就職活動選考解禁の変更に際して大学のあり方を思う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000086-san-bus_all(20151109)
もう20年前にやったので、就職活動のしんどさなど、まったく別物になってしまっただろうけど、どういうふうに変わったのか、すでにまったく追えていなかった。上の産経新聞の表を見て、「なるほど」と納得したのだけど、この変更の頻度を見ていると、馳文科大臣の「朝令暮改」の苦情はご尤も。
でも、文科大臣が怒るところはそこだけではないでしょう?ヤフコメの方がまともなコメントが出てますよ。
「正答があるとしたら、卒業後だろう。」
大学が企業への人材育成機関でなくて、「教育」機関だとしたら、こうあるべき。人材が大切なら、人材をしっかり熟成させる時間を大切にしたらいいのではないだろうか。今の大学生、音楽を聞く間もないほどセコセコやってますよ。昔みたいに仕送りでウハウハ暮らしてないし、多くがバイトしたり、お酒を飲む人も少ないし。たぶん、人事の課長さんあたりまでが大学で勉強してきたことを、今の学生は勉強してないから、むしろ、最初の何年かは会社がそういうところを勉強させてあげる、くらいの気持ちでいいのではないだろうか。
自分が、研究者だからというのもあるけどが、もう一つ、修士課程の院生が、このタイムテーブルだと入学してすぐに就職活動を始めなくてはならず、ダラダラと1年目は就職活動に飲み込まれてしまう。特に、僕らのようなフィールドワークなど、1ヶ月、2ヶ月調査期間を用意しても、ほとんど調査など出来ないだろう。そうでなくても、本におぼれたり、興味を持った一つのことを明らかにするにも、どっぷりと2年間(普通それでも足りないけど)。人生にそういう時間があってもいいのではないかな。
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