2025年度 今年度やること
すでに4月も過ぎ、GWに差し掛かっていますが、今年度の目標というか、Todoというか、これからこんなん出ますなども。元気に仕事してます、報告です。
【研究】
昨年度いっぱいで自分の科研費が終了。また、分担者としてかかわっていたものもいったん終了しました。残念ながら、萌芽研究しか出せなかった自分の科研費は不採択でしたが、二つの科研費プロジェクトの分担者としてお誘いいただき、研究者としては研究が続けられることになりました。一つは、「ポスト世俗時代における地域間比較宗教学に向けてー複眼的世界像の構築と分析」(基盤研究(A)、代表者:伊達聖伸)、もう一つが「イスラーム教育と世俗の越境・融解:ムスリム側から描く「ポスト世俗」(基盤(A)、代表者:日下部達哉)です。この二つはそれぞれのテーマに沿った海外調査がメインです。このほか、学内の「個人研究奨励費」というのをいただきましたが、こちらは在日アフリカ人調査に充てる予定にしています。
一応、調査については、こんな感じで目途が立ちました。で、「いっぱい書きます」は宣言しておきます。まず「書きました」は2.5冊ほどあります。いずれも明石書店のエリアスタディーズシリーズですが、『食文化からアフリカを知るための…』『ガーナを知る…』『ブルキナファソを知る…』と寄稿しました。この辺は年度内には必ず出版します。
そして、現在書いているもの、書き出したものです。まず、昨年度までの科研費の成果出版の目途を立てる(原稿を出す)こと、日下部科研の先行プロジェクトの成果発表の原稿(2本)が大きめのお仕事です。このほか、『ブラック・ディアスポラ事典』の編集委員を仰せつかっており、2027年度出版を目指し、打ち合わせを行っているところです。そしてそして、これだけ受けておいて大丈夫か?!ですが、博論、何とか今年度こそ目途を付けます。
【教育面での目標】
昨年度は、グローバルスタディーズ学科が一巡し、無事に1期生が巣立っていきました。我われも授業が一巡し、ベースが固まってきました。今年度は新たな講義資料を作成する必要はないのですが、来年度からの本格的な学部再編を前に、いくつかの準備をせねばなりません。講義科目は、大きくフィールドワーク関連科目、比較社会学、子ども学概論というのを担当していますが、文化人類学の近接科目でもある比較社会学の充実化を目指していきたいと思っています。おそらく、比較社会学は近々に私の担当から外れるはずですが、在日アフリカ人研究に関連付けて日本の移民問題については、もう少し全体的に教えられるようになりたいと思っています。過去2年間は、在日コリアンを中心に勉強してきましたが、今年度は在日ブラジル人。特に、愛知県豊田市の保見団地を中心に勉強させてもらおうと思っています。
一応、見えているのはこんな感じです。生物学的な人生は遠の昔に折り返し地点を過ぎたように思いますが、研究者人生もそろそろ折り返し。お伝えできるものはしっかりお伝えできるようにしていきたいと思います。
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