セネガル/ブルキナファソ渡航-①

2022年2月26日。約2年ぶりにアフリカの土を踏みました。そろそろ暑くなる季節なのに、セネガルは肌寒く、上着が一枚必要なほどでした。

今回のミッションは2022年度に行われる学生の研修の下ごしらえ(セネガル)と科研費の調査です。年度末ということもあり、諸々のドタバタで準備もままならないままに出発前日を迎えました。今回は、ユースギョンさん(マンガ学部)と吉野さん(グローバル推進室)のアフリカ初体験のお二人と同行しました。パリで一泊し、セネガル入り、という段取りでした。

パリでは、私は授業収録があり、ほぼホテル缶詰めでしたが、お二人はパリを散策。その間にユーさんがATMでトラブルで10万円以上が戻らないことに…。旅の初めから不穏な空気が…

この空気は、セネガル到着に引き継がれる。いやな感じの入国審査官に一通りいじめられ、何とか出国し、ドライバーと落ち合う。ホテルの場所を伝え、ホテルの街に向かう。途中、通行人にホテルの名前を聞くが、誰もしらない。Google mapで調べながらホテルに向かい、「ホテル」のあるはずの場所には、大きなお屋敷。看板もないが、鉄扉をたたいてみる。屋敷内には電気がついているが、誰も出てこない。30分ほど扉の前で中の人を呼ぼうとしたが結局ダメ。夜も更け、深夜に突入しそうだったので、他のホテルを探すことになった。しかし、コロナ禍にあって、他の2,3のホテルも満室。途方にくれたが、「彼が近くにいたはず!」(というか、翌朝の朝食を一緒に、と約束はしていた)。ということで、近くに住んでいる映画監督のThomas Grand氏に電話してみると…

おそらく眠りについた頃、最初はだれだかよくわかっていないが、「俺だ!清水だ!」というと、「おぉぉぉぉ!どうした?」「予約していたホテルがなくて困ってるんだ。連れがいるから、今から行っていいか?」と聞くと、「もちろんだ!早くうちに来い!」ということでドライバーに道を伝え、一路Grand氏邸へ。

 Grand氏邸に着くと、家族がすべて起きだして、我われを迎える準備をしてくれていた。深夜すぎというのに、1歳児までが我われを迎えてくれる。そして、ビールやら食事やら、シャワーやらを用意してくれて、2時過ぎに就寝。長い一日が終わった。翌朝、8時過ぎまで、3人とも爆睡。そして、約束の朝食。

ハプニング続きのセネガル渡航、これからどうなることやら…
しかし、学生でなくてよかったです…

■PCRメモ(2022年3月現在)
ポストコロナの海外渡航の問題は、煩雑なコロナ対策の渡航手続き。今回の渡航で行ったPCR検査に関することをメモしておきます。

①渡航前
・ワクチン接種証明が必要:京都の場合、1週間ほどかかります。
・出国72時間前PCR検査:私が受けたのは、トラベルクリニックというところですが、朝一(8:30)に行って待ち時間は30分ほど。同僚は10:00ころに着きましたが、1時間半ほど待たされていました。(\25,000円/証明書含む)
・出国時のエアフランスのカウンターのインタビューがきつかった。行先のコロナ対応状況をすべて質問され、すべて整っていることが理解されるまで手続きに入れなかった。
②パリ
ザルです。入国の際は、一応PCR陰性証明を見せますが、それ以外は特になし。出国の際も陰性証明を提示するのみ。
③セネガル
・入国の際は陰性証明の提示、問診票の提出。
・PCRはダカール市内に2か所。私は、Ngorで受けましたが、申し込み書に10分、検査に2分ほど。ものすごく早い。結果は、Whatsappとメールで送られてくる。(22,000Fcfa/約4,400円)
・出国時は陰性証明の提示と問診票の提出。
④ブルキナファソ
・入国の際は陰性証明の提示、検査官の問診。
・PCRはOuaga2000の検査場。私が得た情報では、大使館員等、この検査場で検査をしている。日本仕様の証明書への記載が義務付けられているので、この用紙はプリントアウトしておくとよい。結果はメールで連絡があるということだったが、私の元には届かず。翌朝検査場に再度行き、結果を日本様式に書いてもらう。(25,000Fcfa)
・出国の際は、陰性証明の提示。カウンターでは特に何も聞かれず。
⑤日本帰国
・到着後、陰性証明の提示、出国元の確認、問診票の提出など数段階のスクリーニングの末にPCR検査を受ける。すべて終了までに2時間ほど(平均3時間ほどとのことで、かなり早かったようですが)。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、南回りとなり15時間に伸びたフライト後だっただけに、疲労困憊になりました。
・2022年3月より陰性の場合、公共交通機関の利用が認められ、帰りは乗り合いタクシー(と言っても客は僕一人)で帰宅。とても感動したので書いておきますが、当初予約していたMKタクシーのリムジンでしたが、出国数日前に、「公共交通機関が使えるようになりましたが、リムジン(5万円ほど)を利用されますか?」というメールがありました。ありがたし。



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