお祈りしています。</p><p>地震大国である日本は、21世紀に入る前後で見ても震度7以上の地震は、阪神淡路大震災(1995)、十勝沖地震(2003)、新潟中越地震(2004)、東日本大震災(2011)、熊本地震(2016)、北海道胆振東部自身(2019)そして、年始の能登半島地震と非常に頻繁に発生しています。</p><p>東日本大震災以来の激甚大災害となった能登半島地震、僕は久しぶりに日本で過ごした年始の多くをTwitterを見ていました。年末からの芸能人の話題や裏金事件の話題、そして、震災に対する現政権の対応の遅さを指摘するコメントが混在している中、気になったのは、特定のクラスタによる、「デマ」でした。外国人が暗躍し、日本社会を壊滅させようとしている、というニュアンスのものが、早速炎上していくわけですが、こうした「デマ」が湧いてくること自体が問題です。</p><p>100年前、関東大震災が起こった際には、多くの朝鮮半島出身者がこうしたデマにより、虐殺されました。今回訪れたのは二つのイベント。</p><p>まず、高麗博物館について。</p><p>新大久保というか、歌舞伎町にあるこの施設。10代後半~20代にかけてこの辺をうろうろしていましたが、こんな博物館があるなど、思いもよりませんでした。ビルのいちフロアにこの博物館はありますが、常設の朝鮮半島の展示がありますが、この日は「関東大震災100年―隠蔽された朝鮮人虐殺」の特設展が開催されていました。いつまでリンクが見られるのかわかりませんが、この展示は、<span style="background-color: white; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", Meiryo, sans-serif;">淇谷が描いた 「関東大震災絵巻」の初公開が目玉展示。当時の現場を見た画家が描く絵には、「日本人」と朝鮮人に対する、人びとの接し方の違いが克明に描かれていました。ほかにも、文献資料や写真、絵画資料から、当時の日本における朝鮮人の位置づけを示されていました。</span></p><p><span style="font-family: Hiragino Kaku Gothic Pro, Meiryo, sans-serif;"><span style="background-color: white;">翌日は、横浜の日本新聞博物館へ。「そのとき新聞は、記者は、情報は―関東大震災100年」という企画展が開催されていました。この展示は、関東大震災発災の際の新聞報道に関するもので、発災当時、多くの新聞社屋が崩壊したものの、地方の記者たちの応援により、新聞報道が維持された、という展示が中心的な展示でした。その中に、新聞社側から見たデマ報道の展示があり、高麗博物館とは別の視点からのデマ報道を見ることができました。たいへん興味深かったのは、情報がデマであることに気が付いた新聞社による修正記事なのですが、至って小さくしか扱われていないことです。おそらく、しっかり見ていた人はそれほどいなかったのではないか、と思わされました。しかし、たとえ、</span></span><span style="background-color: white; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", Meiryo, sans-serif;">修正記事がどれほど大きく扱われようとも、一旦発生したデマは一定期間世間を駆け回り、いずれ人びとの心理の深層ににじんでいきます。こうした報道がどのように作られるのか、というメカニズムを考えるに至り、悪意のあるデマが発生しないようにすることが重要なのだろう、ということを考えていました。</span></p><p>すでに関東大震災の発災から101年目に入り、イベントは一段落しましたが、心にとめておきたいもの。</p><p>今回訪問した二つのイベントは以下の通り。</p><p>高麗博物館 「<a href="https://kouraihakubutsukan.org/event/kantooudaisinsai100nen/" target="_blank">関東大震災100年-隠蔽された朝鮮人虐殺</a>」</p><p>日本新聞博物館 「<a href="https://newspark.jp/exhibition/ex000334.html" target="_blank">そのとき新聞は、記者は、情報は-関東大震災100年</a>」</p><p>『<a href="https://www.fukudamura1923.jp/" target="_blank">福田村事件</a>』(森達也監督) </p><p><br /></p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-37906505570238992022024-02-21T18:30:00.003+09:002024-03-18T05:18:43.875+09:00第2回アフリカ納豆サミット「〜五感で比べてみよう、京都と西アフリカの納豆〜 in 藤原食品 × ムトーヨータドー〜」 (3月19日)<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhZmVxEpieUNnRHkdX8oZ3XLCvaiH-fzEsJuw_Wyix2WLwt4AjX1TxFGCITgBNkWNU46HlzYRIFhFf9BlhFd4KKcKGPZ2bO2XWLCOUhVRBHYHP37hZn43RT-yFjoXQKSNYzDgFz8COIn0Lwb7UEeROurCYP1uKlG1LCTlHEtxxgao26C6d44ZubILzkIkQ" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="1152" data-original-width="2048" height="360" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhZmVxEpieUNnRHkdX8oZ3XLCvaiH-fzEsJuw_Wyix2WLwt4AjX1TxFGCITgBNkWNU46HlzYRIFhFf9BlhFd4KKcKGPZ2bO2XWLCOUhVRBHYHP37hZn43RT-yFjoXQKSNYzDgFz8COIn0Lwb7UEeROurCYP1uKlG1LCTlHEtxxgao26C6d44ZubILzkIkQ=w640-h360" width="640" /></a></div><br /> 納豆。日本固有の食文化と思われがちだが、世界の各地で食され、アフリカに至っては、納豆の一大消費地だ。遠く離れた地で育まれた事象が、文化的共通点として浮き上がることは大変興味深い。「アフリカ納豆サミット」では、アフリカで展開される豊かな納豆文化を紹介し、アフリカと日本の納豆文化の類似点やアフリカ納豆の文化について考えます。今回は、京都に拠点を構える藤原食品さんと今日納豆についてお話をお伺います。 また、トークの後には、アフリカ納豆と京納豆の食べ比べがあります。 <div><br /></div><div> ◎予定メニュー ・鯉のスンバラ焼き浸し ・スンバラ飯 ・スンバラの料理 ・鴨川納豆の料理 ・京納豆の料理 </div><div>日時:2024.03.19(火) 18:30 - 21:00(18:15開場) </div><div>場所:<a href="https://www.google.com/maps/place/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E9%A3%9F%E5%93%81%C3%97%E3%83%A0%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%BC/@35.0378298,135.7547867,17z/data=!3m1!4b1!4m6!3m5!1s0x152059df6ffd9375:0x698f24a4d911069!8m2!3d35.0378298!4d135.7573616!16s%2Fg%2F11b6zx1fn5?entry=ttu" target="_blank">藤原食品×ムトーヨータドー</a><p></p></div><div><p align="left" class="MsoNoSpacing">参加費<span lang="EN-US">
4,000</span>円<span lang="EN-US">/</span>学生<span lang="EN-US"> 2,500</span>円(食事代込<span lang="EN-US">/</span>日本とアフリカ納豆の豆お土産付き)<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></p><p align="left" class="MsoNoSpacing">お申込み:https://africanattousummit.peatix.com/view?fbclid=IwAR0JfJnubfyNzOu6QqUbeBGvNOLwlHH3fmJ2tGtjW8Q3awCCmISpJAXNKdM</p><p align="left" class="MsoNoSpacing">お問合せ:株式会社bona 担当者 奥祐斉 info@bona.world</p>
<br /></div><div><br /></div>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-91955408492584411042024-02-21T05:34:00.001+09:002024-02-25T07:04:56.881+09:0015年ぶりに訪れる<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiZ59PbKu1lK8tj1h6Ui5nSd6TijeaZGnyExvI-MeRJ_mdciXpsp3yJlgkT_U9YQkdA8fjlHXihJDlSkYez6M9MjSle630tvj60GyOtLFeM9w6ovcgvKLQdZwuKwDWKfkQ9bPTutuA8o0VB3OpZ8AgNdn9r-UrG3_0Qc0MNjQKFjCx6H7ryRxSHyLrE4-c" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="1920" data-original-width="2560" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiZ59PbKu1lK8tj1h6Ui5nSd6TijeaZGnyExvI-MeRJ_mdciXpsp3yJlgkT_U9YQkdA8fjlHXihJDlSkYez6M9MjSle630tvj60GyOtLFeM9w6ovcgvKLQdZwuKwDWKfkQ9bPTutuA8o0VB3OpZ8AgNdn9r-UrG3_0Qc0MNjQKFjCx6H7ryRxSHyLrE4-c=w640-h480" width="640" /></a></div><span style="font-size: xx-small;">2007年3月@ゴレ島にて</span></div></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgFAlxJUPTJyhKMXEkFmjTwbOj4BRw5dJgu71jHBAkXn4xef_EfukbXspqau4YTEXTtZP1847cnmHTJgUPawwpYwSYXVeO1gAtOiW1uVxEqxBeWR5IVkOVBuCoknLo-e6byr00hboPjdU3_spguIaRzg6EucOk0Cb3eBHiiOSkI9jpc1NezwMnO4yemxBw" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3456" data-original-width="5184" height="426" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgFAlxJUPTJyhKMXEkFmjTwbOj4BRw5dJgu71jHBAkXn4xef_EfukbXspqau4YTEXTtZP1847cnmHTJgUPawwpYwSYXVeO1gAtOiW1uVxEqxBeWR5IVkOVBuCoknLo-e6byr00hboPjdU3_spguIaRzg6EucOk0Cb3eBHiiOSkI9jpc1NezwMnO4yemxBw=w640-h426" width="640" /></a></div><div style="text-align: center;"><span style="font-size: xx-small;">2023年9月ゴレ島にて</span></div><div><br /></div><div>書きかけの記事が昨年11月のもので、こちらの記事が昨年9月のものです。時間が前後してしまいますが、気にせずに書きたいところから進めます。</div><div><br /></div><div>毎年恒例のセネガルプログラム。毎年、10日前後のプログラムを考えてスケジューリングをします。中に絶対に外せない訪問地があるわけですが、ゴレ島はアフリカの植民地の歴史を考える上でその筆頭格と言えるでしょう。</div><div><br /></div><div>僕がゴレ島を訪れたのは、2007年3月(2月だったかも…)のこと。1泊でゴレ島を訪れたのですが、世界的な観光地ということもあり、瀟洒なホテルやオーベルジュはなかなかの値段がしていたので、とにかく安いところを探し、たどり着いたのが島の一番奥、小高い丘の海側の裾野にあるオーベルジュでした。丘の上にはオランダが作った砲台が残っており、オーベルジュは塹壕の跡地を利用したものだった。確か12,000Fcfa。格安でした。</div><div><br /></div><div>実は、このオーベルジュ、当時私が研究していた「ラスタマン」の親分Ras Mahaが経営していると聞きつけたこともあり、値段だけでなく、大変ラッキーな宿泊となりました。この話はどこかで書いたので、この辺にて。</div><div><br /></div><div>それから15年経った昨年9月。学生を連れて何度目になるかわからないゴレ島訪問となりました。ガイドに雇った青年が連れて行ってくれたのが、この場所でした。ガイドにここに来るのが10数年ぶりで、オーナーのRas Mahaはその時に会っている。彼は元気か?と尋ねると、相変わらずオーベルジュをやっているというので、ぜひ会いたいという旨を伝えると、少し年を取ったが、元気そうな姿をみせてくれました。ラスタ思想に傾倒していたこともあり、元々ナチュラリストでしたが、15年ぶりのRas Mahaは健康的なナチュラリストに変貌していました。オーベルジュも大きく、きれいになっていて、来年度のプログラムでは、こちらでお世話になることにし、短い再開を果たしました。</div><div><br /></div><div>僕も等しく15年の歳月が流れたわけで、昔、当時ご一緒したバックパッカーに撮ってもらった写真があるのを思い出し、同じアングルで写真を撮ってもらいました。15年前に僕は精悍で、大胸筋あたりの盛り上がりがわかりますが、今の僕は、といったら、大胸筋どころか腹が出てる…撮らなければよかった、などと一瞬思いましたが、これも15年の歳月の結果。潔く受け入れて、ダイエットすることにしましょう。</div> <p></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-85094284632741198822024-01-08T09:54:00.000+09:002024-01-08T09:54:09.720+09:00明けましておめでとうございます<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNhMi6W_k-VYTU1DkEdJgYmZcWD5846k5OKEgUd4oZRoGQrvHuiv4bBPeJX7J4yPRsJaJB5dafNVJY4kPXVL9G_bDqp0h1z-PjdbfekT3mTCXyaY-RvioBnCBe3rqAXybN_KqkKVUpFE3zKmLArFzwitnkoZZ6U4dzu9Jj7cKeIsH1clwnDrM2HkpHuww/s4096/231125142153403.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3072" data-original-width="4096" height="300" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNhMi6W_k-VYTU1DkEdJgYmZcWD5846k5OKEgUd4oZRoGQrvHuiv4bBPeJX7J4yPRsJaJB5dafNVJY4kPXVL9G_bDqp0h1z-PjdbfekT3mTCXyaY-RvioBnCBe3rqAXybN_KqkKVUpFE3zKmLArFzwitnkoZZ6U4dzu9Jj7cKeIsH1clwnDrM2HkpHuww/w400-h300/231125142153403.JPG" title="甲賀忍者村にて" width="400" /></a></div>2024年の新年は、北陸の大地震や羽田のJALと海保航空機の事故という、「おめでとう」という新年の挨拶を憚られるニュースから始まりました。両件の犠牲者に哀悼の意を表し、特に北陸の大地震の被災者のより多くの方が救出され、より早い時期に日常を取り戻せますことを切に祈っております。<p></p><p>さて、2023年を少し振り返ります。</p><p>仕事面では、本務校の新学部設立から3年目となり、今年度ですべての授業が出そろい、この後の年間スケジュールのベースができた一年でした。新しいこともたくさんありましたが、役職を外れたこともあり、少し気持ちに余裕を持つことができ(それでも追いつかないことが多かったですが…)、淡々と過ぎていった一年でした。淡々と…ではあったのですが、昨年の大きな出来事としては、5月頃からジム通いを復活させ、食事制限を合わせた結果、10㎏ほどのダイエットに成功しました。最近一進一退状態ですが(笑)。体力的な衰えは不可逆的なものですが、腰痛やらなんやら、ちょっとした不調が解消できたように思います。</p><p>貴一朗は元気にスクスクと。まだまだかわいい盛りで、甘えん坊は変わらずも、少しずつ一人で行動することも増えてきました。ウィークデイは朝いやいやおきながらも、毎日学校に通い、週に一度の水泳と習字を続けています。あんまり成績は良くないみたいですが、みんなそれほど気にしていません。10月頃からは、お小遣い帖をつけ始めました。簡単な家計簿を作り、お手伝いをすると50円渡し、少したまると自分のお金で何かを買う、ということができるようになりました。<br /></p><p>迎えた2024年。今年50を迎えるにあたり(あんまり関係ないですが)、一つ大きな仕事に取り組んでいきます。</p><p>とりあえず年度内は、2月にイベントが4件あり、若干バタつきますが、必要なタスクをこなします。4月以降のことは科研費の状況もあるので、修正は必要ですが、一つの科研費が終了し、新規のプロジェクトが2つ始まるのではないかと思っています。今年度は私が代表者を務める科研費プロジェクトが最終年度を迎えるほか、もう一つも最後の年になり、成果物の準備に若干時間を取られるはずです。この辺の作業と重ねたりしながら、博士論文を仕上げたいと思っています。何回も「書く宣言」をしていますので、「まだ?」と言われます。ずっと心のどこかに引っかかりを持っています。こんな気持ち悪さだけでなく、自分の研究のステージをもうワンステップ上げていくのに、やはりどうしても必要なのはもちろんで、行き詰りを打破していきたいという欲求が強まってきたのが大きいかもしれません。しかし、今年、卒論を提出した学生の頑張りを見ていて触発された、という面も大きくて、彼らが頑張っている姿を見て、あんなに目の色を変えて何かに取り組んだのはいつ以来だろう…などと思っていました。12月に彼らが卒論を提出、他の原稿の査読が終わった段階で、指導教官に改めて書く宣言をしました。手続きについて確認を進め、少しずつスケジュールも立て始めています。論文博士になるので、一つ単著を書かねばなりません。仕事をしながらのもう一つの大仕事なので、原稿に関しては今お受けしているものでしばらくお断りすることとし、こちらに集中していくつもりでいます。</p><p>宣言してしまいましたので、粛々と行動に移していきたいと思います。仕事はさておき、私も人生の折り返し地点を過ぎ、体力の衰えは顕著で、「「目指せ」細マッチョ(つっこみ禁止)」で、筋力をつけつつダイエットを緩く続けていきたいと思います。一瞬でも「こいつちょっと痩せた?」と思われたら口に出して頂けると喜びます。</p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-75115246661659172522023-12-09T22:42:00.001+09:002023-12-09T22:42:44.370+09:00卒業論文(2023年度)<p> 2020年度に初めて迎えた学生が卒業論文を書きました。2020年度入学、2021年度に清水ゼミが始まり、私の初めての卒論生(7名)です。コロナ禍ど真ん中世代で、人と触れ合う機会が極端に少なかった学生たちで、昨日、合同で打ち上げたほかのゼミなどは連絡先すらしらない、という状態。ちょっと寂しい大学生活となってしまった感じがします。</p><p>その中では、比較的催し物が多かった清水ゼミは、ゼミ生間の連絡が多かったように思いますが、卒論追い込みの1,2カ月で、ゼミ生間の結びつきはさらに強くなったように思います。互いに励まし、ゼミ生間でアドバイスを送り合うなど、学生間のコミュニケーションが増え、介入し合う光景を見ていると、何とかコロナで失った分は取り戻せたのではないかと思っています。もちろん、学問を知るということは大切ですが、十代から二十代の感性の鋭い数年間、できるだけ多くの人とコミュニケーションをとることの大切さは、いうまでもありません。</p><p>あと数か月すると、それぞれ散り散りになっていきます。就職する学生、地元に戻る学生、行き先はバラバラですが、きっと久しぶりに会った時に、思い出話に花を咲かせることでしょう。卒論が仕上がったことも心安らかにさせますが、それ以上に、普通の大学生活を味わい、友情を深めた学生たちを見られたことは、大学の教員としての彼らに対しての責務を果たせたようで、気持ちが軽くなりました。</p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-11705490827373771972023-11-23T04:14:00.004+09:002023-11-23T04:14:38.863+09:00アフリカ・アジア現代文化講座(11月24日~)<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiWP2V9ofeI3mE4YL28CgITUR9tFxtOBuFVGtsZ9aNqNEcWMMW0BUrxoJrJaD34W8ltrxV2VFwiu9K_Eo8_NXD3XuqqyaJmYtvzrPCW7sm53zJxUvEOExyFtqCTDmo-5Wklkp58s51sQd4E15RE1eFhprn1A11i22lxj0A7b2qq9iMtG0pL3uTVf0KFOYw" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="1536" data-original-width="1091" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiWP2V9ofeI3mE4YL28CgITUR9tFxtOBuFVGtsZ9aNqNEcWMMW0BUrxoJrJaD34W8ltrxV2VFwiu9K_Eo8_NXD3XuqqyaJmYtvzrPCW7sm53zJxUvEOExyFtqCTDmo-5Wklkp58s51sQd4E15RE1eFhprn1A11i22lxj0A7b2qq9iMtG0pL3uTVf0KFOYw=w453-h640" width="453" /></a></div>直前のお知らせになりましたが、今年度も5回にわたり、「アフリカ・アジア現代文化講座」を開催します。今年度の統一テーマは、「グローバル化の中の日本語教育」です。<div><br /></div><div>【講座の趣旨】</div><div><span style="background-color: white; font-family: A1明朝; font-size: 18px;">近年、日本でも多くの留学生が学ぶようになってきた。殊、グローバル化が進む中、留学先は欧米のみならず、中東や南米、アジア諸国にも目が向けられるようになり、少し前と比較しても、留学先は多様化し、また、それまで留学生の排出先でしかなかったいわゆる「開発途上国」の多くは、留学生の受け入れ先ともなるなど、その様相は日々変化の過程の中にある。また、日本は深刻な少子化による進学者の減少に伴い、国策として留学生の受け入れに積極的である。しかし、留学生の受け入れに際し、大学の国際化(=英語教育化)が喫緊の課題として捉えられている潮流を見て取ることもでき、決して「日本語」での教育を提供することには、必ずしも積極的ではない。こうした流れの中、今年度のアフリカ・アジア連続セミナーでは、日本語による教育、また日本語教育はどのような位置づけにあるのかを考えていきたい。</span><br /><div><br /></div><div>お申込みは⇓から。(この講座は有料となります。)</div><div>https://caaccs.kyoto-seika.ac.jp/2023/11/17/%e3%82%b0%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%ab%e5%8c%96%e3%81%ae%e4%b8%ad%e3%81%ae%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e6%95%99%e8%82%b2/<br /><p></p><div><br /></div></div></div>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-39839197203331689652023-11-05T14:08:00.000+09:002023-11-05T14:08:03.401+09:00【映画】The Great Green Wall<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgGb4IygfuaX8USnmKsoqQwY6e3mDaAPIr_bVaGfnZhUlq3cxFA2q76FlMxrTQFg5ulXt7FehEo1nu0zxHgJSF5hWRscKhdY5y-trUG8VEW9a2lypuX-2Ao6-A1YpQC-sudhLR30xjQSoVV5nX79P5yIKjaKiufuXs_Pqx3dnZtlTiypkQ0dDtXUX4O-LA" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img data-original-height="2544" data-original-width="1800" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgGb4IygfuaX8USnmKsoqQwY6e3mDaAPIr_bVaGfnZhUlq3cxFA2q76FlMxrTQFg5ulXt7FehEo1nu0zxHgJSF5hWRscKhdY5y-trUG8VEW9a2lypuX-2Ao6-A1YpQC-sudhLR30xjQSoVV5nX79P5yIKjaKiufuXs_Pqx3dnZtlTiypkQ0dDtXUX4O-LA=w453-h640" width="453" /></a></div><p>久しぶりに「映画」見ました。映画自体を見ていないわけではない(ドラえもんとか、クレヨンしんちゃんとか、鬼滅の刃とか…)のですが、ドキュメンタリータッチのものはなかなか見る機会がありません。久しぶりにちゃんと見られましたので、感想文など(これも何年ぶりでしょう)。若干ネタバレです。</p>旧知のミネコさんにお知らせをいただき、中野の<a href="https://www.instagram.com/una_camera_livera/?hl=ja" target="_blank">ウナカメリーベラ</a>さんで小さな小さな上映会がありました。<p></p><p><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB" target="_blank">グレート・グリーン・ウォール</a>とは、砂漠化の進むアフリカのサハラ砂漠南縁部(サヘル)地域に樹林帯を構築してサハラ砂漠の南進を防ごうというもの。セネガルからエリトリアにかけ、全長7000㎞とも8000㎞に緑地帯をつくる壮大な計画です。この計画は2007年にAU(アフリカ連合)の主導で起案され、現在は15%ほどが完成していると言われている。</p><p>この作品は、インナ・モジャというマリのミュージシャンが仲間を募りながら、セネガルからエチオピアまで移動しながら一枚のアルバムを作るというものです。途中、ローカルなレベルで活動する支援機関の人や農家、そして、国連の事務次官などとも対話を重ねながら、サヘルの現実と理想を考えていく、という作品です。</p><p>ここから感想を述べます。</p><p>・この作品の存在意義として、「砂漠化」問題に目を向けさせた、という点で非常に意義深いものだということは言えると思います。私が「<a href="https://www.chikyu.ac.jp/rihn/project/R-07.html" target="_blank">砂漠化プロジェクト</a>」に在籍していた当時から、世論の砂漠化問題への関心の低さが指摘されてきており、こうしたマスに働きかける作品は歓迎されます。</p><p>・どうもインナ・モジャというミュージシャンは、それほどマリでも有名ではないらしい(ミネコさん曰く)のですが、砂漠化という茫漠として重たい問題を、若者らしい視点から軽やかに語るのは砂漠化問題への取り組みのハードルを下げてくれたように思います。私が心の中で思っていたのは、We are the worldをオマージュしているのではないかと思っていました。</p><p>・この作品で最も評価したいのは、ともすればインナ・モジャのプロモーション作品になってしまいそうだったのに、ちゃんと砂漠化問題のリアリティに正直に向き合っていたことです。ファンの方には申し訳ないですが、彼女たちが若すぎ、また、その音楽がまあまあであったおかげで、彼女の音楽性があまり全面に出過ぎずに、砂漠化問題の持つ政治性などもよく見えた気がします。</p><p>・映像作品なので、提示できる情報を選択せねばならなかったはずで、仕方ないかとは思いましたが、砂漠化対処技術(どうやったら解決するのか)という点がほぼ出てきませんでした。</p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-39569925107102844132023-10-24T04:04:00.003+09:002023-10-24T04:04:46.334+09:00科学研究費「西アフリカのライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究」(基盤B/21H00651)<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgwx-4bNPBfoUNapnC9Zc7qdVrWjP0bTexRZFkL4KVB0KgRfWgZ0i8hEW8TbvxneKIm-gnUVkPGBVzT09Swlcd2jfHGweIKdFnslMAKtB4VNI-cCz3WQ2dfHaZ5DwuqH14wGRcG4aJJdJBTTPG9EGR3BO04AVP99-H3OkH7iyb6axiWWg-itsMjtdYDWyU" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img data-original-height="3456" data-original-width="5184" height="426" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgwx-4bNPBfoUNapnC9Zc7qdVrWjP0bTexRZFkL4KVB0KgRfWgZ0i8hEW8TbvxneKIm-gnUVkPGBVzT09Swlcd2jfHGweIKdFnslMAKtB4VNI-cCz3WQ2dfHaZ5DwuqH14wGRcG4aJJdJBTTPG9EGR3BO04AVP99-H3OkH7iyb6axiWWg-itsMjtdYDWyU=w640-h426" width="640" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">(トゥーバのグランモスク)</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">2021年度より「<a href="https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21H00651" target="_blank">西アフリカのライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究</a>」というテーマで科研費の研究助成をいただけることになりました。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">科研のウェブサイトにも出ていますが、この研究の概要を次に示しておきたいと思います。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><span style="background-color: whitesmoke; font-family: sans-serif; font-size: 12px;">19世紀にフランスで確認された政治における宗教の不介在(ライシテ)は、現代社会では当然のものと認識されるが、ライシテ発祥のフランスにおいてすら、この原則から逸脱する事例が数多くある。旧フランス植民地の現仏語圏アフリカでもライシテはそれぞれの憲法に謳われているものの、社会救済性を是とするイスラームは、本来行政が担うべき、教育や社会福祉などの領域を肩代わりしている。ムスリムたちの日常実践の束は、近代化した宗教学校や、信仰NGOなどと呼ばれるムスリムによる中間集団を形成している。本研究では、これらをアフリカ的なライシテ-宗教性の連続体として分析し、現代社会の個人と宗教の在り方を考察する。</span></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">先日アップした学会報告の指摘でもあったように、まだ語句の不安定さや、問題の焦点化が甘いですが、すでに3年目に差し掛かり、そろそろこの研究課題なりの「答え」を出すことを考え始めねばなりません。</div><p></p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">コロナ禍により、最初の1年間は現地調査ができませんでしたが、昨年から少しずつメンバーの海外調査も進められるようになってきました。そろそろ調査結果を集積し、成果を考え始めねばならない時期になりました。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">また少しずつこちらで研究進捗などを報告したいと思います。</div><br /><p></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-19091954885096936582023-10-19T09:56:00.007+09:002023-10-19T09:56:37.316+09:00【再】「アフリカ納豆サミット」(11月11日)@京都国際マンガミュージアム<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEj5YbFjQwUJnWM_CzfZMHbRkAaSZ54p3NFd65twRorb9TfE0PePZ1S7BZoAiVY8_CnpC21fj0LcUhpF5958VbvLzVswNJuueBbsJQunlUmkz1mTmbzyHXLd5iP3-DEg4o7KyxSiqiQmUrREFzEF09soE_XOVRLLqPMfSNN2dRW_uOH91OWuBPC5SRLUIGs" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img data-original-height="1152" data-original-width="2048" height="360" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEj5YbFjQwUJnWM_CzfZMHbRkAaSZ54p3NFd65twRorb9TfE0PePZ1S7BZoAiVY8_CnpC21fj0LcUhpF5958VbvLzVswNJuueBbsJQunlUmkz1mTmbzyHXLd5iP3-DEg4o7KyxSiqiQmUrREFzEF09soE_XOVRLLqPMfSNN2dRW_uOH91OWuBPC5SRLUIGs=w640-h360" width="640" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg_P9Qbve7nWFeT34A3BXhZjyZUJILiuksfA4KCylqG4M9f27ef74TvSPP8HBVBOJNk4jLVDnVU5gxKB_cGMXcRvhnSFKqXquHR_71xHPFbEmM_nqOYd9M8MtefXEtEJOoWwpX0c4w-MTh5cE-MWXp53RokMO4iGBZo-rWfVY_6go3zju5EWBb75H9CSs0" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img data-original-height="2048" data-original-width="2048" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEg_P9Qbve7nWFeT34A3BXhZjyZUJILiuksfA4KCylqG4M9f27ef74TvSPP8HBVBOJNk4jLVDnVU5gxKB_cGMXcRvhnSFKqXquHR_71xHPFbEmM_nqOYd9M8MtefXEtEJOoWwpX0c4w-MTh5cE-MWXp53RokMO4iGBZo-rWfVY_6go3zju5EWBb75H9CSs0=w640-h640" width="640" /></a></div><p>アフリカ納豆サミット(11月11日開催)のポスターできました!</p>まだまだ空き席ありますので、奮ってご参加ください!<p></p><p>アクセス:<a href="https://kyotomm.jp/access/" target="_blank">京都国際マンガミュージアム</a>(クリックするとアクセス情報が開きます)</p><p>お申込みは<a href="https://africanattosummit.peatix.com/view?fbclid=IwAR2V7cMmJxTUqz1hNex6QPbO1CkhjOwA_RRBo3cNeBKYOcm0rFaMoSsm2t8" target="_blank">こちら</a>からどうぞ。</p><p><br /> </p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-6527470205829148272023-10-13T08:15:00.001+09:002023-10-13T08:15:06.103+09:00【学会発表】フォーラム:西アフリカのライシテ研究の可能性と課題(科研費(21H00651)研究成果)<p> <a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjKYSBxcr7tb3JaPwM8fXejB5XDoWe7Sjndm-4nMdwwCAYtL0NNhRzGpVa0E3g0Mx-gEVKiTszhWWiGYizv2AIE1kGywQ0cQPGPtbWU6GwZbY1DePRrMc9ZJzo8Xc-h1s42PaR6TtUIuN6tPTrhnUBXzCSyYsKppjQ_SE2HZYJf3vwHFdpF-zSnUB7lBuk" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img data-original-height="1228" data-original-width="1819" height="432" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjKYSBxcr7tb3JaPwM8fXejB5XDoWe7Sjndm-4nMdwwCAYtL0NNhRzGpVa0E3g0Mx-gEVKiTszhWWiGYizv2AIE1kGywQ0cQPGPtbWU6GwZbY1DePRrMc9ZJzo8Xc-h1s42PaR6TtUIuN6tPTrhnUBXzCSyYsKppjQ_SE2HZYJf3vwHFdpF-zSnUB7lBuk=w640-h432" width="640" /></a>また過去記事になりますが、2023年5月13日、14日にコロナ禍後はじめての対面でのアフリカ学会が幕張で開催されました。懇親会こそなかったですが、久しぶりに多くの方のお顔が見られ、また、この間の研究発表に接することができたのは僥倖でした。</p><p>さて、今回は、「西アフリカのライシテ研究の可能性と課題」というタイトルでフォーラム(集団発表)を組みました。メンバーは、私が代表者を務める科研費(「現代西アフリカにおけるライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究」(基盤B))の分担者の和崎春日先生(京都精華大学)、ウスビサコ先生(京都精華大学)、伊東未来先生(西南学院大学)、阿毛香絵先生(京都大学)と私の計5名。私たちの研究視座をアフリカ研究者はどのように見るのか、という点を確認し、次の議論につなげていくことを企図しました。</p><p>おそらく100人ほどのオーディエンスに恵まれ、お歴々からいくつかの大変重要な指摘をいただく。二つ紹介しておけば、ライシテの発話者とは誰なのか?(市民とはだれか、という問いを私なりに解釈)、もう一つは、ライシテと言うタームを使う意味とはなにか?ということ。その後、メンバーと改めてシェアし、この後の研究の展開を検討することにしました。</p><p>学会発表のアブストラクトは<a href="https://african-studies.com/archive/convention/2023_ide/summary.html" target="_blank">こちら(研究発表要旨集)</a>からどうぞ。</p><p>そういえば、この科研費についての記事を挙げていませんでしたので、この次に科研費についての記事を挙げたいと思います。</p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-75430466651377505822023-10-11T06:19:00.004+09:002023-10-11T06:19:35.437+09:00「アフリカ納豆サミット」in「アフリ観マルシェ」in「アフリカマンガ展」@京都国際マンガミュージアム<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEglxtH4tHSOezdRQVC-asTEjwz0WItWrW0u0NF07J6nQhPEeEFEGjUl8WqPXwpkwKWdlxpOBWd9USX8FMQgCWBsLCOsPeYxhK_UWwQ1GjfvNX5QY3JKmGS25pP3qSwW6HvXuxtH7M94oKeQJodtRqfvCUVKRGY1xokl5sIAGW-btbJq-CYQ5NqRbmua3rk" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img data-original-height="1754" data-original-width="1241" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEglxtH4tHSOezdRQVC-asTEjwz0WItWrW0u0NF07J6nQhPEeEFEGjUl8WqPXwpkwKWdlxpOBWd9USX8FMQgCWBsLCOsPeYxhK_UWwQ1GjfvNX5QY3JKmGS25pP3qSwW6HvXuxtH7M94oKeQJodtRqfvCUVKRGY1xokl5sIAGW-btbJq-CYQ5NqRbmua3rk=w453-h640" width="453" /></a></div> <div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEh59a6Jw21mbA6029Zve26H4qNh59NfXnrR1Dz7UjnKqrQPbNJpA7Dkw658wAcOuIQjW8dslvrLSGe7_Up7rLDkvW_jDm66LVsq40pxlpstTDkC0CGI-NfKZX4zYTThNtjxYWoAMhetkRXE13v2vwV2ME0JU3875iJ8AU6l09kTGRdEJB1QsgQxzCC1YI8" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img data-original-height="1754" data-original-width="1241" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEh59a6Jw21mbA6029Zve26H4qNh59NfXnrR1Dz7UjnKqrQPbNJpA7Dkw658wAcOuIQjW8dslvrLSGe7_Up7rLDkvW_jDm66LVsq40pxlpstTDkC0CGI-NfKZX4zYTThNtjxYWoAMhetkRXE13v2vwV2ME0JU3875iJ8AU6l09kTGRdEJB1QsgQxzCC1YI8=w453-h640" width="453" /></a></div>2023年10月26日~2024年2月18日まで京都国際マンガミュージーアムで<a href="https://kyotomm.jp/ee/africamanga/" target="_blank">「アフリカマンガ展」</a>が開催されます。セネガルのプログラムを一緒に担当しているユー・スギョンさんが主導の下、アフリカのマンガの展示が行われれるほか、アフリカから実際にマンガを描かれている何人かのマンガ家さんをお招きしてお話を伺います。<div><br /></div><div>この展示のサブイベントで「アフリ観マルシェ」が11月11日に開催されます。ここのところしばしばご一緒している奥祐斉さん(@<a href="https://bona.world/" target="_blank">㈱Bona</a>)と、このイベント中に「アフリカ納豆サミット」を企画しました。登壇者は<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%87%8E%E7%A7%80%E8%A1%8C_(%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BD%9C%E5%AE%B6)" target="_blank">高野秀行さん</a>、藤原和也さん(@<a href="https://www.kirario.jp/content/story/144_sp.html" target="_blank">㈱藤原食品</a>)。どんなトークになるのか、現在仕込みをしているところです。</div><div><br /></div><div>有料イベントになりますが、高いほうにお申込みいただけますと、Riz au Sounbalaの調味料セットをお土産でお渡しします。ご家庭でもアフリカの味をお楽しみいただけるかと思います。</div><div><br /></div><div>奮ってご参加ください!</div><div><p></p><p><br /></p><p><br /><br /></p></div>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-59478468943202943302023-10-10T06:17:00.000+09:002023-10-10T06:17:04.494+09:00【出版】藏本龍介(編)2023『宗教組織の人類学 宗教はいかに世界を想像/創造しているか』法蔵館<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjY18g3MBau4ANiL6y8ighk-5SjdNmL0VO_zkwJytJlEzUIlIyx9EuWuHJf_9ThMf9owBpyr0JqO4x5RIOPd4aQ8z69RuOywrVIK9VNiFqtLpPta38L3YVIpd5kTL0oDJKEH7x5bavjtcObfoFkIKltxm0Iji-HIhjEI0OTBjpelUb2-RxozSAnFTdfuww" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="286" data-original-width="200" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjY18g3MBau4ANiL6y8ighk-5SjdNmL0VO_zkwJytJlEzUIlIyx9EuWuHJf_9ThMf9owBpyr0JqO4x5RIOPd4aQ8z69RuOywrVIK9VNiFqtLpPta38L3YVIpd5kTL0oDJKEH7x5bavjtcObfoFkIKltxm0Iji-HIhjEI0OTBjpelUb2-RxozSAnFTdfuww=w448-h640" width="448" /></a></div><p>続けてもう一冊。2023年3月に出版された『宗教組織の人類学 宗教はいかに世界を想像/創造しているか』は、藏本龍介さんを代表とする科研費「宗教組織の経営についての比較民族誌的研究」(挑戦的萌芽、2015~2017)、「宗教組織の経営プロっすについての文化人類学的研究」(基盤B、2018~2021)の成果として出版されました。コロナの関係で、2022年まで研究プロジェクトは続き、この本は2022年度の発表となりました。</p><p>この本では、第5章「イスラーム教育の再創造 ブルキナファソのイスラーム教育機関を事例として」を担当しました。前回紹介した『SDGs時代にみる教育の普遍化と格差…』と同じ対象を宗教側から眺める、つまり、ブルキナファソ国家内の教育機関としてだけでなく、「より広い意味での組織の想像/創造プロセスを明らかにする」(216)という点を目指しました。宗教組織は、他の社会から分断されたユニークなものではなく、国家や社会と呼応しながら変容していくこと、そして、その変容はあるバランスの中で調整されるので、一方のみにすり寄ることはありません。そうした中で、外部者のまなざし、また、外部者的なまなざしを持つ人たちの考え方だけは所与のものとして、そこにあるのだ、ということを述べました。</p><p>第4章を担当した中尾さんがブルキナファソの宗教教育史を書かれているので、セットで読んでいただけるとブルキナファソの伝統教育のことがかなりよくわかるのではないかと思います。</p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><br /> <p></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-89525840362196783552023-09-21T06:01:00.001+09:002023-09-21T06:01:16.755+09:00初心に帰り。<p>このブログを始めたのは2010年7月。約13年間、一応このブログを維持しているのだけど、ここ数年間はほぼ放置状態。FacebookやらX(旧Twitter)やらInstagramなど、他のSNSで忙しいというのもあり、就職して以来、えらく忙しくなり、授業の準備やら必要な文章を書くことに精一杯になってきて、Blogまで書く余裕がない、というのが正直なところでした。</p><p>ただ、SNSはそれぞれ使い方が固定化し、Facebookは情報収集と発信、生存確認、あとMessengerを頻繁に使用するのみで、プライベートを晒したり、というものではなくなってしまった。かなりビジネスユーズな感じ。Xも似たようなものでしょうか。とすると、自由に何かを書くスペースは、やはりBlogに限られてきてしまいます。こんなことを意識しながら、時々思い出してはいましたが、それでも忙しさに感けてしばらく手がつかなかったわけです。しかし、最近、何か自分の書く文章の文体や内容が固定化してきて、あまり面白くない感じがしていました。何か、こう血流が悪くて肩こりがしているような、と言えばよいでしょうか。楽しく書いていない文章は、きっと他人の目からもあまり面白く感じていただけないだろう…と思いつつ、いろんなところに書き散らかしていました。</p><p>このBlogを始めた当初、余りに文章を書くことが苦手でへたくそで、とにかく人に見せることを、できる限り書き直しをせずに書こう、ということを意識していました。果たして少しでもうまくなったか、と言えば、あまり自覚はないのですが、Blogに書くことはそれなりに訓練にはなっていたはずです。それと、普段からいろいろな文章を書くのは、スポーツで言えば、準備運動やストレッチ、基礎体力作りのために走ったり泳いだりするようなもの。頭を柔らかくし、書くことを常態化させる意味で、やっぱりこういうのも大切だな、と思い及びました。</p><p>こんな記事を書いたような記憶があるけど、改めて初心に帰ろうと思います。続くのかわかりませんが、まあここは私のわがまま空間なので、気のままに。</p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-90866470084085640152023-09-21T04:52:00.002+09:002023-09-21T04:52:24.375+09:00【出版】澤村・小川・坂上(編)2023『SDGs時代にみる教育の普遍化と格差 各国の事例と国際比較から読み解く』明石書店<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiCMOGBdIXbAwQ_gPBWYQz9pEh70uJcvjAwwqY9VScsYhGFB5oGflckDzdy4ZjtkS6OYuk7EOToBoCGm-dYWS7x1KPqLjtOa0eeTBK3nJuBLOK7e9cDaW5czgMuI0fVyuJqE-_AzvgZx3IzjAULdfaR858U7aNv5b1jpgzsprmILawMCZNyy6ZhADu-mH4" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="286" data-original-width="200" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiCMOGBdIXbAwQ_gPBWYQz9pEh70uJcvjAwwqY9VScsYhGFB5oGflckDzdy4ZjtkS6OYuk7EOToBoCGm-dYWS7x1KPqLjtOa0eeTBK3nJuBLOK7e9cDaW5czgMuI0fVyuJqE-_AzvgZx3IzjAULdfaR858U7aNv5b1jpgzsprmILawMCZNyy6ZhADu-mH4=w448-h640" width="448" /></a></div>しばらく紹介できていなかった業績を何冊か紹介します。<p></p><p>本書の(主)編集の澤村先生には、広島時代から非常にお世話になってきました。<a href="https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19H00620/" target="_blank">科研費</a>の分担者として関わらせていただき、この本はこの成果物になります。内容についてはタイトル通りですが、特に序章と終章を読んでいただければよいと思います。大変すばらしい問題提起とまとめになっています。</p><p>この序章と終章は小川さん、坂上さんという、大変若い研究者によって書かれています。この科研プロジェクトが始まる際に、澤村先生はご挨拶で、「最後の科研」ということを何度かおっしゃられており、いわば世代交代がこの本を通じて行われた、と言ってよいかと思います。お弟子さんお二人に編集の澤村メソッドを伝え、二人が最前線に出ていくお膳立てをした、比較教育学の儀礼的な意味を持った本であることは間違いないでしょう。</p><p>私は、この科研費の中ではトリックスター的な存在だと思っていて、前著(『発展途上国の困難な状況にある子どもの教育』)でも、少しズレた視点を提供することを意識しました。今回も、この本で語られる「教育」を西欧起源の「学校教育」と捉え、必ずしも西欧起源であるものを普遍化するのではなく、土着の教育、宗教教育を含めた新たな教育を考えねばならない、という視点から論を展開しました。もちろん、非現実的であることはわかっていますが、特に研究者はこうした少し広い視点も持っていてほしい、というささやかなメッセージを発信したいと思っていました。</p><p>大きな本ですので、ご関心のある方は、ぜひ図書館にお問合せください。</p><p><br /></p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-18801546182974709092023-07-19T05:55:00.001+09:002023-07-19T05:55:40.877+09:00学内公開講演会「現代アフリカにおける宗教の多様な諸相 「マダガスカルのライシテ」と日系新宗教」上野庸平氏<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgQdqS2cXQVJpNuctUv0n5ZSo22ct1Sk0djgovpFH61AbPw9PyC1oxEqDDJMeCWRsXM_l9hNTh6H6Xd3jAXJ6Grw0A4XQn603q9CDcSgE_aYiEQ3YXcXZ9BJco_Q3pSqOGoJi0WJt8U-1NB5RGY2mcXXR8OkFh0R7VcalezdYPIQdmDSJSA2sbgdLZPvww" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="960" data-original-width="720" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgQdqS2cXQVJpNuctUv0n5ZSo22ct1Sk0djgovpFH61AbPw9PyC1oxEqDDJMeCWRsXM_l9hNTh6H6Xd3jAXJ6Grw0A4XQn603q9CDcSgE_aYiEQ3YXcXZ9BJco_Q3pSqOGoJi0WJt8U-1NB5RGY2mcXXR8OkFh0R7VcalezdYPIQdmDSJSA2sbgdLZPvww=w480-h640" width="480" /></a></div><br />またずいぶんブログを放置してしまいました。ほぼすべてのSNSが開店休業状態。適度に忙しいのは良いことですが、4月以降少しは状況が改善したものの、6月から9月にかけてはとんでもないことになっています。まあなんとか元気にしています。<p></p><p>さて、なぜ突然ブログをあげたかというと、ブログの使い方を忘れないようにするためというのと、この講演会のログを取っておくためでした。ここでは公開していますが、「直接いらしていただいても」入れません(意味わかりますよね?)。というか、こんなに久しぶりだと誰も見てないか…</p><p>どこかのタイミングでこの間に出版されたものなど、上げたいと思います。</p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-88618864729483808422022-03-31T15:52:00.003+09:002022-03-31T15:52:39.766+09:00連載「セネガルを喰う 西アフリカ・グルメ調査団が行く」<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3bWgmHO2KyJ8WtI3ejjaym0aFHXUro5WqmqlU-txFUTGAHVRWkcecng3F7DEchcmgwiGUZDUDwL_F4DlTqm2JD-m3p6r0ds3Dia7WDZ2pg8CK783_9mu9_n2BneI7ggj6baHZT9-XB-ET6y31FwrB067UR2eJDMF2nftLmjZ9kMsNP6m78EhpnMgC/s1857/%E3%82%BB%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%92%E5%96%B0%E3%81%86.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="789" data-original-width="1857" height="272" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3bWgmHO2KyJ8WtI3ejjaym0aFHXUro5WqmqlU-txFUTGAHVRWkcecng3F7DEchcmgwiGUZDUDwL_F4DlTqm2JD-m3p6r0ds3Dia7WDZ2pg8CK783_9mu9_n2BneI7ggj6baHZT9-XB-ET6y31FwrB067UR2eJDMF2nftLmjZ9kMsNP6m78EhpnMgC/w640-h272/%E3%82%BB%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%92%E5%96%B0%E3%81%86.png" width="640" /></a></div><br /><p></p><p>昨年10月からリビングモンタージュのWeb Siteにて「<a href="https://livingmontage.com/series/senegal/" target="_blank">セネガルを喰う 西アフリカ・グルメ調査団が行く</a>」という連載を始めました。今回は、私ひとりでなく、セネガル研究者、セネガル在住の池邉智基さん、同じくセネガル在住経験があるセネガル料理研究家の星野未来さんとご一緒しています。</p><p>正直なところ、『ブルキナファソを喰う』の「二匹目のどじょう」狙い…という、いやらしい気持ちはあるのですが、西アフリカ全体を考えたときに、セネガル料理は外せないだろう、という気持ちが強くあります。なぜセネガル料理を外せないか、と言えば、セネガル料理が西アフリカ料理全体のひとつのプロトタイプとなっており、どこに行っても、セネガル料理が食べられる、ということ、そして、「西アフリカ料理全体のプロトタイプ」を発信しているにも関わらず、逆に、セネガル料理が西アフリカでは、大変現代的かつ近代的であり、大変特殊な料理体系をもっている、ということも重要な理由です。</p><p>3人で作っているネタ帳はかなり多くの項目が挙げられています。食文化から、生産や消費、そして、文化的な面まで、可能な限りさらっていこうと思っています。最初の3回は順調に滑り出しましたが、第4回(清水担当)が大幅に遅れてしまいました。もっとコンスタントに呼んでいただけるようにしたいと思いますので、どうぞお楽しみに。</p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-10180877561003983202022-03-31T06:44:00.002+09:002022-03-31T06:44:27.963+09:00『イスラーム教育改革の国際比較』(日下部達哉(編著))が出版されました<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhSll2hTJH-mAtZXAUXLqwnVNEbUas6JcdJZG0fp6IrGpVEwEbmx2nbQ9fj-SVFwqf5WoRZR0i2otB43hDdpMdD1mTfNX5jR0n_V85JGS0ZEKHkRJmQeTMugHSy7da8imZq1BbUHpglHWJc4QNoyMUxB9RniHhaj9pcc_HVgFFgjN2ZxY1d2RMUDNyQ" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="2560" data-original-width="1807" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhSll2hTJH-mAtZXAUXLqwnVNEbUas6JcdJZG0fp6IrGpVEwEbmx2nbQ9fj-SVFwqf5WoRZR0i2otB43hDdpMdD1mTfNX5jR0n_V85JGS0ZEKHkRJmQeTMugHSy7da8imZq1BbUHpglHWJc4QNoyMUxB9RniHhaj9pcc_HVgFFgjN2ZxY1d2RMUDNyQ=w451-h640" width="451" /></a></div><br /><p></p><p>『イスラーム教育改革の国際比較』が出版されました。私は、第5章「ブルキナファソにおけるイスラーム改革主義運動」を分担執筆しました。</p><p>この本自体は題名通り、アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパという、ムスリムが多い地域(ヨーロッパが入るのは意外でしょうか?)のイスラーム教育の位置づけを並べてみる、という企画です。編者の科研費で集められたメンバー9人が執筆しています。</p><p>私は、ブルキナファソのフランコ・アラブと政府の間の相克について書きました。政府がどのようにイスラーム教育を捉えるのか、という点なのですが、やはり、政府はうまいこと使ってやろうとしている、フランコ・アラブはそれに振り回されつつも、今、置かれた環境の中でなんとかかんとかやっている、というようなことを書きました。2年間フィールドに行けなかったこともあり、データの積み増しがなく、若干消化不良…というのが正直なところです。</p><p>しかし、この本はこの本でとても面白くて、イスラーム教育の多様性がよく出ていて、そのおかれた立場、政府、市民からのまなざしの違いがよくわかる。しかし、今、とても気になるのが、「比較」という言葉なのです。実は、来期から「比較社会学」という科目を持つのですが、未だ「比較」という言葉に悩まされています。「比較」するには、ある視点と、それにまつわる複数の事例が必要なはずで、僕の理解では、さらに分析があるべきだと思っているのですが、多くの「比較」が分析がない気がする。この本がどうかは、世の中の評価をお待ちするということにして、もう少し「比較」ということについて考えを深めていきたいと思います。</p><p>話がずれましたが、出版のご報告です。</p><p>この本にご関心のある方は、ブログからお申し出ください。著者割(+送料?)でお譲りいたします。</p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-23079477577451310022022-03-29T05:43:00.004+09:002022-03-29T05:43:38.262+09:00セネガル/ブルキナファソ渡航-①<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">2022年2月26日。約2年ぶりにアフリカの土を踏みました。そろそろ暑くなる季節なのに、セネガルは肌寒く、上着が一枚必要なほどでした。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">今回のミッションは2022年度に行われる学生の研修の下ごしらえ(セネガル)と科研費の調査です。年度末ということもあり、諸々のドタバタで準備もままならないままに出発前日を迎えました。今回は、ユースギョンさん(マンガ学部)と吉野さん(グローバル推進室)のアフリカ初体験のお二人と同行しました。パリで一泊し、セネガル入り、という段取りでした。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">パリでは、私は授業収録があり、ほぼホテル缶詰めでしたが、お二人はパリを散策。その間にユーさんがATMでトラブルで10万円以上が戻らないことに…。旅の初めから不穏な空気が…</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">この空気は、セネガル到着に引き継がれる。いやな感じの入国審査官に一通りいじめられ、何とか出国し、ドライバーと落ち合う。ホテルの場所を伝え、ホテルの街に向かう。途中、通行人にホテルの名前を聞くが、誰もしらない。Google mapで調べながらホテルに向かい、「ホテル」のあるはずの場所には、大きなお屋敷。看板もないが、鉄扉をたたいてみる。屋敷内には電気がついているが、誰も出てこない。30分ほど扉の前で中の人を呼ぼうとしたが結局ダメ。夜も更け、深夜に突入しそうだったので、他のホテルを探すことになった。しかし、コロナ禍にあって、他の2,3のホテルも満室。途方にくれたが、「彼が近くにいたはず!」(というか、翌朝の朝食を一緒に、と約束はしていた)。ということで、近くに住んでいる映画監督のThomas Grand氏に電話してみると…</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">おそらく眠りについた頃、最初はだれだかよくわかっていないが、「俺だ!清水だ!」というと、「おぉぉぉぉ!どうした?」「予約していたホテルがなくて困ってるんだ。連れがいるから、今から行っていいか?」と聞くと、「もちろんだ!早くうちに来い!」ということでドライバーに道を伝え、一路Grand氏邸へ。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg4--FJ30_nPV-VP8zpPUHcvkzw56L-JEkPuwZhKPgERomzo-PQBTeaaDFUhk1qJW1eHn8j3gjo_ILL5LGqQRVmuUUZoRbtBePPRZgshelkrjIzZM_VkW-idrd-UCjhOlQtOL13g9dYKR3FxzSHplXxWiC5vi_3NelJnjMrAI8q0hz7voTftRTKamcI/s5184/IMG_7450.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3456" data-original-width="5184" height="419" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg4--FJ30_nPV-VP8zpPUHcvkzw56L-JEkPuwZhKPgERomzo-PQBTeaaDFUhk1qJW1eHn8j3gjo_ILL5LGqQRVmuUUZoRbtBePPRZgshelkrjIzZM_VkW-idrd-UCjhOlQtOL13g9dYKR3FxzSHplXxWiC5vi_3NelJnjMrAI8q0hz7voTftRTKamcI/w631-h419/IMG_7450.JPG" title="Thomas Grand氏" width="631" /></a></div> Grand氏邸に着くと、家族がすべて起きだして、我われを迎える準備をしてくれていた。深夜すぎというのに、1歳児までが我われを迎えてくれる。そして、ビールやら食事やら、シャワーやらを用意してくれて、2時過ぎに就寝。長い一日が終わった。翌朝、8時過ぎまで、3人とも爆睡。そして、約束の朝食。<div><br /></div><div>ハプニング続きのセネガル渡航、これからどうなることやら…</div><div>しかし、学生でなくてよかったです…<br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">■PCRメモ(2022年3月現在)</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">ポストコロナの海外渡航の問題は、煩雑なコロナ対策の渡航手続き。今回の渡航で行ったPCR検査に関することをメモしておきます。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">①渡航前</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・ワクチン接種証明が必要:京都の場合、1週間ほどかかります。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・出国72時間前PCR検査:私が受けたのは、トラベルクリニックというところですが、朝一(8:30)に行って待ち時間は30分ほど。同僚は10:00ころに着きましたが、1時間半ほど待たされていました。(\25,000円/証明書含む)</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・出国時のエアフランスのカウンターのインタビューがきつかった。行先のコロナ対応状況をすべて質問され、すべて整っていることが理解されるまで手続きに入れなかった。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">②パリ</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">ザルです。入国の際は、一応PCR陰性証明を見せますが、それ以外は特になし。出国の際も陰性証明を提示するのみ。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">③セネガル</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・入国の際は陰性証明の提示、問診票の提出。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・PCRはダカール市内に2か所。私は、Ngorで受けましたが、申し込み書に10分、検査に2分ほど。ものすごく早い。結果は、Whatsappとメールで送られてくる。(22,000Fcfa/約4,400円)</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・出国時は陰性証明の提示と問診票の提出。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">④ブルキナファソ</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・入国の際は陰性証明の提示、検査官の問診。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・PCRはOuaga2000の検査場。私が得た情報では、大使館員等、この検査場で検査をしている。日本仕様の証明書への記載が義務付けられているので、この用紙はプリントアウトしておくとよい。結果はメールで連絡があるということだったが、私の元には届かず。翌朝検査場に再度行き、結果を日本様式に書いてもらう。(25,000Fcfa)</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・出国の際は、陰性証明の提示。カウンターでは特に何も聞かれず。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">⑤日本帰国</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・到着後、陰性証明の提示、出国元の確認、問診票の提出など数段階のスクリーニングの末にPCR検査を受ける。すべて終了までに2時間ほど(平均3時間ほどとのことで、かなり早かったようですが)。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、南回りとなり15時間に伸びたフライト後だっただけに、疲労困憊になりました。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">・2022年3月より陰性の場合、公共交通機関の利用が認められ、帰りは乗り合いタクシー(と言っても客は僕一人)で帰宅。とても感動したので書いておきますが、当初予約していたMKタクシーのリムジンでしたが、出国数日前に、「公共交通機関が使えるようになりましたが、リムジン(5万円ほど)を利用されますか?」というメールがありました。ありがたし。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br /></div><br />、<p></p></div>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-17945750133350166912022-01-29T06:18:00.004+09:002022-01-29T06:18:41.442+09:00【業績】ブルキナファソの「食のランドシャフト」を考える ──新たな食文化研究への一考察──<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgzT59Dl5TuXV3JuNVVMK2l6YO292ApTx95CALC7pBVu1UqvJ10huj_6gPbKBT0R09XQIt0gNeFKaDZUxmsqdnlMEoxAOi8MmXFqcCuZfV-5xWho-nPnDQcXjkOdrLhCJX72iIHk_RLoQleOK6VH8Cyu3LYXW-3ZLRW9sVhWLfJCGuFCJYgFQhgspKP=s3888" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="2592" data-original-width="3888" height="426" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgzT59Dl5TuXV3JuNVVMK2l6YO292ApTx95CALC7pBVu1UqvJ10huj_6gPbKBT0R09XQIt0gNeFKaDZUxmsqdnlMEoxAOi8MmXFqcCuZfV-5xWho-nPnDQcXjkOdrLhCJX72iIHk_RLoQleOK6VH8Cyu3LYXW-3ZLRW9sVhWLfJCGuFCJYgFQhgspKP=w640-h426" width="640" /></a></div><br /> すっかりアフリカの食文化研究が板についてきました。相変わらず、「アフリカの子どもの研究」が専門と言い続けようとは思っていますが。あまり「食」を専門にしてしまうと、食を楽しめなくなるような気がして、こんな心持ちでいます。<p></p><p>さて、ボチボチやっている食文化研究ですが、藤本武先生(富山大学)にお声がけいただき、こんな特集に寄稿しました。</p><p><a href="https://www.nobunken.org/%E7%AC%AC30%E5%8F%B7-2021" target="_blank">〈特集〉アフリカ食文化研究の新展開</a></p><p>仰々しいですが、アフリカの食文化に特化して、10本も集めたのはなかなかないだろうと思います。</p><p>私は「<a href="https://www.nobunken.org/_files/ugd/8c0ee7_dfdd50bd5695401fb9ba8f46afe42e3f.pdf" target="_blank">ブルキナファソの「食のランドシャフト」を考える ──新たな食文化研究への一考察─</a>」という論文で、「食のランドシャフト(≒景観)」は地理、環境、文化、社会、人の記憶などが折り重なった中で構成される、という主張をしました。食文化はサブ、とか言っている手前もありますし、全体的なアジェンダを出すのはまだ早いような気がしていますが。</p><p>お時間がありましたらどうぞご笑覧ください。無料ですので。</p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-37969422577865866142022-01-03T11:23:00.008+09:002022-01-03T11:23:57.019+09:00カメルーン調査(2月8日~2月17日)②ヤウンデ調査<table cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="float: right; margin-left: 1em; text-align: right;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><div style="text-align: left;">前の投稿からずいぶん時間が経ってしまいました(完成していなかったので、ノートを基に完成させます。20220103)。</div><div style="text-align: left;"><br /></div><div style="text-align: left;">
ヤウンデ到着翌日、シモン=ピエール氏がホテルにピックアップしにくる。2019年10月以来の再会。林さんとは20年の付き合いになるNGOの代表だ。彼のNGOは<a href="https://tamtammobile.wordpress.com/" target="_blank">Association Tam-Tam Mobile</a>(タムタム・モービル、以後TTM)といい、ヤウンデで衛生向上の活動に従事している。林さん自身、付き合いが長いものの彼が保健衛生の活動をしているのを知ったのは、サニテーションプロジェクトを始めてからだという。シモン=ピエール氏は、これまでに多くの日本人研究者のエイジェント的な仕事をしており、お二人は「兄弟」と呼び合うほど親しいが、その先に踏み込むことはなかった(もしくは、あったとしても、サニテーションというテーマに関心がなかった)ようだ。</div>
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-2IB8xI-vGkk/XuCHBbSDE2I/AAAAAAAADsc/pCROf3VJvfE-aTitmRnK3d3jRy_1hmOAACLcBGAsYHQ/s1600/CIMG0784.JPG" style="clear: right; margin-bottom: 1em; margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="480" src="https://1.bp.blogspot.com/-2IB8xI-vGkk/XuCHBbSDE2I/AAAAAAAADsc/pCROf3VJvfE-aTitmRnK3d3jRy_1hmOAACLcBGAsYHQ/s640/CIMG0784.JPG" width="640" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">ヤウンデ市内の谷間の集落</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">前回の調査では、カメルーンのサニテーションの全容を知るために市役所などを中心に訪問したが、今回はシモン=ピエール氏に彼が活動地とするヤウンデのサイトを訪問させてもらうことにしていた。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">TTMが活動するのは、「ビドン・ビル/Bidon ville(一般名詞らしい)」と呼ばれる、起伏の激しいヤウンデの谷間に位置する街区である。僕は「スラム」という言葉を様々な理由で忌避するが、分かりやすくいってしまえば、そういう風に見える街区だ。「山の手」という言葉は、いわゆる富裕層が住む街区として、どこに行っても良い住宅地というのは、少し高いところにある。簡単に言えば、水がたまらないところ、暑い時期にはほんの少し涼しく、人間が生活する上で快適なのところのことである。だから、日本でも部落や不可触民と言われた人たちが住んでいたのは、川沿いだったりする。ビドン・ビルも漏れなくこうした意味で、まあまあ貧しいほうに近い人たちが住んでいるが、治水がぜい弱な都市の谷間。水だけでなく、生活排水やゴミ(特にペットボトル)がここに溜まってくることになる。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br /></div>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://1.bp.blogspot.com/-MabbS4rmp6o/XuCG9wQgbRI/AAAAAAAADsY/7oAhG74qM3kZz3dPE0cTlnpVywr83MWfgCLcBGAsYHQ/s1600/CIMG0777.JPG" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="480" src="https://1.bp.blogspot.com/-MabbS4rmp6o/XuCG9wQgbRI/AAAAAAAADsY/7oAhG74qM3kZz3dPE0cTlnpVywr83MWfgCLcBGAsYHQ/s640/CIMG0777.JPG" width="640" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">ヤウンデの谷間の集落周縁部</td></tr>
</tbody></table>
<br />
それほど気温が高くない日だったためか、臭いはそれほどひどくなかったが、衛生状態が悪いのは間違いない。この前の調査で訪れたヤウンデ市の衛生当局が「運河の整備」に最も力を入れていると発言していたことの理由が明確に理解できた。しかし、この状態、早急に改善されなければならないのは間違いない。当の住民も手をこまねいているわけではない。この視察に合わせて訪問した住民組織は組織的に清掃活動を行い、可能な範囲の衛生管理に向けた活動を継続している。ただ、このあたりは、シモン=ピエール氏からも注意が入いり、積極的に活動を展開する住民組織は限られたいくつかだけであり、組織化を含めて課題が多いということである。<div><br /></div><div>
とりあえず、1年半前に書きかけて完成していなかった投稿をノートと記憶を頼りに。<br />
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<span face=", "hiragino kaku gothic pro" , "meiryo" , "ヒラギノ角ゴ pro w3" , "ms pgothic" , "ms ui gothic" , "helvetica" , "arial" , sans-serif" style="background-color: white; color: #555555;"><a href="https://blog.with2.net/link/?1995028:3250"><img src="https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_3250_1.gif" title="アフリカ(海外生活・情報)ランキング" /></a><br /><a href="https://blog.with2.net/link/?1995028:3250" style="font-size: 0.9em;">アフリカ(海外生活・情報)ランキング</a></span></div>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-48688540201923792022-01-03T06:05:00.055+09:002022-01-03T06:49:54.049+09:00Long Long time<p>このブログの最後のエントリーが2020年6月。2022年も明け、通算1年半も放置してしまいました。この1年半、あまりの忙しさに自分でブログを開くこともなく、ここまで突っ走ってきました。</p><p>新型コロナウィルスの蔓延により、このブログが休止状態の間に、世界は大きく変わりました。停滞しているのは、僕のフィールドデータくらいなものかもしれません(Blogerの使い方も変わってました…)。2021年を振り返ってみて、2022年の抱負を…などとも思っていましたが、年も明けてしまいましたので、詳しいことはやめておきましょう。</p><p>2つほど。</p><p>今年残念ながらまだ<a href="https://shimizujbfa.wixsite.com/shimizupage/gyoseki" target="_blank">業績らしいものがありません</a>(2022年1月3日現在で貼り付けますが、以後更新される可能性があります)。しかし、この1年半ほど心身を削りながら、かなり量を書きました。年度内には一部がご紹介できると思いますので、こちらは乞うご期待ということにて。印刷中の論文が1本、分担執筆が2本、完成間近の共編の本が1冊あります。また、昨年終盤より池邉智基さん、星野未来さんと<a href="https://livingmontage.com/category/%e9%80%a3%e8%bc%89/%e6%b8%85%e6%b0%b4%e8%b2%b4%e5%a4%ab%e3%83%bb%e6%b1%a0%e9%82%89%e6%99%ba%e5%9f%ba%e3%83%bb%e6%98%9f%e9%87%8e%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e3%80%8c%e3%82%bb%e3%83%8d%e3%82%ac%e3%83%ab%e3%82%92%e5%96%b0%e3%81%86/" target="_blank">「セネガルを喰う」の連載</a>を始めました。このほか、本年は、次の共編著の本の企画があります。</p><p>万一このブログを楽しみにしてくれている、という方がいらしたら、多くはアフリカの話をご期待ではないかと思います。今年も新型コロナの心配が払拭される、ということはなさそうですが、何とか1度か2度はアフリカに渡航できればよいな、と思っています。</p><p>ブログをひっそり再開してみたのは、特に強い気持ちがあったわけではありません。こうしたSNSも流行のようなもので、この直前はFacebookからもTwitterからも離れていた(居所を知られるのがちょっと…という時期でした)のですが、何か書く所がないかな、と思い立ちこちらを思い出したというわけです。しかし、このブログのおかげで本を出させてもらったこともありますし、フェイドアウトしてしまうのも気が引けますので、少しずつこちらも復活させていこうと思います。</p><p>ささやかですが、新年の誓いのひとつとして。そして、書初めとして。</p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p>Takao SHIMIZUhttp://www.blogger.com/profile/08418837337838248600noreply@blogger.com0日本、京都府京都市35.011564 135.76814896.7013301638211544 100.6118989 63.321797836178845 170.9243989tag:blogger.com,1999:blog-3123801169517563073.post-86199303114940271692020-06-10T14:52:00.001+09:002020-06-10T14:52:57.016+09:00カメルーン調査(2月8日~2月17日)① <table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://1.bp.blogspot.com/-jY4FnbgW0U0/XuBqNgOhZKI/AAAAAAAADr8/MXDwM3Am6mM-02ravZAafDZ5goKeWDp4wCLcBGAsYHQ/s1600/IMG_0734.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="640" src="https://1.bp.blogspot.com/-jY4FnbgW0U0/XuBqNgOhZKI/AAAAAAAADr8/MXDwM3Am6mM-02ravZAafDZ5goKeWDp4wCLcBGAsYHQ/s640/IMG_0734.HEIC" width="480" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">ドアラ上空</td></tr>
</tbody></table>
<br />
2度目のカメルーン調査は、ブルキナファソから帰国した3週間後に敢行された。この年度は研究費の都合で、年またぎのブルキナファソ渡航に始まり、3か月で3回渡航という、鬼のスケジュール。しかし、3週間あれば日本での生活も普通に戻り、余韻がなくなったころに再び出国というサイクルで過ごす。伊丹で同僚の林耕次さんと合流し、経由地のブリュッセルへ。ブリュッセルでホテルでPLの山内太郎先生と合流。翌日の便でヤウンデに向かった。<br />
<br />
今回はとにかくやることが多い。コロナ以前の話なので、どこかリアリティのない話だし、もうずいぶん前のことのようにも思うが<br />
①前回の調査で協議した2つのNGOとのMOUの締結<br />
②ヤウンデでの研究会<br />
③ヤウンデでの初期調査の実施<br />
④ベルトア周辺での調査の設定<br />
これに加えて、持ち込み仕事としては、アフリカ学会賞の選考に『現代アフリカ文化の今』の原稿、そして、4月から始まる講義の準備もあった。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-ZKG4nARhHHs/XuBy6-bT6tI/AAAAAAAADsM/T6UZBvhGtZ4Mwz81rHUD-VaYFFzdbEFCwCLcBGAsYHQ/s1600/IMG_0740.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="640" src="https://1.bp.blogspot.com/-ZKG4nARhHHs/XuBy6-bT6tI/AAAAAAAADsM/T6UZBvhGtZ4Mwz81rHUD-VaYFFzdbEFCwCLcBGAsYHQ/s640/IMG_0740.HEIC" width="480" /></a></div>
ノートの清書もままならない、超過密な調査週間が始まる。ともあれ、ヤウンデに到着した3人はいつものマネックで夕食。今回初めてのンドレ・ポワソン・フュメに舌鼓を打ち、一時のここから怒涛の1週間が始まる。<br />
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