投稿

ラベル(ドラゴンズ)が付いた投稿を表示しています

今年のドラゴンズはやる

イメージ
貯金生活にまだ慣れない。 8連勝した時の所在なさ…相変わらずテレビ中継は少ないので、スマホで見ていて負けていると静かに諦念とともにアプリを閉じてしまうあの感じ。10年以上にわたりプロ野球は勝つ喜びを得るものではなく、なんかこれまでの自分を否定してしまうような気がして仕方なく応援している(ふり)をしていたような… そろそろ30試合を経過しようとする中、何とか貯金を保っている(4月30日現在)。最近、毎年ストーブリーグで盛り上がっていたけど、今年の盛り上がり方はさすがにいつもと違った(毎年そう言っている)。弱いながら、若い選手は経験を積み、新たに骨太でクセの強い中田や中島という選手が入って来た。オープン戦後半では、高橋周平がいい顔をして泥にまみれていたし、三好や村松もがむしゃらなのがニュースで見る1分程度の映像からうかがい知れた。 最初の対ヤクルト戦で手も足も出ず、「あぁ…今年もか…」と思ってしまったが、その後の8連勝。しかし、中島がデッドボール、高橋が足のケガ…と一人一人と期待していた選手が抜け、負けが込むとやはりまだまだ信じ切れていない自分がいる。ただ、今年が昨年までと違うのが、ファームがやたらと元気なこと。ガツガツバットを振り、投手も抑えまくっている。ニュースからだけでも、「俺を使え!」が伝わってくる。ケガをして抹消された選手の代わりに上がって来る選手ががむしゃらに頑張って、成績もついてきている。 今年のドラゴンズはやる。10月まで信じてみようと思う。

松坂大輔の生き方を重ねてみる:ご報告

イメージ
ドラゴンズのことなんて何年かいていないだろう。広島にやってきて、そして、貴一朗が生まれてから、野球からはますます遠ざかり、たまに広島選があるときにテレビで見る程度で、普段はスマホでニュースを追いかける程度になってしまった。 例年、ペナントレースが始まる直前のこの時期は、希望的観測が飛び交い、「お!今年こそは!」と思うことしばしばで、ゲームが早く始まらないかと心浮き立つ時期だ。去年も高橋周平やら福田と言った、若いスラッガーたちが泥まみれになる姿が載った記事を見るに、その年の秋口の結果を想像したりもした。 僕は専門家でもないから、現実的に見たらどうなのか、ということはよくわからない。順位予想もそれほどよくなかったわけだし、シーズン中に覚醒した選手がそれほどいたわけではないので、まあ、そういう順位なのだろう。 これも例年思うことだが、今年は違う。1月に入団が決まった松坂大輔の存在である。各誌松坂のゲームそのものへの貢献よりも、チームに与える影響の大きさを報じ、なんだか僕もそんなことを感じている。感じさせられている、のかもしれないけど。 一時代を作った野球選手が、彼の最晩年を応援するドラゴンズで過ごしてくれるのは、ファンとしてはとてもうれしいことだ。そして、各誌がこぞって報じる松坂の一挙手一投足は、僕にとってもとても含蓄がある。 突然だが、あと10日ほどすると広島を後にすることになっている。このブログでも何度も「書く」と宣言した博論を書くためが第一、そして、もう一つ今の所属先には何の貢献もできなかったと評価されたことが第二の理由だ。かっこつけても仕方ないので、こう書いておく。 僕自身の研究者人生はこの後うまく行けば、あと現役時代は20年、そのあとも続けられるようであれば、25年かそこいらはあるだろう。でも、こんなことができるのは 1年だけ。だから 、松坂のようにあと1,2年、という感覚は今回はとてもよくわかる。 「周りにどう見られようが、どう思われようが、自分でまだやり切った悔いのない野球人生だったとは思えない。そう思えるようになるまでは、自分を信じて進んでいきたい」 (日刊スポーツ0302 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180301-00136701-nksports-base&pos=1)...

赤い広島でも僕の血はドラゴンズブルー

イメージ
広島にやってきて1か月。つまり、野球が開幕してからも1か月で、どんなに広島が魅力的な球団か、ということは、毎日のようにやっている広島カープの喧伝番組の中にあっても、僕の血は相変わらず青い。そして、その影響とは言わないが、なぜか、本当になぜだか、この時期に首位にいる。往年の名選手がそろって引退し、すでに中堅の域に差し掛かった若手たちが、嫌がおうにも頑張らざるを得ない環境があり、それにある程度こたえられているというのが現状だ。 去年は福田や亀沢という去年を象徴する選手たちの台頭があったのだけど、今年は彼らの向こうを張った、ドラ1の正統派の頑張りが光る。高橋周平は間違いなく覚醒しただろうが、今年はこれまでのところ、なんといっても堂上直倫だろう。映像がほとんど見られない環境にて、彼の守備のすごさはわからないが、谷繁監督が絶賛するくらいだし、評論家の何人かが堂上-荒木の新たな二遊間を高く評価しているので、まずもって問題はないのだろう。しかし、堂上と言えば、巨人の坂本よりも評価の高かったスラッガー。ファンとしては、彼の打棒に期待をしてしまう。たしかに、坂本ほどの豪快さは今や見られないが、非常に確実性をもった彼のシュアな打撃は、下位打線の厚みを増すことになるだろう。 下の2枚の写真、比べてみると、彼の体形の変化は一目瞭然だ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000081-nksports-base  http://matome.naver.jp/odai/2137543539045896301/2137543603546193303 明らかに厚みを増している彼の胸板。今更だが、堂上の体がプロの一線でやっていけるからだがようやくできたのではないだろうか。スタミナとパワーを兼ね備えた、魅力的な体になった。ケガをした高橋周平、不調の福田などとともに、これから更なる飛躍が期待できるように思う。 そして、今年のいちばんの変化は、久しぶりに強い4番がいること。ビシエドの存在だ。個人的には、タイロン・ウッズのような威風堂々とフィールドに君臨する4番が好みなので、やんちゃな雰囲気のビシエドはあまり信用をしていなかった。しかし…一本打線に軸が入った時の打線の強さたるや。 ...

「燃えよドラゴンズ」を聴く

イメージ
フランスから帰国しました。翌日は使い物にならないので、事務仕事をボチボチ。Youtubeを回していたら、なぜか「オーオーオー、ベイスターズ…」というのにあたってしまった。なぜか、「燃えよドラゴンズ」を聞きたくなって、「燃えよドラゴンズ」と検索。 すんごいのがありました。1974年~2014年までの「燃えドラ」ぶっ通し。1時間半、40年分の「燃えドラ」が聞ける。↓これです。 https://www.youtube.com/watch?v=uaMzDTdl0OQ 40年前当たりは、こんな物騒な歌詞。曲調もまるで仮面ライダー。 「 トラを殺して、クジラ食べ… 憎っくきジャイアンツを…」 それにしても、昔の選手たちは特徴があった。こうやって聞いていても、結構前の年代まで顔としぐさくらいまで思い出せる。すごく濃い口のチームだったのに、最近のこの薄味っぷりは… そんなわけで、すでに2巡目。なんかの修行みたいです。 にほんブログ村 にほんブログ村

秋風吹く。往年の名選手と来年へ。

イメージ
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/79/77c078e8d82531253183ca7b18dbdc0a.jpg http://dragons-camera.at.webry.info/201404/article_8.html http://yaqjin.blog.fc2.com/img/201312012120380d8.jpg/ この三人の写真を見ているだけでワクワク「した」のは、すべてのドラゴンズファンに共通する敬虔なのではないだろうか。そして、シーズン終盤、何度かの劇的な反抗むなしくBクラスに甘んじることになりそうなここ数日間のうちにこの3人の戦力外が発表された。 寂しい。正直な思いです。 和田はFA、小笠原は事実上のトレード、メジャー出戻りの憲伸。それぞれが紆余曲折があり、彼らのストーリーを共有できたのはとてもよかった。憲伸はまだどこかで野球を続けるそうだけど、和田や小笠原には、ぜひコーチとしてドラゴンズに残って欲しいもの。古本や高橋周平、堂上やら、福田、赤坂、野本、そして、平田など、期待されながら伸び悩んでいる若い選手を、和田や小笠原自身のようなスケールの大きな選手に育てて欲しい。 しかし、残り14試合。まだ一つ上に順位を上げる可能性はある。きっと3人ともまだ力になってくれるはず。最後まで彼ららしいプレーを見せてくれることを切に願います。 にほんブログ村 にほんブログ村

マサの覚悟

イメージ
http://number.bunshun.jp/articles/-/821657より 昨日のゲーム、今シーズンの山本昌の初登板だった。投げればすべて記録になる輝ける金字塔。中継がやっているわけもなく、作業をしながら途中経過を追っていた。しばらく作業をしていると、初回を1点で抑えたのに、投手が山井に。「ありゃ?」と思い、ニュースを追う。どうもケガのようだった。 そして先制したのにまさかの敗退。最近はこういうゲームに慣れてきてしまったので、「ああ、またか…今年はしゃあない」と思うようにしているが、マサのことが心配。ネットで新聞各紙を見ていると、登録抹消なものの、病院には行っていないとのこと。おそらく「軽症」ということではあるのだろう。 僕自身は割りと根性ものが好きで、特にプロ野球などはそういうストーリー込みで見ている。そういうこともあって、こんな発言をされると特に弱い。 「(2回は)まっすぐの抑えが効かなくなった。こういう舞台を用意してもらってはずかしい。消耗戦にしてしまって申し訳ない。チームに迷惑かけて何しに来たんだという感じ」(日刊スポーツ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150809-00000152-nksports-base) とくにこういう立場だからこそ、結果へのこだわりが人一倍強くなっているのだろう。50歳を目前にし、まだまだ成長しようとする意識と覚悟。これだけで涙が出てきそうだ。しかし、この覚悟があればもう一度上がってきてくれると思うし、老獪なピッチングで勝ちもつくと信じている。 野村氏は人間が勝てないものは「時代」と「年齢」と解説。初回に先頭の比屋根を空振り三振に仕留めた姿に「133キロで三振取れるんだよ、高校生より遅い」と冷静に話した。また、畠山の犠飛で失点した場面では「プロ野球のピッチャー全員見学。山本投手を見学しろ!1球1球全部に意味がある」とベテランの投球術を珍しく褒め称えた。(スポーツ報知 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150810-00000002-sph-base&pos=4) 30年超の経験ができる人はどの分野にも数少ない。以前、「なぜこんなに長くできたんですか?」という記者の質問に、「しつこい性格なんです...

ドロヌマ8連敗

イメージ
中スポ20150802(http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201508/CK2015080202000097.html) あー弱すぎる…21年ぶりの8連敗。ここまでの連敗は全く記憶にない。さすがに先週は野球から目を背けてしまった…たぶん、経験は浅い、勢いもない、負けが込んで体が縮こまる、さらに運までないとなれば、まあこうなるのも仕方ない。しかし、「投手王国」と呼ばれていたころのドラゴンズは、必ず誰かがスッと止めてくれた連敗。落合GMの「負けない野球」がいかに難しいかがよくわかる。 ただ、最近のオーダーを見ていると、ずっと批判され続けてきたロートル優先のチームからすると考えられないほど若手を使っているのはよく分かる。これは良く見ておきたい部分だ。負けは僕らファンもつらいけど、きっと今が生みの苦しみ。開幕当初は、亀澤、福田が目立っていたけど、若松や遠藤、桂と言った選手もよく出てくるようになっている。のびのびとはやって欲しいが、のんびりとは行かない。 今日はなんとか一つ拾いますように。仕事しながら応援します。 にほんブログ村

亀澤選手と今日のオーダー、そして妄想

イメージ
(Numbere web 20150504, http://number.bunshun.jp/articles/-/823259?page=3)  先日のヤクルト戦に続き、昨日も9回2アウトからの3点差逆転という、悪夢のような試合。いつもなら、今日もあの雰囲気を引きずって…と考えてしまったはずだけど、今年はなんか違う。昨年からの雰囲気の差は、僕のようないちファンでも感じているし、最近数値化することに血道を上げているメディアの皆さんもそう感じているらしい。上の記事はNumberのWeb版なのだけど、全力で走ったかどうか、という、なんともよくわからない基準を使ってきたけど、どうもこんなことを言いたかったらしい。 何度かこのブログでも名前を出した、亀澤選手。 とにかく元気で、一生懸命で、成績もちゃんと出ているから、ちゃんと見ていられる。今のところ、荒木からほぼ定位置を奪いつつある。(しかし、守備や走塁では荒木はまだまだ一級品だと思っているが)とにかく、彼の明るさは、今までおっちゃんの中で一人で元気だった平田も呼応して、くらーい雰囲気だったドラゴンズのベンチを盛り上げてくれているのは、僕らにもよく見えている。 大島やら堂上やら、なんかそういう元気はなさそうだし。 それで、今日のオーダーを見て、これから怪我から復帰してくる和田や森野が帰ってきたら、ベンチはずいぶん豪華になるな、と思った次第。今の状態だと、内野の堂上か荒木が落とされて森野が入り、松井・藤井ともにユーティリティだから、外野はどっちか調子の悪いほうが落とされて和田。でも、外野はライトの平田が.354、センターの大島が.309、レフトのナニータが.347。ってことは、和田が控え。代打陣が小笠原、森野、福田、和田ってこと? 贅沢だ… そうこうしているうちに阪神戦が始まり、すでに1点。よいゲームを期待しています。 (Yahoo!20150504、http://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2015050402/top) にほんブログ村

今年のドラゴンズの楽しみはモデルチェンジ

イメージ
現状首位まで2ゲーム差の4位。一時期は単独首位に立ち、3連敗を喫したちょうど一ヶ月前には全く思いも寄らない面白いシーズンを楽しませてもらっています。 元々怪我で間に合わなかった和田や、故障明けの吉見、浅尾、田島、さらに早々に離脱した森野といった、一時期の屋台骨を欠く中、この一ヶ月のエネルギッシュな野球は間違いなく亀澤(一気にファンになってしまった)、福田、高橋周平といった若手の台頭によるものといってもいいでしょう。しかし、それと同等に、もしくはそれ以上に目立つのは、どれほど計算できるのか分からなかった故障開けの選手たちのモデルチェンジではないでしょうか。 特に故障明けの吉見、浅尾の復活はとにかく大きい。そして、怪我をしたことで、強い/速いボールを失ったかもしれないけれど、それ以外の長所を磨き、新たな技術を修得して帰ってきてくれた。その中でも、吉見は20イニング無失点という、完璧な仕上がり。さらに、よく見渡してみれば、吉見のいなかった2年間ドラゴンズの屋台骨を支えた山井がいて、新たなエースにのし上がってきた大野、そして、「旧」エースの吉見の復活。とにかく、3枚の計算できる先発がそろったことで、大きく崩れない、チームの土台が出来上がった。 打つほうも3Dと呼ばれるドミニカンの活躍で、潜在能力は高まった。この先の伸びしろは、若手野手とベテランの交じり合い。亀澤-荒木のしのぎの削りあいに見られるように、内外野ともに守備と打撃の両面の総合力での競争が強まっているように見えます。頭一つ抜け出るためには、今までのままではダメ。きっと若手もベテランも。これから、和田、森野という大御所2人が戻ってきますが、そうなったときが今年のチームが強くなるとき。 改めて今年一年、楽しみに。 にほんブログ村

待ち遠しい…

イメージ
http://dragons.jp/fan/livedragons/2010/ とうとうきました。やっときました。この日。 プロ野球開幕です。今年もあんまし強くないんだろうな…とは思うので、勝ちにはあんまり期待はせずに、でも、エキサイトさせてくれることには期待しながら、半年間楽しみたいと思います。 せっかく大阪でやるのに、見に行けないのが残念ですが、ナゴヤドームには足を運びたいもの。 名古屋の仕事が増えますように。 さぁ、帰ろ。

ドラゴンズ2015開幕直前 発想を転換してみては?

イメージ
野球好きにとってはそろそろ落ち着かなくなる季節。冬眠していた熱いハートがむくむくと… しかし、今年のドラゴンズ、ほとんどの解説者が最下位予想。いちファンとしても、「優勝、いけるっしょ!」とは全くいえない。もう何年も言われているけど、今年も同じようなメンバーで行きそうな気がするからだ。確かに、これらの選手は実績もあって、すばらしい選手ばかりなのだけど、如何せん、「未来」への希望が見えない。去年は何とか平田選手あたりが芽を出し始めたが、それ以外は、若手の伸び悩み、首脳陣の勝ちへのプレッシャーから新たに意図的に使われた若手というのはほとんどいなかった(野手では)。まあ、多分投手は今年もそれほど問題ではない。去年よりも明らかに上積みがある。 各メディアの報道で、ドラゴンズの若手で最もよく出てきている野手は高橋周平、福田永将の2選手だろう。高橋周平選手は始めて生で見たときに、森野のようなシャープで強いスイングに「これは!」と思ったし、福田選手は打棒が評価されてはいたものの、如何せん守るところがなかった。しかし、今年の開幕直前で言えば、この二人に活躍してもらわねば今年のみならず来年以降もドラゴンズの上昇はありえない。 高橋周平選手 http://npb-news.blog.jp/archives/22751518.html 福田永将選手 http://dragons-official.at.webry.info/201402/article_21.html そこで、なのだが、この二人を将来的に中心選手に育て上げるため、今のレギュラーをこの2人と平田、大島あたりを中心に組んでみてはどうか、と思う。ベテランはそこをサポートするような布陣とするのだ。去年の平田の使い方もいまいち覚悟を決めて使っていたようには思えないから、もう少し粘り強く。ファンがこんなことを言ったらどうしようもないけど、今のベテラン勢、荒木、森野、和田あたりはやはり衰えを隠せない。それぞれのキャリアハイは正に福田や平田くらいの年齢のときに出てきているし、それは、経験と体力がピークにあるこの世代だからこそ出てくるものでもあるように思う。彼らの成績に近いものは、福田や平田あたりは達成できるのではないだろうか。 特に、内野手のこの2人を出すためには、おそらく荒木のポジションがネッ...

大豊泰昭さん逝く

イメージ
ドラゴンズ、タイガースで活躍した大豊泰昭さんが亡くなった。51歳と、まだまだお若いのに。2009年に白血病にかかり、一度は復活したのだが… 大豊さんは90年代の大打者。イメージでは、4番を打つとプレッシャーで潰れてしまうような、少し繊細な部分がありながらも、とにかく、その力強いフォーム(実際にものすごいパワーだった)はいつも何かを期待させられた。僕よりだいぶ先輩だけど、何度かタイトルを取って自信がつけば、きっとものすごいバッターになるだろう、と思っていた。 大豊さんが活躍した当時のドラゴンズは、井端や荒木、森野あたりはまだ入団したかしないかのまだひよっこ。立浪や山崎、投手では山本昌や今中といった選手が中心だった。若き日の福留なんかもちょうど入ったくらいだったか…外国人もパウエルなんかがいて、監督は星野、高木。どちらかと言うと打のチームといった感じだった。本塁打王を取られている大豊さんが3番や6番あたりのイメージが強いから、そういう打線は応援する側としては非常に心強かった。難点負けていても何とかしてくれそうな雰囲気があった。何度もホームランを見ているけど、初速が速くて、放物線を描くというよりも、どこまでもまっすぐに上がっていく打球だった気がする。引退されてずいぶん経つので、「あれが見られなくなる」という喪失感はないけど、しかしながら残念だ。引退後はスカウトなども勤められ、今メジャーにいるチェンを連れてきたのも大豊さんだったという。 引退後は、東山区あたりで中華屋をされていた(のちに岐阜に移られたらしいが)のは知っていて、大学院在学中に「いつかは…」と思っていたが、それも叶わず。いまさらそれも心残りだ。 間違いなく一時代を築き上げた選手。ある人の死に際し、変わることのない弔意を表したいが、同じ時代に僕らを楽しませ、また、自分の道に賭ける覚悟のようなことを見せてくれた大豊さんに感謝の気持ちを表したいと思う。合掌。

球春間近-ドラゴンズ野手

週末、めっきり春の陽気でずいぶんすごしやすくなった。ニュースサイトの野球の記事も日々動きが出てきて、そろそろペナントが始まる。 昨年のペナント終了後もたくさんの話題を振りまいてくれたドラゴンズ。GMに落合さんが就任、監督に兼任で谷繁が就任、そして落合政権の立役者の井端が去り、小笠原がその穴を埋めるようにドラゴンズに入団した。ナゴヤドームができて以来、旧来の(少々雑な感じもした)打撃中心の野球から守り勝つ野球に変わったこのチームが落合政権で一気に花が開き、高木政権でそのひずみが出たように、僕は解釈している。これが、今年から今一度大きな変化を迎えるのではないかと期待している。 監督以下のフロントの変化はもちろん大きいのだけど、今年のドラゴンズを考える上で最も象徴的な変化は、井端が抜けたことにあるのではないか、と思っている。「守る」という要素については、身体的な能力に加え、経験及ぼす影響は、ほかの打つ、守るに比べ、より大きな部分を占める。井端という卓越した守備の人は、シュアで粘り強い打撃を習得することによって、確固たる地位を築いてきた。ただでさえ、長く試合に出ていることによるアドバンテージがあるのに、これを追い抜く若手に出て来い、というのはなかなか酷な話だとは、薄々思っていたけれど、井端を外に出す(残っても3000万円の年俸程度にしか使わない)ということで、いまひとつ打ち破れていなかった、「守り」のチームに甘んじていたドラゴンズというチームカラーに大きな一石を投じたに思う。「守る」だけでなくて、守るほうに重点があるチームへの変化だ(もちろん、今まで打つほうをサボっていたわけではないだろうけど)。 オープン戦だけを見ても、内野のレギュラー争いはとても面白い。複数のポジションをこなせる堂上、高橋(周)、エルナンデス、森野、ルナ、荒木、そして小笠原までが加わってレギュラー争いが展開されている。最も万能だった井端がいては、この状況が生まれなかったように思う。「打つ」ということについては、嫌らしいバッティングをする井端が抜けたものの、荒木や森野といったベテランの粘り強いバッティングでその分の穴は埋まるだろうし、むしろ、小笠原の加入や高橋の台頭によって、強打が期待できるようになった分、おそらく得点力は上がっていくだろう。荒木か、井端か、という選択肢については未だによく理解...

From the ground

落合GM就任後、早速取り掛かった仕事は契約更改である。人の懐を覗き込むようで、よく考えたら少々悪趣味だが、1年間野球を見てきて、思い入れた選手たちがどんな評価を受けるのか、九段との間にどんなドラマがあるのか、従来12月あたりのストーブリーグのメインイベントである。 今年のドラゴンズは11月に全選手の契約を更改するという。ニュースでも大きく取り上げられたように、井端が退団し、主力選手が軒並み限界まで年俸カットされている。一野球選手を見れば、たとえば井端など、税金を支払えるのか、というわれわれには関係ないところまで心配してしまうほどで、大方同情的な気分になる。プロ野球の選手がいくらもらおうといいし、誰がもらいすぎで、誰が少なすぎるか、なんて、夢を売る商売の人たちのことで、僕らの世界とはまったく違う原理で動いているはずなので、とやかくいうことはない。 しかし、一野球ファン、ドラゴンズファンとしては、このチームがどうしようとしているのか、ということに関してはとても興味がある。その意味では、今年の契約更改はものすごく分かりやすい。落合GMの一言。「このチームは今年何位だったの?」これに集約されている。この問いは落合GM自身にも向けられる一言なのだろう。ナゴヤドーム来場者数が減少した、ということで首を切られた2年前のことを思うと、球団の最高責任者として、球団運営にも目を配らねばならない。つまり、ハッパをかけられた選手たちががんばって好成績を挙げたら、それに報いる責任は落合GMと球団なのは、僕はよく分かって今回の処遇をしていると思う。 そして、きっとこの時期に契約更改をするのは、もちろん、時間を有効に使え、という落合GMの合理主義的な発想もあっただろうけど、1球団だけが前倒すことで、マスコミの注目が集まることも狙っていたのではないだろうか。公開の禊。 だからこそのほぼ全員の減俸。10年前とは違う意味での「0」からのスタート。From the Groundなのだろう。これで強くならなければきっとうそ。来年は今年よりもいい年になることを確信させられている。

誰が野球放送を減らしたのか。

イメージ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131017-00000081-spnannex-base 地上波から野球放送が減ってからずいぶん経った。確か、Jリーグが始まったくらいのタイミングだったと思うが、確かに90年代初頭、王長島という一時代のスーパースターが引退して、今考えてもプロ野球が多少地味な時代に突入していた時代だったかもしれない。 しかし、その後、松井秀樹やイチローという王長島に匹敵するプレーヤーが出てきていて、特定の球団に入れ込んでいる人でなくともそれなりに楽しめるクオリティはいつもあったように思う。何でこんなに少なくなってしまったんだろう。帰ってテレビをつけて、野球がやってなくてがっかりする人はまだまだ数多いはずなのに。 上の記事を見てもわかるとおり、広島での視聴率40%とか。人気ドラマの「相棒」が20%弱で「大成功」と言っているのなら、広島に限ってはその倍ある。近年、ソフトバンク(当時ダイエー)が福岡に、日ハムが東京から札幌へ、オリックス+近鉄-一軍=楽天が仙台へ、と球団の地域密着化が進んだ。仮に、昨日の広島のような現象が地方に限ったものなら、地方局がやればそれで済む話だが、できればいろんな試合が見たいので、できたらキー局でももっとやってほしいもの。 問題はスポンサー?どんな契約なのかしらないけど、たとえば、視聴率に応じてスポンサー料が変動するような仕組みを作るとか?あとは増えすぎた芸(能)人の行き場所がなくなる?野球ファンのボヤキでした。

谷繁監督・落合GM体制決まる。

イメージ
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/dragons/ (20131009)より これが気になって仕事が手に着かなかった… 球団の資金難、立浪のプライベートの問題、色々な情報が飛び交う中で谷繁が監督、落合元監督がGMに就任。フロントの一斉更迭。激動のストーブリーグの開幕。方や、秋季合宿では血のにじむ特訓が繰り返されているともいう。 この間の2軍の監督・コーチの更迭や川上憲伸の戦力外を見ても、こういう結末を見ると、落合GM・谷繁監督が既定路線だったようにも見える。 あるファンによれば、ドラゴンズファンは落合元監督に勝つことに慣れさせられた、という。勝ちまくっていた8年間に、もしかすると勝つことにすら飽きてしまったようにも。おかげで観客動員数は減少の一方をたどることになり、負けが混んだ今年は益々客が入らなかった。 ちょっと県民性のようなものを感じてしまうのだけど、「お値打ち」に弱い名古屋人は基準価値が上がると、もっと上がないと「お値打ち」を感じない。つまり、勝ちが当たり前になったら、勝ちにほかの付加価値を付けなければならないのかもしれない。反面、阪神ファンのように勝っても負けてもファンでいつづけてくれる、まさに浪花節のファンで「勝ち負け」よりも、阪神球団の存在そのものを認める。 昔、「名古屋で商売ができたら世界中どこに行っても大丈夫」と言われたことがある。それほど名古屋は商売がやりにくいところで、球団経営もそんなむずかしさがあるように思う。しかし、革命的なほどの改革は白井オーナーの大ナタによるものらしい。今度はきっとファンがこの大ナタを「暴挙」にするか、「英断」にするかを決める。一ファンとして今年はなんとか1度でも2度でも聖地に足を運びたいものだ。

今年のドラゴンズ勝手に総括

気が付いたら終戦していた…今年のドラゴンズを象徴するような終わり方だった。 そして、Yahoo!ニュースのトップには連日次の監督を詮索する記事と退任する高木監督を揶揄する記事、そして戦力外通告を受けた選手の記事が連日踊る。まだ暑い日が続くけど、こういう寒々とした記事を見ていると秋を感じてしまう。 たとえば、野球のチームが強いか弱いかというのは、せいぜい144分の20、つまり1週間に1勝多いか少ないかで決まる(時に40くらい差が付くけど)。今年のドラゴンズはこんな差だったと思う。要因を分析していけば、エースの吉見、浅尾の経年疲労、井端、荒木、大島、山内のケガ、若手の伸び悩み…反面、上積みも結構あって、3人抜けた外国人の穴はルナやクラーク、カブレラがよく埋めていたし、森野が復活したし、平田もそこそこ良くやり高橋周平は大器の片りんを見せている。ピッチャーでも大野がよく投げた(ブランコは想定外だった…)。 来シーズン、興味があるのは、高橋周平と森野という、プレースタイルの似ている左打ちの内野手スラッガーをどう使うか。これはアライバを固定的なレギュラーとして考えるのではなく、3つのポジションをこの4人、そしてここに食い込んできそうなもう1人か2人としっかり競わせることに通じていく。そして、外野手も和田、平田、大島、藤井、堂上剛(個人的に彼を楽しみにしているのだけど)、野中あたりをどう使うか、そして、谷繁の後釜をいよいよ真面目に考える局面に来ているので、ここをどうするか。 ちょうど今年はCSもないし、まずはケガ人がしっかり治す。次の監督がだれなのかわからないけど、落合前監督なら、また「10%のレベルアップ」と言えるくらいのものは持っているのではないだろうか。巨人あたりの戦力の充実ぶりを見ていると、それでも足りない気がするので来シーズンまでは雌伏の時かと思ってはいるのだけど。

このオーダーが見たかった。

イメージ
今年のドラゴンズは弱い。ネット上ではもはやすでに飽きられるほど監督批判が繰り広げられたが、僕は何度も言うように、今年のドラゴンズの弱さは落合監督時代の負の遺産が噴出した結果だと思っている。 勤続疲労を起こしたであろう、浅尾と吉見。野手でも落合野球の申し子と言われたアライバもケガでスタメン出場がかなり減っている(2軍?)。中継ぎでも、個人的に岩瀬のあとを継ぐのではないかと思っていたようやく高橋が出てきたけど、ソトやらを在浜球団にとられ、2年前までの主力選手がずいぶん少ない中で戦っている。防御率なんて3点台後半で、当時から1.5点くらい下がっているから、勝てるわけもない。 でも人は年を取るし、世代交代が必ずしもうまく行くわけでもない。落合野球があまりにスタメンを固定しすぎたツケが来ているのだ。 無責任なファンとしては、世代交代をしながら勝ってくれると一番いいのだけど、そんなわがままは言いますまい。落合の「勝つことが最大のファンサービス」と豪語していたが、特にコアのファンは球団のストーリーにも思い入れを示す。固定されたメンバーで長くやると、ついついその球団の将来が心配になる。会社や組織でもそうなように、新たな力の息吹は常に感じていたいものなのだ。 たとえば、今日のオーダーは2番に堂上(弟)、7番に高橋周平のドラフト1位コンビ(しかも、近年もっとも期待された)が名を連ね、最近ではもうおっさんだけど藤井が大島の代わりに出たり、やはりドラフト1位で期待されて背番号「3」を継承した吉川あたりが入ってくるようになった。つい昨年まで投手王国と呼ばれた球団だけど、大野が出てきてくれたりすると、彼についつい期待したくなる。結果がダメでも、懸命に投げて打ち、走っている彼らなら許されるのだ。 本当はもっと戦略的にこういうシチュエーションを作ってほしかったが、結果的にそうなったので、個人的には今年はこのままこの路線で行ってくれれば満足。おそらく上に挙げた若手の何人かは今までのレギュラーを脅かす存在になってくれるだろうから。

今年のドラゴンズは…

10数年ぶりにBクラスの危機。こんなギリギリ感は何年振りだろう。 大勢が高木批判を繰り返す中、僕は今年のこの状況は落合政権の負の遺産の要素の方が遥かに強いと思っている。客を呼ぶ野球をすると言って就任したんだから、高木監督は/で遊べばいいと思っている。贅沢な話だけど、やっぱり底力はあるのだから。 すでにシーズンも後半。今日のオーダーはこんな感じらしい。 (中)大島、(二)森野、(一)クラーク、(三)ルナ、(左)和田、(右)平田、(遊)高橋周、(捕)谷繁、(投)山井 落合政権のときでは考えられない、荒木+井端を外したラインナップ。森野もいい年だけど、高橋や谷、岩崎あたりを加えていい人を使う。この雰囲気は来年以降を考えると、少し楽しみになる。 端から今年は期待してなかったけど、Aクラスが狙える程度ならまずまず楽しい。積年の疲れのたまったピッチャーも大概帰ってきたし、あと3分の1、少し楽しみにしてみようかと思う。

グローバル化するプロ野球にも文化相対主義を

ドラゴンズに川上憲伸が帰ってくることが決まり、何やら福留も帰ってくるとかこないとか。数年前の雄姿を心躍らせて見ていた身としては、さほど活躍できなかった彼らの今の実力に小さな疑問符を打ちながら、とても楽しみにしている。 我々の世代では、野茂がメジャーに行ったあたりから日米間野球交流が本格的に始まったと認識しているのではないだろうか。あのころ、メジャーリーグにどんな選手がいたか、など、精々昔ベーブ・ルースがいたことを知っていたくらいで、まったく知らなかった。時々、どこかの球団がメジャーで活躍したxx選手が云々…ということを新聞記事で読む程度で、何がなんやら、だった。 あれから10年以上経ち、ずいぶんたくさんの選手がアメリカに行き、大半は夢破れて(たように見える)日本の球界に帰ってきた。「メジャー帰り」…確かに。しかし、その後メジャーに行く前よりも活躍できた選手は少ない。にもかかわらず…今年もたくさんの選手がメジャーを目指した。 ダルビッシュもその中の一人だったけど、彼の「勝負がしたかった」というのは、野茂以来のさわやかさがあった。ほかの選手はどうだったか。確かに、野球/Baseballが生まれた土地、アメリカは野球先進国、それは間違いないだろう。しかし、それにしても、「プロ」選手が自分の力/性質を客観視できない、ということもないだろう。 選手がどこでプレーをしたい、ということでどこに行こうがいいのだけど、たとえば、なんで野球が盛んになりつつあるところに行こうとしないのだろう。いろいろとそんなことを考えつつ、ストーブリーグの選手の言動を見ていると、彼らの発言がパターン化してい「た」のがわかるし、さらに、最近では、メジャーに行くことが、ちょっと一流になったら誰も疑わなくなってしまった感じさえ受ける。 たぶん、もう日米の野球の技術的な差などは対してない。むしろ、すでに違うスポーツだとする意見も目にする。そこで、我々の学問が共有する「文化相対主義」というのをプロ野球選手にも提案したい。文化相対主義というのは、「文化には優劣はなく対等だという大前提があり、そのうえで、まず、ある文化を外部文化のものさしでは測れない、という態度を保持すること。そして、自文化の枠組みを相対化したうえで異文化を相手側の価値観から理解すること」だ。 行くなら行ったらいいけど、僕ら「プロ野球」ファンは、でき...