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西アフリカのワックスプリント「パーニュ」を使用したスカートお仕立てショー:アフリカのファッションを体感する(「現代アフリカ・アジア講座2025」 第5回)

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少し時間が空いてしまいましたが、イベントのお知らせです。 今年度の「現代アフリカ・アジア講座2025」の最終回(第5回)のお知らせです。ここのところ映画上映が続きましたが、今回は実演を交えたトークショーです。席数が少ないので、お申込みいただけると助かります。 ******** 日時:2026年2月20日(金)19:00~21:00(18:30開場) 会場:FebCafe Kyoto(〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554) https://fabcafe.com/jp/kyoto/access/ 登壇者:中須俊治(AFRIKA DOGS、京都精華大学センター研究員)、カブレッサ・デアバロ(トーゴ人仕立屋)、清水貴夫(京都精華大学) 講座概要:人間の生活の基礎をなす「衣・食・住」。「食」や「住」と同様に「衣」の世界も、その地域の環境と重層的な歴史、そして、社会的な規範など複雑な要素により作り上げられています。今回の講座では、西アフリカの人びとに広く取り入れられる「パーニュ」と呼ばれるアフリカンプリントを中心に紹介します。今回は日本でアフリカ布の輸入販売を手掛ける中須俊治さん(アフリカドッグス、本学センター研究員)に、西アフリカのファッション事情やトーゴの服飾文化について解説していただきます。そして、アフリカの服飾の多くは、オーダーメイドです。仕立てを抜きにしては語れないアフリカの服飾文化。今回は、日本で活躍するトーゴ人の仕立て職人のカブレッサ・デアバロさんをお招きして、実際の仕立ての技も披露します。 お申込み:https://caaccs.kyoto-seika.ac.jp/2026/02/20/talk5/ 問い合わせ:京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センター  caaccs@kyoto-seika.ca.jp 主催:京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センター 共催:日本アフリカ学会関西支部  

カレンダー

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  2026年のカレンダー 出張の用務の合間に「緑のサヘル」の事務所に寄った。事務局長の菅川さんとはずいぶん長い付き合いで、私が来るなら、と週末にも関わらず事務所を開けてくれるという。少々恐縮しながらも久しぶりの再会に向け、手土産を持ち、少し早めに到着する。 事務所に到着し、先日のブルキナ出張のことやらをお伝えする。その政治的な体制はともあれ、少しずつ新たな日常を取り戻すブルキナファソのことをお伝えし、菅川さんからは活動のこと、カウンターパートのことなどを伺う。関西在住ということもあり、なかなかお目にかかる機会も少なく、積もる話もたくさんある。 さて、1991年に活動を開始した「 緑のサヘル 」。もう35年の歴史を持つ、アフリカをフィールドとするNGOとしては老舗中の老舗だ。コロナ禍の煽りを受け、あまり元気はないが、砂漠化対処、アフリカの人びとの生活支援、近年では国内避難民への支援など、その活動意義は全く薄れることはない。こうした活動は、菅川さんの献身的な活動、会員の会費や助成金により支えられている。すでに手あかがついてしまった感は否めないが、「ファンドレイジング」という言葉がNGO界隈でも流行したが、これは、裏返してみれば、日本という土壌に「寄付文化」が根付いていないことを示しているわけだが、そうは言え、団体の維持のためにはお金は必要。緑のサヘルの場合は、大きな柱として、毎年カレンダーを出している。 カレンダーは2001年以来、写真家の 小松義男さん による写真提供により毎年発行している。今年で26年目。私も10年ほど前から毎年購入しているが、小松さんの写真はとにかく人の表情がよい。ここまで人の笑顔が撮れる人はいないだろうし、直線的な絵を好まない、つまり、人間(や人間が作り出す)の曲線の美しさ、言い換えれば、「人間」と「人間の仕事」を撮ろうとしてきた哲学が込められていると勝手に思っている。毎年当たり前のように「今年はどうしますか?」と連絡があり、新年に新たなカレンダーにかけ替える、という日常的なイベントだったが、今年でそれも終わりなのだという。小松さんももう80歳。体の自由が利かなくなり、編集をしてくれている方を含め、「潮時」なのだという。 とても残念なのだけど、これも時間の流れ。致し方ない。受け入れるしかない。 最後のカレンダー、まだあまりがあるようです...

【業績】「「地域研究」としての西アフリカ研究: 食文化研究を中心に」@『アフリカ』アフリカ協会

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  明石書店のエリアスタディーズ・シリーズの一連の出版が済み、さて、これから自分の原稿にかかろうか、と思うと、新しい原稿執筆依頼がやってくる。そういうときは、大体一時に複数いただくもので、今回もそのうち紹介できると思う原稿依頼2本と共に数日の差でやってきた。(そしてもう一本やってきたフランス語→日本語の翻訳(しかも締め切りまで2週間!)はさすがにごめんなさいしました…) (一社)アフリカ協会が発行する 『アフリカ』2025年冬号 に「「地域研究」としての西アフリカ研究:食文化研究を中心に」という論考を寄稿しました。この雑誌、アフリカに関わる外交官が中心となっているもので、学部生の時代は特に貴重な国際政治や国際経済の情報源として読んでいました。しかし、しばらく手を取る機会もなく、どこからかお誘いいただきました。 研究動向が今回のお題ですが、それほど学界動向を意識して研究したことはなかったのですが、ずっとモヤモヤしていた「地域研究」なるものを考えてみたくて、最近、もはや「専門」と言っても過言ではなくなってきた食文化研究から地域研究を紐解く、ということを目指して「食文化研究」と「地域研究」がいかに相性がよいか、ということを書きました。個人的に高谷好一さんの『 世界単位論 』に感銘を受け、かなり意識的に研究に取り入れているのですが、このことが書けたのはよかったかと思っています。

【フィールドワーク】A New Yam Festival @ 横浜

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第6回「ヤム芋祭り」次第 家族とのお城廻の旅を終え、私は早々に福岡を離れ、向かった先は横浜。8月10日に横浜で開催される「ヤム芋祭り」に参加のためでした。今回は、在日アフリカ人研究の先輩の 松本尚之さん にお誘いいただきました。 日本で行われる大きな「ヤム芋祭り」は今年で6回目だそう。日本ではまだまだ馴染みはないですが、ナイジェリア(特にイボ)ではそこここで行われているようです。お祭りとしては「収穫祭」的なもので、日本では「米」の収穫を祝うことを考えると、「ヤム芋」がイボの人びとの「食」の象徴だということが分かります。実際にナイジェリアでどのように祭りが行われているのかは、これから勉強する課題として、参加したヤム芋祭りについてメモしておきたいと思います。  開催されたのは、「神奈川労働プラザ」の大ホール。小物政治家の何とかパーティでも使えるくらいの大きさのかなり大きなスペースを貸し切り、横断幕なども用意され、そこら辺のパーティどころではありません。かなり本気度の高い設定に少し気圧されつつ、いざ開始。パーティはMCの発声、自己紹介から始まるのですが、合間合間に仮面のダンスが入り込む。私が馴染んできたアフリカとは、大きく異なり、院生の頃に指導教官から聞かされただけの世界が展開してきます。 そして、どこの世界も大物は遅れてくるもので、宴が始まりしばらくすると少しずつ舞台前の貴賓席に人が埋まっていく(怪しい人ばっかりだ…)。 そして、宴もたけなわになるころ、「ヤム芋祭り」のメインイベント。ヤム芋のカットです。貴賓の皆さんの輪に松本さんの伝手ということでご一緒させていただき、最初のカットをさせていただきました。 メインイベントの「ヤム芋カット」 合間合間に出てくる仮面 次第に宴が深まっていきますが、食事も次から次へと運び込まれます。 まずは、前菜のピザ(!)。最初から空腹では帰さない気満々です。 「前菜」のピザ 前菜のピザの後はコラナッツとデーツが配られ、これがアフリカのイベントだということを思い出させます。 コラが配られる そしてメインの「ジョロフライス」!。お弁当形式ですが、コメの量は軽く一合はあります。肉もでかい… ナイジェリア料理店によるジョロフライスの弁当 内容はこんな感じ。 そして、弁当と前後してヤム芋のラグー(?)。ヤム芋祭りなんだから、こっちメインがよ...

【フィールドワーク】セネガル人と日本語学習

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  ハサイドを朗誦する コロナ禍最中の2021年。海外調査が限定的となり、再開した「在日アフリカ人」の調査研究。日本に住むアフリカの人びとを対象とした研究は、私の指導教官でもある和崎春日先生によってはじめられました。私自身は、と言えば、2007年、2008年ころまではあるアフリカ系の方が起こした国賠訴訟に関わりながら調査を進めたものの、以来アフリカでの調査に専念していたため、10年ほど時間が空いてしまいました。 研究の本筋の話は、下にある「最近の研究」をご覧いただくとして、少しずつ関係性が強くなってきたセネガル人コミュニティとのメンバーと一緒に日本語教室を始めました。参与する中で日本に来たばかりの方が日本語で苦労されていること、また、男性についてきた女性や子供たちが日本語習得で困っていることなどの状況を知るに至り、私の方から申し出ることにしました。同じ時期、所属校で親しくさせてもらっている若手職員が 日本語教師の国家資格 (登録日本語教員)を取得したとのこと。セネガル人コミュニティの日本語習得状況を話しているうちに、日本語を教える練習がてら…ということで、講師役を引き受けていただけるとのことになった、という、幸運も重なったという背景もありました。 そんなわけで今年1月から少しずつ始めた日本語教室。幸運にも、学内の予算も取れ、若手職員の人脈でボランティアの方にも応募いただき、5月後半から毎週開催にこぎつけています。一応、調査の一環ではありますが、少しでもお役に立てればよいと思っていますし、なかなか交流を持てない人たち同士が交わり、お互いの理解が進むとよいと思っています。 在日セネガル人の研究、公刊の度にお知らせしていますが、改めてご紹介しておきたいと思います。 ■ 最近の研究 「 宗教的な結節点をつくる:在日セネガル人コミュニティの新たな展開 」(日本アフリカ学会第62回学術大会発表資料、2025) 「ムーリッドを中心とする在日セネガル人の 民族誌的研究序説」  (『インターセクション』Vol2、2024)

TICAD・アフリカ学会:産官学とは言いますが…

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  5月17日、18日の両日に開催されたアフリカ学会が終了。先日ブログでも紹介したように、和崎先生らと共に フォーラム(分科会) を組織し、会期中はこのメンバーとひたすらにディスカッションをし、非常に濃厚な時間を過ごしました。 いろんなところで言っているので、このブログのどこかにも書いたのではないかと思いますが、TICADが行われる年の学会くらいは、TICAD、学会が連動してもいいのではないかと思います。結局行けなかったのですが、公開シンポが「社会実装」を謳っているのであれば、意図的にシカトか?!と思ってしまう…TICAD「東京国際アフリカ開発会議」の「開発」が経済のみならず、相互の文化・技術交流なども含みこむのであれば、アフリカ学会は非常に象徴的な学会のはずですし、学際研究としての地域研究は多様で複合的な視点からアフリカを分析していて、間違いなく重要な知見が数多くあるはず…TICADが始まって約30年間、両者は一度もオフィシャルに協働したことはなく(私も何度か「サイドイベント」を組織したことがあります)、これは政府・行政は学術に目を向けてこなかった、ということの証左ではないでしょうか。逆に、学問の独立性はともあれ、学会自体が「社会実装」(最近この言葉があまり聞かれなくなったような気がしますが…)を本気で考えているのか、という辺りも疑問。 国威発揚のために、積極的に働きかけるべきとは毛頭思いませんが、日本のアフリカ研究は、世界的に長い歴史と多くの業績を残している学会です。学会員も1000人ほどおり、地域研究学会としては、異例という話も聞いたことがあります。とある知人が「発表もせずに、知識の搾取ばかりですいません」などとおっしゃっていましたが、「知識の搾取」でもよいので、政府・行政の方は一度見に来るべきだと思いますし、それなりの専門知識をベースにして政策を積み上げるべきだと思います。そして、「産」も然り。きっと、ビジネスのタネや人材が多く眠っているはず。そして、長い目で見て、こういう学会に時間もお金も投資すべきではないかと思います。 そんなわけで、TICADの度に恒例となるつぶやきですが…

2025年度 今年度やること

すでに4月も過ぎ、GWに差し掛かっていますが、今年度の目標というか、Todoというか、これからこんなん出ますなども。元気に仕事してます、報告です。 【研究】  昨年度いっぱいで自分の科研費が終了。また、分担者としてかかわっていたものもいったん終了しました。残念ながら、萌芽研究しか出せなかった自分の科研費は不採択でしたが、二つの科研費プロジェクトの分担者としてお誘いいただき、研究者としては研究が続けられることになりました。一つは、「 ポスト世俗時代における地域間比較宗教学に向けてー複眼的世界像の構築と分析 」(基盤研究(A)、代表者:伊達聖伸)、もう一つが「 イスラーム教育と世俗の越境・融解:ムスリム側から描く「ポスト世俗 」(基盤(A)、代表者:日下部達哉)です。この二つはそれぞれのテーマに沿った海外調査がメインです。このほか、学内の「個人研究奨励費」というのをいただきましたが、こちらは在日アフリカ人調査に充てる予定にしています。 一応、調査については、こんな感じで目途が立ちました。で、「いっぱい書きます」は宣言しておきます。まず「書きました」は2.5冊ほどあります。いずれも明石書店のエリアスタディーズシリーズですが、『食文化からアフリカを知るための…』『ガーナを知る…』『ブルキナファソを知る…』と寄稿しました。この辺は年度内には必ず出版します。 そして、現在書いているもの、書き出したものです。まず、昨年度までの科研費の成果出版の目途を立てる(原稿を出す)こと、日下部科研の先行プロジェクトの成果発表の原稿(2本)が大きめのお仕事です。このほか、『ブラック・ディアスポラ事典』の編集委員を仰せつかっており、2027年度出版を目指し、打ち合わせを行っているところです。そしてそして、これだけ受けておいて大丈夫か?!ですが、博論、何とか今年度こそ目途を付けます。 【教育面での目標】 昨年度は、グローバルスタディーズ学科が一巡し、無事に1期生が巣立っていきました。我われも授業が一巡し、ベースが固まってきました。今年度は新たな講義資料を作成する必要はないのですが、来年度からの本格的な学部再編を前に、いくつかの準備をせねばなりません。講義科目は、大きくフィールドワーク関連科目、比較社会学、子ども学概論というのを担当していますが、文化人類学の近接科目でもある比較社会学の充実化...

【発表】アフリカ学会第61回学術大会@京都大学 フォーラムフォーラム「在日アフリカ人コミュニティの動態:時間的拡大と空間的拡大」

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  5月17日、18日に開催されるアフリカ学会で発表します。大体毎年発表していますが、今年度は、松本尚之さん(横浜国大)を筆頭としたフォーラム「在日アフリカ人コミュニティの動態:時間的拡大と空間的拡大」の発表者として登壇します。 在日アフリカ人研究は和崎先生が切り拓き、和崎先生らがこの研究領域をはじめてから、その環境や動態は大きく変化してきました。こうした現状を踏まえ、改めて発展的に展開していこうとする試みです。 プログラムは以下の通りです。 ++++++++ F-07 在日アフリカ人コミュニティの動態:時間的拡大と空間的拡大 企画代表者:松本尚之 (1)松本尚之(横浜国立大)「趣旨説明:変動する在日アフリカ人コミュニティーナイジェリア出身者の事例から」 (2)清水貴夫(京都精華大)「宗教的な結節点をつくる 在日セネガル人コミュニティの新たな展開」 (3)若林チヒロ(埼玉県立大)「在日ガーナ人と第2世代の動態ー多様化するライフコース」 (4)菅野淑(愛知淑徳大)「在日セネガル人ミュージシャンの動態」 (5)和崎春日(中部大)「在アジアアフリカ人の空間的伸長と時間的増深をささえる自己規定と社会原理」 コメント(プログラムには出ていません):鈴木裕之(国士舘大学)、小川さやか(立命館大学) 討論 +++++++++

【イベント】京都精華大学CAACCS主催「映像でみるアフリカ・アジア社会とその課題」

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所属する京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センターでは、毎年恒例のアフリカ・アジア現代文化セミナーを今年も開催します。今年は、「 映像でみるアフリカ・アジア社会とその課題 」を統一テーマとして、全4回開催します。詳細は上のウェブサイトをご覧ください。 今回のイベントで私の担当箇所を特にご案内しておきます。 ・第2回 2024年11月15日(金)  19:00~21:00 「エチオピアの隣人と映像を通して考える未来」 上映作品 作品1『吟遊詩人-声の饗宴-』( 2022 年、 17 分、監督・川瀬慈) エチオピア連邦民主共和国の都市にみうけられる酒場 “ アズマリベット ” 。ここでは楽師アズマリが弦楽器マシンコを弾き語り、人生の無常や恋愛、社会批判等を歌にし、庶民を楽しませる。アズマリのパフォーマンスの特色は歌い手のみならず、聴き手も即興的に詩を生み出し、歌い手に投げかけていくことにある。アズマリはそれらの詩を弦楽器の旋律にのせて一字一句復唱し、聴衆に聴かせる。本作は、アジスアベバのハヤフレット地区にあるアズマリベット Duka Masinqo において、長回しのシングルショットによって記録された、ゴンダール出身のアズマリ、ソロモン・アイヤノー氏と客たちの詩のやりとりである。ここで歌われた詩のテーマは、新型コロナウィルスの世界的な蔓延、ティグライ人民解放戦線( TPLF )と政府軍による戦争、過去と現在のエチオピア首相に対する批判、さらには大エチオピア・ルネサンスダム( GERD) 建設をめぐるエジプトやスーダンとの外交摩擦に至るまで多岐にわたった。アズマリベットの歌は、エチオピアの社会情勢や庶民の気持ちを映し出す鏡である。東京ドキュメンタリー映画祭 2022 「人類学・民俗映像部門」準グランプリ。 作品2.『つながりを生きる東京のエチオピア移民』( 2024 年、 48 分、監督・川瀬慈) 日本社会には、世界のさまざまな地域や文化にルーツを持つ人々がいる。その中でもアフリカからの移民の生活や活動は広く知られていない。東京都葛飾区と墨田区には、 200 人近いエチオピアからの移民が住んでいる。彼ら、彼女らはエチオピア正教会の集会でつながり、同国の音楽や食事を通じて地域住民と交流を行う。本作では、エチオピアの人々が自分たちの文化を守りながら、東京に根を下ろしつつ...

【イベント】”ゼロ”プロパガンダ展 (11月10日/応募はすでに締め切り)

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イベント情報が続きます。こちらはすでに応募が締め切られている、というか、主催の比呂啓さんの周辺で一瞬で埋まってしまう、という超コアイベント。軽く引き受けましたが、何の目的で行われているイベントなのか、また、どんな属性の方が来られるのか、訳が分かりません。 こちらは「”ゼロ”プロパガンダ展」というイベントです。なんと11回目。シンポジウムの翌日の11月10日に開催されます。先日、比呂さんにはブルキナファソの食文化についての話を聞いていただきましたので、また別の話、ということで、少しずつ準備を進めています。 昨年は食文化の講演依頼が多かったですが、皆さん飽きられたのか、今年は別のもの(私にとっては、イレギュラー)が多い感じがします。若干たいへんですが、お呼びいただける限りはできる限りお受けしたいと思います。

第3回「アフリカ納豆サミット」アフリカ納豆VSラオス納豆

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アフリカ納豆サミット、第3回目を開催します。おバカな企画で、最初はどれくらいの方が集まってくれるのかが不安でしたが、取り仕切ってくれる奥祐斉さんのお陰で、過去2回は満員御礼。述べ70名の口に「アフリカ納豆」を突っ込むことができました(笑)。 私の風貌を見て恐れをなしたためとは考えていませんが、「意外においしい」という感想をいただいています。 第3回目は、アフリカ納豆とラオス納豆の対決。彩り豊かなラオス料理は強敵ですが、アフリカ料理の力を見せたいと思います。 詳細とお申込みは こちら 。  

【業績】神代ちひろ(編著)大石高典、武内進一、小松謙一郎、椎野若菜(著)『学部生の安全なアフリカ留学に向けて』

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年度末にいくつか業績がでました。 一つ目です。神代ちひろ(編著)大石高典、武内進一、小松謙一郎、椎野若菜(著)『 学部生の安全なアフリカ留学に向けて 』 現職に就いてすぐに日本とアフリカの大学を結ぶネットワークの会議に参加させていただいています。京都精華大学はオブザーバー参加ではありますが、「大学の世界展開力強化事業(アフリカ)」の成果物として『学部生の安全なアフリカ留学に向けて』という冊子が公刊されました(無料です)。ハンドブック的なものですが、執筆陣の豊富な経験を踏まえた安全対策が記されています。私も上智大学の山﨑さんと編者の神代さんとの対談に参加していています。 アフリカと日本をつなぐ一つの懸け橋となりますように。

セネガル新大統領(2024年大統領選挙)と西アフリカ情勢

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  バシル・ジョマイ・フェイ新大統領(Mali jet 20260326 より) 2024年3月26日、セネガルに新大統領が誕生した。バシル・ジョマイ・フェイ氏だ。日本の報道各社も小さく、論調も似たようなものではあるが速報を流している。選挙が行われた当日は気が抜けるほどあっさりと勝利宣言が出たが、ここにいたるまで、かなりの混乱を経ていた。昨年学生がセネガルに滞在していた5月ー6月ころから、マッキ・サル大統領が憲法で禁じられている三選を目指す、という話が出始め、ダカール市内で市民蜂起があったりした。2月3日には、2月25日に予定されていた選挙を延期すると発表されると、市民はデモを組織し、治安部隊との小競り合いが各地で起こった(武内20240206)。こうした動きの背景には、マッキ・サル大統領による野党候補の(乱暴とも思える)抑え込みがあり、さらには、100歳になろうとしているアブドゥライ・ワッド元大統領、その息子のカリム・ワッドなどの動きが複雑に絡まりあっている。対立候補が絞り込まれていく過程で、最大の対立候補のウスマン・ソンコ氏はジョマイ氏の指示に回り、3月6日の憲法評議会で投獄されていたソンコ、今回当選したジョマイ氏ともに恩赦法により14日に釈放、24日に選挙実施案が承認された(武内20240316)。結果は報道されている通りである。 アフリカ・アジア現代文化研究センター主催の 緊急シンポジウム「西アフリカ諸国で何が起きているのか―セネガル、ギニア、マリ、ブルキナファソとニジェールの政治危機を考える」 (2024年2月21日)の開催趣旨で、次のように書いた。 「2024年2月3日、月末に予定されていたセネガルの大統領選挙が無期限に延期となったニュースは耳新しい。多くのアフリカの国々で大統領選挙が近づくと、任期延長や「三選問題」が浮上するが、セネガルでは現サル大統領の一期目の選挙以降、「民主的」な選挙が行われていたこともあり、このニュースは一抹の不安と驚きをもって受け入れられた。アフリカの多くの国々が大統領権力の長期化による腐敗を防ぐため、憲法で三選禁止規定が明記されているが、これまでも、ブルキナファソ(2014年)、南スーダン(2018年)、コートジボアール(2020年)、ソマリア(2021年)、ブルンジ(2023年)、中央アフリカ(2023年)など、三選...

アフリカ・アジア現代文化講座(11月24日~)

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  直前のお知らせになりましたが、今年度も5回にわたり、「アフリカ・アジア現代文化講座」を開催します。今年度の統一テーマは、「グローバル化の中の日本語教育」です。 【講座の趣旨】 近年、日本でも多くの留学生が学ぶようになってきた。殊、グローバル化が進む中、留学先は欧米のみならず、中東や南米、アジア諸国にも目が向けられるようになり、少し前と比較しても、留学先は多様化し、また、それまで留学生の排出先でしかなかったいわゆる「開発途上国」の多くは、留学生の受け入れ先ともなるなど、その様相は日々変化の過程の中にある。また、日本は深刻な少子化による進学者の減少に伴い、国策として留学生の受け入れに積極的である。しかし、留学生の受け入れに際し、大学の国際化(=英語教育化)が喫緊の課題として捉えられている潮流を見て取ることもでき、決して「日本語」での教育を提供することには、必ずしも積極的ではない。こうした流れの中、今年度のアフリカ・アジア連続セミナーでは、日本語による教育、また日本語教育はどのような位置づけにあるのかを考えていきたい。 お申込みは⇓から。(この講座は有料となります。) https://caaccs.kyoto-seika.ac.jp/2023/11/17/%e3%82%b0%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%ab%e5%8c%96%e3%81%ae%e4%b8%ad%e3%81%ae%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e6%95%99%e8%82%b2/

【再】「アフリカ納豆サミット」(11月11日)@京都国際マンガミュージアム

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アフリカ納豆サミット(11月11日開催)のポスターできました! まだまだ空き席ありますので、奮ってご参加ください! アクセス: 京都国際マンガミュージアム (クリックするとアクセス情報が開きます) お申込みは こちら からどうぞ。  

学内公開講演会「現代アフリカにおける宗教の多様な諸相 「マダガスカルのライシテ」と日系新宗教」上野庸平氏

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またずいぶんブログを放置してしまいました。ほぼすべてのSNSが開店休業状態。適度に忙しいのは良いことですが、4月以降少しは状況が改善したものの、6月から9月にかけてはとんでもないことになっています。まあなんとか元気にしています。 さて、なぜ突然ブログをあげたかというと、ブログの使い方を忘れないようにするためというのと、この講演会のログを取っておくためでした。ここでは公開していますが、「直接いらしていただいても」入れません(意味わかりますよね?)。というか、こんなに久しぶりだと誰も見てないか… どこかのタイミングでこの間に出版されたものなど、上げたいと思います。

セネガル/ブルキナファソ渡航-①

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2022年2月26日。約2年ぶりにアフリカの土を踏みました。そろそろ暑くなる季節なのに、セネガルは肌寒く、上着が一枚必要なほどでした。 今回のミッションは2022年度に行われる学生の研修の下ごしらえ(セネガル)と科研費の調査です。年度末ということもあり、諸々のドタバタで準備もままならないままに出発前日を迎えました。今回は、ユースギョンさん(マンガ学部)と吉野さん(グローバル推進室)のアフリカ初体験のお二人と同行しました。パリで一泊し、セネガル入り、という段取りでした。 パリでは、私は授業収録があり、ほぼホテル缶詰めでしたが、お二人はパリを散策。その間にユーさんがATMでトラブルで10万円以上が戻らないことに…。旅の初めから不穏な空気が… この空気は、セネガル到着に引き継がれる。いやな感じの入国審査官に一通りいじめられ、何とか出国し、ドライバーと落ち合う。ホテルの場所を伝え、ホテルの街に向かう。途中、通行人にホテルの名前を聞くが、誰もしらない。Google mapで調べながらホテルに向かい、「ホテル」のあるはずの場所には、大きなお屋敷。看板もないが、鉄扉をたたいてみる。屋敷内には電気がついているが、誰も出てこない。30分ほど扉の前で中の人を呼ぼうとしたが結局ダメ。夜も更け、深夜に突入しそうだったので、他のホテルを探すことになった。しかし、コロナ禍にあって、他の2,3のホテルも満室。途方にくれたが、「彼が近くにいたはず!」(というか、翌朝の朝食を一緒に、と約束はしていた)。ということで、近くに住んでいる映画監督のThomas Grand氏に電話してみると… おそらく眠りについた頃、最初はだれだかよくわかっていないが、「俺だ!清水だ!」というと、「おぉぉぉぉ!どうした?」「予約していたホテルがなくて困ってるんだ。連れがいるから、今から行っていいか?」と聞くと、「もちろんだ!早くうちに来い!」ということでドライバーに道を伝え、一路Grand氏邸へ。  Grand氏邸に着くと、家族がすべて起きだして、我われを迎える準備をしてくれていた。深夜すぎというのに、1歳児までが我われを迎えてくれる。そして、ビールやら食事やら、シャワーやらを用意してくれて、2時過ぎに就寝。長い一日が終わった。翌朝、8時過ぎまで、3人とも爆睡。そして、約束の朝食。 ハプニング続きのセネガル渡航、こ...

ウスビ・サコ、清水貴夫(編著)2020『現代アフリカ文化の今 15の視点から、その現在地を探る』(青幻社)が出版されます。

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派手ですかね… ご無沙汰になりました。 今週、勤め先の京都精華大学学長のウスビ・サコと共編でこのような本を出しました。企画からここまで8カ月。16名(15の視点としていますが)の執筆者、座談会登壇者のご協力を得て何とか『 現代アフリカ文化の今 15の視点から、その現在地を探る 』出版にこぎつけました。 アフリカの文化論といえば、音楽で言えば、アフリカのポップスや伝統音楽、絵画で言えば、ツーリスト・アートやらプリミティブ・アートやら…各論でたくさんの領域があり、少しずつ蓄積もできてきました。今回は、このそこここに散らばる「アフリカ文化」を集めたものを出版しました。この本は、昨年来、我われが力を注いできた(その割にまだ活動が始められませんが)「アフリカ・アジア現代文化研究センター」の開設に連動した企画です。新型コロナの影響をもろに受けてしまうことになりましたが、何とか一つ。記念碑的な出版になりました。 執筆者の皆さま、青幻社の皆さま、どうもありがとうございました。 にほんブログ村 アフリカ(海外生活・情報)ランキング

公開座談会「現代アフリカカルチャーの現在地」(12月21日)@京都精華大学

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このフライヤーの転載には許可は不要です。 年の瀬になりますが、12月21日にこんなイベントを行います。 大学院に入った時の師匠である和崎春日先生、僕らより少し上の西アフリカの文化研究をけん引された鈴木裕之先生、そして、僕らの世代の映像人類学、文化研究の気鋭の研究者である川瀬慈さんをお招きして公開座談会を行います。 この座談会をまとめたものは、現在準備中の同名の本の「まとめ」にあたる部分掲載されます。 お申込みは必要ありませんが、部屋が狭くなっておりますので、ご希望の方はお早めにいらしてください。 アフリカ(海外生活・情報)ランキング にほんブログ村

合田真『20億人の未来銀行』(2018年 日経BP)

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書影 5月18日、19日と勤務先の 京都精華大学で開催された第56回日本アフリカ学会の公開シンポジウム にもご登壇いただいた合田真さんの著書です。 僕はネットビジネスや銀行業は、どうしても「怪しい…」が先行してしまう、なんとも頭の固い性質なのだけど、ひょんなきっかけで合田さんにお会いすることがあり、紹介されたご著書も、最初はやはりちょっと斜に構えて扉を開いたのでした…この本は読み始めたら一気に読めてしまう、とても読みやすい造りになっているのだけど、マストで読まねばならないものも多かったため、この本は飛び飛びに読まざるを得ませんでした。そのおかげ、というか、読んでいる途中にも、何度か直接にお目にかかり、合田さんのモザンビークでのお話を伺うことができたことは、この本の読者の中でも、もっとも恵まれた環境で読ませていただいたのではないかと思います。それでも、ずいぶん前に読み終わっているので、若干ほとぼりは冷めてしまったのですが、ようやく学会も終わり、少し落ち着いたこともあり、ブログ再開の第1弾として、こちらの本をご紹介したいと思います。 「20億人の未来銀行…」と題されたこの本は、端的に行ってしまえば、いわゆるICカードなどのIT技術を用い、日本の農協や地域通貨的なシステムを、のような機能を貧困層に利用できるようにし、貧困層特有のリスクを軽減していこうとする、合田さんのプロジェクトを綴ったものです。 合田さんのバックグラウンドは本書中にある程度書かれていますが、この本に書かれた合田さんのプロジェクトへの発想は、ご自身の経てきた様々な経験の上に成り立っています。おそらく日本人一般にある、おカネを扱うことの臆病さは、みじんも感じられず、より積極的な意味で、おカネを理解されようとしているような気がしました。しかし、そこには、おカネを自分のところに呼び寄せよう、ということには、「それほど」執着はない(「社長」なので、ある程度はないと困るので、「」内はそういう意味です)。そのことは、この本にもよく書かれていて、合田さんは次のように現在のおカネをめぐる仕組みを考察します。 「現在のお金の「ものがたり」の問題点がどこにあるのかと考えた場合、私は「お金でお金を稼ぐこと」を是とするところにあると思っています。私はここに、資源制約期たる現在の「現実」との齟齬を見るのです...