投稿

8月, 2011の投稿を表示しています

アメリカのギャングは怖い?

いまさらながら、都市の研究が僕の専門で、少しは本を読んでいる。 別にここで学術史を展開しても仕方ないのだが、都市の研究は、アメリカのシカゴ大学がそのメッカ。1920年代ころから始まったといわれている。「シカゴ学派」という学派が形成されるのだが、その一番最初の著作がホワイトという人の『ストリート・コーナー・ソサエティ』というものだ。この本で語られるのは、イタリア系の移民なのだが、いわゆる「ギャング」の走りのような、都市下層民だった。映画「ロッキー」で出てくる、ロッキー・バルボアの異名、「イタリアの種馬」というのも、おそらく、イタリア系移民=都市下層民(つまり、下町のあんちゃん)を想像させるものなのだろう、と思う。 この本に出てくる「ギャング」もグループ間の抗争がある。抗争というと、非常に暴力的なものを思い起こさせるのだが、この抗争は、ボーリングで行われる。実に牧歌的…いろんなイベントが書かれているのだが、そもそも、「ギャング」が社会学者のインタビューにあそこまで正直に答え、絵に描いたように貧困を再生産していく様を見ていると、まったく「ギャング」のイメージが崩れてしまうのだ。 そして、イライジャ・アンダーソンという人が『ストリート・ワイズ』という本を編んでいるのだが、これは80年代のアフリカ系の下層民の話。もっとおどろおどろしい情景が出てくるか、と思ったのだが、これも、ドラッグやセックスのコード、また、古き良き不良少年の話などが出てくる。やっぱり、どことなく牧歌的。どこかでコミュニケーションの可能性が見える。 先日、高橋源一郎さんと内田樹さんの対談をラジオで聞いた( http://www.jfn.co.jp/susume/ )。確か、高橋源一郎さんの発話だったと思うけど、日本人が「怖い」と感じるのは、理解不能性に対してで、一神教世界では、絶対的存在が常に付きまとうから理解不能になればいつでもそこに戻れるから、メチャクチャな存在が提示できる。ジェイソンなど、むしろ日本人を怖がらせるために作られたのではないか、という。結局、一神教世界の人が怖がるものがなんなのかは聞き漏らしたか、忘れたけど、エスノグラフィーに描かれる「ギャング」、そんな意味でこんな風に感じるのかもしれない。

あ…できた…

そんなわけでパソコンを新しくしたのだが、VISTA⇒SEVENになったのと、初めてのSony製品で、ずいぶん勝手が違う。さっき投稿したブログの記事もおととい書いたもの、なぜか自宅のパソコンから投稿できなかったりして、パソコンの癖というか、機能がまったくもってよくわかっていない。 今、やっとSkypeをダウンロードして、前のアカウントを取り戻した。データはほぼ移し替えも終わったし、これで何とか日常業務ができるようになった。 まあ、しばらくは戸惑いながらなんだろうな…

パソコンを替える。

昨日の朝、いつものようにPCに電源を入れる。ネットにつなぎ、メールを見る。どこのキーを押したときだったか、突然、PCのモニターが黄色と赤のシマシマに。 あれ?と思い、少ししてから、再起動。セーフモードから立ち上がったものの、しばらくして青色画面になり、それ以降、電源は入るのに、起動せず…あまりいじってもいいことはないのがPC。携帯で、修理屋を調べて、大須へ。少しお金はかかったけど、原因がわかる。修理代、込で、8万ほどかかるだろう、と。そして、修理ができてもデータは保証できない、と…そんなわけで、なんとかデータだけ取り出してもらいPCはあきらめる。 今回の震災の影響で、今年は春夏のモデルが新品同様で、そのままアウトレット行き。東京のビックカメラで聞いた話を信じ、アウトレットへ。特にSony製品はかなりお得で、今まで使っていたPCのスペックをはるかに越えて、5万円以下…もう少し小さいやつがよかったけど、まずまずいい買い物はさせてもらった。 でも、やはり出費は痛い…

帰名

名古屋に帰る、を「帰名」という。というか、PCに覚えさせた。 強行軍で、今朝がた名古屋に帰った。往復夜行バス、と言うのは、ずいぶん久しぶり。3列シートだったので、割とよく寝られた。 夏休み、少しはゆっくりと自分のことに向き合える時間がある。そこそこ忙しくさせてもらっていて、これからのこともいろいろと決まっていく。新しい締め切りとか、ここまでにやりたいこととか、やらねばならないこととか。 とりあえず、9月。ブルキナ行きが決まる。今年はあまりチャンスがないと思っていたので、本当にありがたい。何も聞き取りができなくても、街の変化を感じ、そこに彼らが元気に生きていることが確認できればよし。またその次につながるだろう。 ブルキナから帰名するころには少しはすずしくなっているだろうか。それでも後1ヵ月、名古屋の暑さに耐えねばならんのだけど。

里帰り

昨日の夜から実家に里帰り。震災以来、2度目、だけど、たぶん3ヵ月ぶりか4か月ぶり。 去年、一昨年までは、月1回ペースで帰って来ていたから、すごく久しぶりな感じがする。変わったもの、変わらないもの、いろいろあるけど、今までで一番長くいた家に帰るとやはりホッとする。 そして、今日は連れと早稲田へ。本当は、連れの高校以来の親友のところに伺う予定だったが、なんかよくわからないうちに、中止になり、メーヤウにカレーを食べに行こう、ということになった。外はカンカン照り、カレーは辛くて重くて、そのあと古本屋街を歩いたら、汗でドロドロ…都心の暑さを嫌というほど味わった。 実家もいいけど、どこか涼しいところに逃げたい…

バリバリ

遅ればせながら、健康診断を受けた。どうせいろいろ問題があるので、病院も健康診断も大嫌い。 痩せろ?分かってるって。酒飲むな。分かってるって。タバコやめろ。分かってるって。 今回の、問題は血圧だったんだけど、言われたら言われたでビビって、血圧を落ち着ける健康食品のお茶(薬などではない)とか3000円もだして買ってみたりした。油を抑えて、プールの頻度を上げて、後は連れとウォーキングします。頑張って体重落とします。中年だっていうのは重々わかっとります。 そいで、もうすぐ37歳になるのだけど、30歳から学生に戻ったおかげで、バリウムというのをはじめて飲んだ。粉っぽいヨーグルト味のバリウムを飲んで、上になったり下になったり。げっぷをしたらもう一回飲まされる、というのはきいていたので、げっぷを抑え込んで、20分くらいシェイクされた。 あーやだやだ。ストレス発散に酒を飲むはずなのに、酒を飲むたびにいろいろストレスになる。このストレスこそ問題だと思うのだが。