マサの覚悟

http://number.bunshun.jp/articles/-/821657より

昨日のゲーム、今シーズンの山本昌の初登板だった。投げればすべて記録になる輝ける金字塔。中継がやっているわけもなく、作業をしながら途中経過を追っていた。しばらく作業をしていると、初回を1点で抑えたのに、投手が山井に。「ありゃ?」と思い、ニュースを追う。どうもケガのようだった。

そして先制したのにまさかの敗退。最近はこういうゲームに慣れてきてしまったので、「ああ、またか…今年はしゃあない」と思うようにしているが、マサのことが心配。ネットで新聞各紙を見ていると、登録抹消なものの、病院には行っていないとのこと。おそらく「軽症」ということではあるのだろう。


僕自身は割りと根性ものが好きで、特にプロ野球などはそういうストーリー込みで見ている。そういうこともあって、こんな発言をされると特に弱い。


「(2回は)まっすぐの抑えが効かなくなった。こういう舞台を用意してもらってはずかしい。消耗戦にしてしまって申し訳ない。チームに迷惑かけて何しに来たんだという感じ」(日刊スポーツhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150809-00000152-nksports-base)


とくにこういう立場だからこそ、結果へのこだわりが人一倍強くなっているのだろう。50歳を目前にし、まだまだ成長しようとする意識と覚悟。これだけで涙が出てきそうだ。しかし、この覚悟があればもう一度上がってきてくれると思うし、老獪なピッチングで勝ちもつくと信じている。

野村氏は人間が勝てないものは「時代」と「年齢」と解説。初回に先頭の比屋根を空振り三振に仕留めた姿に「133キロで三振取れるんだよ、高校生より遅い」と冷静に話した。また、畠山の犠飛で失点した場面では「プロ野球のピッチャー全員見学。山本投手を見学しろ!1球1球全部に意味がある」とベテランの投球術を珍しく褒め称えた。(スポーツ報知http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150810-00000002-sph-base&pos=4)

30年超の経験ができる人はどの分野にも数少ない。以前、「なぜこんなに長くできたんですか?」という記者の質問に、「しつこい性格なんですよ」と答えていたし、こんなところで尻尾を巻くような人ではないと思う。一球も投げられなくても、マウンドに立っただけで選手、ファンだけでなく、様々な人に希望を与えられる。「レジェンド」という言葉が氾濫するようになったが、マサは存在そのものがまさに「レジェンド」なのだ。

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