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2025年度の振り返り

年末と学期末の2回も一年を振り返る必要もないのではないかと思い、こちらにまとめました。「あけまして…」感は4月の方が強い気がしますし。 改めて振り返ってみると、2025年度もバタバタと過ぎ去っていきました。普段生活していると、このバタバタの中で、近視眼的になってしまいがちで、今していることがどんな意味があったのかを考えることもないので、ちょっと丁寧に振り返っておきたいと思います。 【研究面】 原著論文がないのがよくないですが、3冊の商業出版(いずれも明石書店)に関わり、一つは、数年前からの懸案事項であった『ブルキナファソを知るための64章』。中尾世治さんと共編著として(大変ご迷惑を…)初出版。中尾さんとは、この後も何度か一緒に仕事させてもらえると思うので、その端緒としての意味合いもあったかと思います。その他、雑誌記事など数本を書きました。 この他、ここには出てきませんが、2026年度、2027年度出版予定の原稿を書きました。来年は編著1冊、分担執筆2冊の予定。 一方、調査の方も少しずつ進展していきました。まず、ブルキナファソでは、伊達科研、日下部科研の分担者として、ブルキナファソの宗教NGO、特にイスラーム系の弱者救済について現地調査を行いました。実は1年数か月振りの滞在となり、いずれも10日強と近々では、比較的長く滞在できたこともあり、まずまず実りのある調査だったと思います。もう一つ、時々ブログでも紹介している在日セネガル人の調査に関しても進展がありました。30回に渡り開催した日本語教室や毎月のダイラに参加することで、ずいぶんセネガル人とも交流が持てるようになってきました。 【教育面】 清水ゼミ3期目の7人が卒論を書き上げ、無事に卒業していきました。2024年度卒業の学生たちがべったりだったのですが、2025年度に卒業した学生たちは、ほとんど研究室に来ることなく、少し不安を感じていましたが、立派な卒論が提出されて安心して送り出せました。清水ゼミ4期目は相変わらずやんちゃな感じですが、これはまた今年度鍛え直す、ということにして、新たに迎えた5期目は7名。現在、5期目の学生はフィールドワーク中。どれくらい成長して帰ってくるか、楽しみです。 スポットの授業としては、九州大学に招待された、食のワークショップは、とても思い出深いです。旧知の横谷奈歩さんからの依頼で、色々と頭...

1001夜目を迎えるにあたり

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2010年7月に始めたこのブログが1000エントリーに到達しました。実に現在2025年11月なので、15年4カ月(304か月、36歳~51歳)の達成です。そんなに長いことやってるんですね。改めて計算してみて驚きました。年間、60エントリー強、月に直すと5本ほど、大体週1ペースということになります。細く長く、という感じでしょうか。途中1年以上更新しなかったり、一日に複数本エントリーしているので、かなりムラもありました。 元々は書き癖をつけるために、できるだけ毎日キーボードを打つため、ということを考えて始めたこのブログ(今でも自信はないですが、当時の日本語は悲劇的でした…)。とにかく何でもかんでも書いていましたが、文章を早く正確に書く、ということを考え始めてから次第に読まれていることを意識するようにし(グダグダにならないように)、いくつかのテーマについて継続的に書く、文体のパターンを作る、といういくつかのルールを課しているうちに、何か定型化されて来ているようにも思います。内容として読みやすくなってきているのか、定型化されてつまらなくなっているのか…このあたりは?ですが、論文や本を書いていないときでも、何かしらメモをする場としては、やっていてよかったと思います。 さて、この下は完全な自己陶酔の記録ですので、万一このブログに迷い込んでこられた方はこの辺で。 このブログを書き続けたこの15年、どんなことがあったのでしょうか。 1. キイチロウが生まれ、もう10歳になる 別の媒体に写真を写してしまったので、なんだか中途半端なところから始まっていますが、一番上が京都に引っ越してきたころ(2019年-2020年)のキイチロウ。一番下が最新(2025年10月)。多分この頃の倍くらいの体重になっています。昨日、久しぶりに抱っこしてみたら、いろんなものが溢れていました。今度の2月で10歳。ハーフ成人を迎えます。基本的にひょうきんでニコニコ。最近ちょっとわがままになった気がするけど、大人の感情の襞を敏感に感じる繊細な感性も持っていたり。【アフリカ子ども学と子育て】というシリーズでキイチロウの成長をメモしていますが、改めて見直してみると、赤ん坊から子どもへ、そして、少年へとすくすくと育っているのがよくわかります。 2020年春 2022年ころ 2023年ころ まだパッツン前髪 2024年赤の...

CAACCS(アフリカ・アジア現代文化研究センター)企画展「アフリカ・アジアへの誘い」(1月25日~2月16日)

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着々と準備が進みました 本日から約1カ月間、京都精華大学情報館において、「 アフリカ・アジアへの誘い 」展を行っています。お申込み等、必要ありませんので、お散歩がてらいらしてください。 この展示は、本学のアフリカ・アジア現代文化研究センターのメンバーの研究の紹介、各地の食文化の写真の展示、また、少しモノもおいています。それほど大きなものではありませんが、なかなか見ごたえがあると思います。 いらっしゃる際はどうぞひと言お声がけを。研究室でコーヒーを淹れてお迎えしたいと思います。

【イベント】”ゼロ”プロパガンダ展 (11月10日/応募はすでに締め切り)

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イベント情報が続きます。こちらはすでに応募が締め切られている、というか、主催の比呂啓さんの周辺で一瞬で埋まってしまう、という超コアイベント。軽く引き受けましたが、何の目的で行われているイベントなのか、また、どんな属性の方が来られるのか、訳が分かりません。 こちらは「”ゼロ”プロパガンダ展」というイベントです。なんと11回目。シンポジウムの翌日の11月10日に開催されます。先日、比呂さんにはブルキナファソの食文化についての話を聞いていただきましたので、また別の話、ということで、少しずつ準備を進めています。 昨年は食文化の講演依頼が多かったですが、皆さん飽きられたのか、今年は別のもの(私にとっては、イレギュラー)が多い感じがします。若干たいへんですが、お呼びいただける限りはできる限りお受けしたいと思います。

【イベント】シンポジウム「西アフリカにおける宗教性と「政治」・「社会」ー「ライシテ」概念の運用をめぐって」

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2021年から始まった科研費「現代西アフリカにおけるライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究」(21H00651)も最終年度を迎え、いよいよ成果報告の時期となりました。始まった当初はコロナ後半。まだまだ海外調査に行きにくい時期でした。しかし、当時の海外渡航におおらかだった本学の仕組みのお陰で何度か海外調査に行くことができ、何とか最終年度を迎えました。 昨年度のアフリカ学会では、「西アフリカのライシテ研究の可能性と課題」と題した フォーラム を組み、プロジェクトの全体的な途中経過を公開しました。また、今年度の文化人類学会では、「 西アフリカのライシテの文化人類学的研究試論 」としてライシテの文化人類学的なアプローチの可能性を議論しました。 このプログラムの最後の締めくくりを、統一テーマとして「西アフリカの宗教性と「政治」・「社会」-ライシテ概念の運用をめぐって」として議論を深めたいと思っています。ここで、「ライシテ」という言葉を副題に落としたことがポイントで、フランス語的なライシテ、というのは、もはや西アフリカで語っても仕方ないのではないか、という結論です。むしろ、宗教(イスラーム)的な事象が正統に評価を受けるための、一つの免罪符的な役割しかしておらず、運用されるものなのではないか、ということを説いたいと思います。私自身は、「西アフリカの人びとの日常から「ライシテ」概念を再考する」という中でこのことをお話しできれば、と思っています。  

第3回「アフリカ納豆サミット」アフリカ納豆VSラオス納豆

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アフリカ納豆サミット、第3回目を開催します。おバカな企画で、最初はどれくらいの方が集まってくれるのかが不安でしたが、取り仕切ってくれる奥祐斉さんのお陰で、過去2回は満員御礼。述べ70名の口に「アフリカ納豆」を突っ込むことができました(笑)。 私の風貌を見て恐れをなしたためとは考えていませんが、「意外においしい」という感想をいただいています。 第3回目は、アフリカ納豆とラオス納豆の対決。彩り豊かなラオス料理は強敵ですが、アフリカ料理の力を見せたいと思います。 詳細とお申込みは こちら 。  

科学研究費「西アフリカのライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究」(基盤B/21H00651)② 学会報告(2023年度)

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  2023年5月に千葉で行われた日本アフリカ学会第60回学術大会で本科研研究の進捗を発表しました。昨年の学会では、科研費の中間発表を行いました。「西アフリカのライシテ研究の可能性と課題」と題し、科研費のメンバーの 和崎春日先生 、 ウスビ・サコ先生 、 伊東未来先生 、 阿毛香絵先生 と私の5名でフォーラムを組みました。 【本フォーラムの趣旨】   本フォーラムでは、科研費「現代西アフリカにおけるライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究」(21H00651/代表者:清水貴夫)の途中経過を提示し、本課題の妥当性や方向性、新たな視点を募り、本研究の進捗を発展的に検証することを目的とする。この研究課題の対象となる西アフリカは、ここ10 年ほどの間に多発したイスラーム過激派のものとされるテロ、社会保障を補完する信仰NGO、私学として国家が正式に認可する初等中等教育と言った、公共空間における宗教組織の存在が前景化し、その影響は到底無視できるものではなくなった。 これらは、政治―宗教、公共空間―宗教、宗教-社会福祉と言った、様々な関係性の中に重層的に観察できる問題群であり、これらを束ねる概念として「ライシテ」に着目し、こうした関係をどのように捉えるべきか、という点に着目した本研究の問題意識である。さらに突き詰めれば、西アフリカにおいて考えられるラ イシテの概念は、必ずしもフランス的なライシテ概念には収まらないということであり、 西アフリカ的な宗教と公共空間、政治の関係性を、公共空間―宗教性―日常―政治の連続性にあるという点にある。 本フォーラムでは、いわば「西アフリカ的なライシテ」を検討することの可能性と課題を提示し、フロアと議論したい。ライシテ概念とは、共和政体としてのフランス近代国家の成立を裏付けた、宗教性から自律した世俗性を定めた近代国家の成立条件である。旧フランス領アフリカは、1960 年 前後の独立に際し、その憲法に、フランスに倣いライシテの原則を書き込んだ。しかし、ライシテが生まれたフランスでもその綻びはさらに顕在化し、宗教と世俗社会の間のアプリオリとなっている。いわんや、外来の概念として「上から」課せられた西アフリカにおけるライシテは、この地域の社会形成の上で上滑りしてきており、こうした現象は、様々な政治・社会問題において散見される。その都度...

【再】「アフリカ納豆サミット」(11月11日)@京都国際マンガミュージアム

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アフリカ納豆サミット(11月11日開催)のポスターできました! まだまだ空き席ありますので、奮ってご参加ください! アクセス: 京都国際マンガミュージアム (クリックするとアクセス情報が開きます) お申込みは こちら からどうぞ。  

第6回グリーンイメージ国際環境映像祭@日比谷図書文化館コンベンションホール

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2月22日~24日に日比谷図書文化館コンベンションホールで「グリーンイメージ国際環境映像祭」が開催されます。なんと、ここで開かれる「「2050年」のアフリカを語る」というトークセッションで登壇することになりました…いや、これはなかなかドキドキもの。ちなみに、通訳としてもデビューです…これも恐ろしい… フリートークなようですが、いくつかネタは用意していかねば、と思っています。今週末の出版記念イベントの資料はだいたいできたので、それが終わったらこちらの準備にかかります。 しかし、ここに出展される映像作品の数々はなかなか興味深いものが多く、勤務先の地球研とも非常に相性がよさそう。なんらかの形でリンクできるようになるといいのですが。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ

広島で地域研究のプラットフォームを!

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http://african-studies.com/より 引き続き、地域研究について。 広島に引っ越してきたものの、大学と大学そばの拙宅の往復の毎日。連れ合いも貴一朗もいるので、家にいることは全く苦痛でもないし、むしろ、最近はそんな静かな生活も悪くないとも思っているので、何人かの気の置けない友人たちとたまに食事をするくらいでもよかったのだけど、これも性分か、アフリカ学会で、広島近辺の研究者にちゃんとあいさつをして、「なんかやりましょう!」なんて、話してしまったので、後にも引けず… 少々「嫌々」な印象を与えかねない書き出しだけど、実は、結構乗り気。 7月はなかなかタイトスケジュールで、どうしても予定が合わない。しかし、広大の院生には、これから気楽に来ていただこうということで、0次会と称して今週末に広大にて開催させていただくことに。 アフリカ学会と言えば、地域研究や人類学が多くて、人類学会あたりと被っている人も多い。それにくらべ、広島大学には、国際開発、教育が多くて、どうもこういう方々がマジョリティになりそうな感じがする。地方色ではないけれど、比較的アフリカ学会本体の相似形にあった名古屋、京都を渡り歩き、この広島、中四国あたりのアフリカ研究がどんなふうに展開するのか、とても楽しみな会になりそうです。 にほんブログ村 にほんブログ村

【研究会】『アジア・アフリカ乾燥地の社会・生態変化への適応』(1月15日)@酪農学園大学

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今年度2度目の北海道押しかけ研究会。北海道の海の幸が目的…いえいえ。ちゃんと企画ありきです。モンゴル・インド・アフリカと世界の半乾燥地域における農耕や牧畜、社会の変容について議論します。 新年が明け、早くも年度末の足音が聞こえてきます。自分の国内での発表は今年度(おそらく)これが最後。内容は以前東京で発表したものを少しバージョンアップさせたもの、と思っています。ただ、追加した参考文献が読み終わらず、どこまでいけるか…しかし、やれるだけのことはやります。僕の中では、プロジェクトの弱点、強いては「開発学」と呼ばれる分野の弱点の本質的な部分を突ける考察だと思うので。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

地球研オープンハウス

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本日は地球研オープンハウス。年に一度の市民への研究所の公開のイベントです。 結構いろんなことをやらねばならないのですが、なぜか昨日はプロジェクトの飲み会という… ともあれ、朝から準備を再開しています。

リトルワールドカレッジ【2015年3月21日】

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昨日調査から無事に帰還しました。いつものごとく時差ぼけが激しいですが、なんとか昼寝で乗り切りました。 来る3月15日に犬山にあるリトルワールドでカセーナの家屋のことについて話します。 2012年にも一度 この講座 でお話させていただいたことがありますが、そのときはほとんど資料もなく、モシの話をしたのですが、今回は正々堂々とカセーナの話一本で行きます。残念ながら一般公開でなく、年間パスを持っている方のみの限定です。前8回、それぞれの地域の専門家によるなかなか贅沢なセミナーです。 イエがどのように作られるか、また、何が変化したのか、ということをお話したいと思っています。 にほんブログ村

「アフリカ子ども学」勉強会@在ブルキナファソ日本大使館

8月20日に在ブルキナファソ日本大使館で「アフリカ子ども学」勉強会を開催した。 数か月前から温めていたこの企画。ちょうど亀井先生のブルキナファソ滞在に合わせて実施し、約30名の参加者を得て盛会のうちに終了した。 テーマ (1)全体テーマ:亀井伸孝「アフリカ子ども学の試み:その展望と課題」 (2)報告1:亀井伸孝(愛知県立大学)「森に学び森に遊ぶ:カメルーンの狩猟採集民の子どもたち」 (3)報告2:清水貴夫(総合地球環境学研究所)「西アフリカ・イスラーム圏のストリートの子どもたち」 相変わらず時間は超過してしまった(反省)が、思いのほかたくさん質問もでたし、教育に携わる方が数多く参加してくれたのがよかった。 まだアフリカでの成果発表は足りないが、こうした機会を足がかりに、学会ばかりでなく、日本で進むアフリカ研究をアフリカで活動する人たちとシェアできるのはとても有意義な試みだったと思う。 こうした場を作っていただいた、二石大使をはじめ、準備に汗をかいてくれた大使館員の皆さまに感謝!

第6回 「砂漠化をめぐる風と人と土」研究会(年次研究会)終了 4月19日、20日@地球研

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週末に行った研究会関連。クローズドの研究会だったので、敢えて事後報告にしているので、ご了承いただきたい。 以下発表要旨。データが出てるわけではないので、まあこれくらいはいいだろう。 ①の話題はこれまでの調査のまとめ。今年はこれをいくつかの論文にしていこうと思っているので、ある程度まとめていたこともあり、一歩進んだ展望まで報告ができた。 ②の話は初年度から少しずつ動き出していたものの、メンバー内の調整がうまく行かずに、しばらく滞っていたもの。数日間ではあるが、フィージビリティは固まっているので、今年から本格始動する。 今回「も」自分のプロパーの研究テーマに関しては一言も触れず。都市とか子どもとか。今回も初めて聞いていただく方がいらしたのだけど、あの方たちはどのように思われているのだろう… ********************************************************************* ①   「 篤農家の技術改良の挑戦 - ブルキナファソ、ニジェール、そしてセネガルの事例より - 」 発表者はこれまで 2 年間の西アフリカにおける調査で、アンドロポゴンの植栽とザイの設置による水食防止技術に関する調査を実施してきた。この調査を進める中、それぞれの土地で土地に根差した問題意識に基づいた方策を講じる人びとの営みを目にしてきた。いわゆる篤農家と呼べる人びとの実践である。 本発表の目的は、こうした人びとが、外部者( NGO や発表者らのような研究者)との関係を持ちつつ自らの試行錯誤を元に実施している技術について紹介していくことである。 シューマッハーが『スモール・イズ・ビューティフル』で中間技術としての適正技術について述べ、その後の開発援助における技術論に大きな影響を与えた。こうした技術を一般化しようとする思考実験は、往々にして地域の文脈に沿わないことが多いことは明白である。フィールドの科学を思考した時、地域の環境や文化により技術は多様なのであり、篤農家の営みがどのような意味を持つのかを検討してみたい。 ②   「 カセーナの家屋に見る伝統と現在 - 研究計画と研究展望 - 」 世界の多くに共通する、「住まう」という行為は、...

「宗教組織の経営」研究会(第2回・Closed)

【研究会の成り立ち】 2010年に南山大学の大学院生が中心となって行われている、「南山考人研」という研究会で、藏本龍介さんの発表を聞いた。きっかけは当時、僕もクルアーン学校のことを調べ始めていたころで、当時の研究室の友人に紹介されて参加した。藏本さんの研究は、ミャンマーの僧院の経営を考える、というもの。仏教とイスラームの宗教組織が「経営」という視点で比較できることが分かった。 その後、藏本さんと 中部人類学談話会でセッション を組んで研究発表。その間、南山の院生の中尾世治さんと3人で4-5回の研究会を重ねた。 しかし、その後、研究会自体は諸々の事情で一旦休止。2013年に復活させることに。10月に中部人類学談話会でコメンテーターをお願いした門田岳久さん、マリの呪術研究者(というのは狭いですが)の溝口大助さんを加えてキックオフ・ミーティングを行った。 【第2回研究会】 12月22日-23日にクローズド研究会で第2回を行う予定。今回は、さらにフィリピンの呪術/宗教研究の東賢太朗さんに加わっていただき、先行研究の検討として、 門田さんのご著書 の合評を行い、清水の事例発表を行う。 +++++++++++++++++++++++++ とこんな研究会が動き出した。個人的に勉強させてもらおうと思って参加させてもらっているのだけど、ご参加いただいているほかのメンバーの研究がよく練り上げられていて、ついていけるかを心配している。でも、大学院を出て、あるテーマでじっくり語り語り合う機会が激減した今の環境の中で、こうした会合は本当に貴重で、これからますます楽しみになっていくことだろう。

「砂漠を生き抜く-人間・動物・植物の知恵-」

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国立科学博物館で行われている地球研との共催企画、「砂漠を生き抜く-人間・動物・植物の知恵-」の展示を見てきました。 久しぶりの上野公園。会社時代に野球をしに行った以来だから10年ぶりくらいか。休日ということもあり、人で溢れかえっていて、そろそろ近くのアメ横なんかも相当混んでいそうだった。 展示も人がいっぱい。意外にデートで来ていると思しきカップルが多く、ちょっとびっくりしたけど、そういう知的なデートもなかなかいいものだ、と少し感心してしまう。この企画を担当しているうちのプロジェクトは大学院時代の先輩が2名入っている。二人ともここのところ忙しく準備をしていた。 ブースが小さい…と聞いていたけど、しっかりワンフロア使っての展示。ここ4年間の研究成果をたっぷり展示してあった。人類学者3名と動物学者、植物学者が懸命に集めた情報のエッセンスが見て取れた。そして、彼らの雄姿もちらほらと。乾燥地の生、知恵…とても勉強になると思う。 ちょっと宣伝でした。 にほんブログ村

秋のカルチャー講座「現代アフリカの呪術」全2回in大阪(道祖神)

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http://www.dososhin.com/event/65.html より 明日はこれに行ってみようと思う。講師の近藤英俊さんは我らが森本栄二師の最初の教え子。大学は違うけど、昔から勝手に兄弟子だと思っている方。なんだかんだ2年ぶりくらいかな…ご挨拶がてらお話を伺いにいく。 どこぞでほかの研究会があるとの情報も入っているけど、申請書類やらアブストラクト作りがあるので、負担の少ない方にて。

愛知県立大学地球研訪問セミナー

8月2日の「オープンハウス」に引き続き、明日から地球研に愛知県立大学の亀井伸孝先生のゼミをお迎えする。「大学共同利用機関法人」とかいう冠があるけど、意外にこうしたケースは少ないらしい。 セミナーが5コマ、6日のお昼は20枚程度のポスター発表、同じ時間にアフリカンランチ、その夜はBBQと、予定もたっぷりしている。地球研は同じ人間文化機構の中でも、純粋な研究機関で「教育」がない。それぞれの機関の趣旨があるから、それはそれでいい環境なのだけど、得た知見のアウトプットの場が少ないのは否めない。 今回は個人的に引き受けることにしていたけど、もう少し希望するところが増えるようであれば、もう少しシステマチックにした方がよいだろう。というか、もう少し積極的に色んな大学/高校を読んできてもいいような気がするけど。 もちろん、明日からいらっしゃる皆さんが充実した滞在になるようにしたい、と言うのが第一で、もう一方で地球研にとっても試金石になるとよいと思う。

10月31日@道祖神

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35名定員のところ、まだ17名だそうなので、自ら宣伝します。 10月31日、14:00より、三田(慶応大学の前)の道祖神で話をします。ブルキナファソの都市と音楽についてで、学会で発表した内容を少し砕いて話す予定。 http://www.dososhin.com/info/event/2009/03.html 2時間ほど堅めの話をしたのち、懇親会、その後浜松町の「カラバッシュ」に場所を移して飲み会の予定。お時間のある方はぜひぜひ。 にほんブログ村