明日から名古屋出張です。

出張の用件は集中講義なのだけど、実は15コマやるのは初めてのこと。非常勤講師というのは昔は博士課程の大学院生か大先生がやるものだったけど、最近は、ポスドクがやるケースが多く、大方そのリクアイアメントに「教育経験があること」などとされていることが多い。

院生時代にいただけたのは、1コマだけとかだけだったので、いい年をこいて初めて教壇に立つようなことになってしまった。ここ数日間はこの準備に追われているのだけど、これは院生時代にやっておくべきものだな、と実感した。遅きに失するというわけではないけど、もっと早く経験したかった。準備段階でそれだけ勉強になっているし、きっと実際に講義をするともっと勉強になるだろう。

別に研究の才能がないから、というわけではないけど、研究室にこもるよりも、教壇に立ちたいという願望はずいぶん前から明確にあった。そういう意味では、願望が叶うことになったのだけど、教壇で得たものとフィールドや本から得たものがうまく融合していくようになるとよいな、と少し考え方が変わった。

こんな機会を与えてくれた愛知県立大学には感謝したいし、ひよっこの僕の講義を耐えて聞かなければならない学生のみなさんには持てる力をすべて出し切ることをお約束したい。

不安と楽しみと、入り混じった気分でいます。

コメント

このブログの人気の投稿

【食文化シリーズ】ンゴレ

ブルキナファソで非常事態宣言

食文化シリーズ「スンバラ飯Riz au Soumbara」