【子ども学と子育て】Vol.32 バックパッカーとフィールドワーク(夏休み企画)-3 徳山→小倉→義実家 

この旅行もいよいよ最終日。

徳山から下関を経て連絡船で九州に上陸する、というルートです。徳山→下関は1時間半ほどで、しばらく通勤帯にあたって少し混んでいたけど、そのうちすきはじめる。ここまでの長距離移動のこともあり、きいもウトウトしたり話をしたりと、旅の仕方を少しずつ覚えている。

下関に到着し、フェリー付き場に移動する。電車ばかりでは飽きるだろう、ということで、敢えての連絡船。ちょっと天気が悪かったのですが、10分ほどで対岸の門司に到着する。門司は私が大学卒業後に就職した会社の2年目の乗船研修の起点となった港。今やどうなっているのかわからないが、元船乗りの「ポートキャプテン」という積み荷責任者に連れられて何日間か飲まされ続け、船にぶち込まれた場所。ほとんど記憶がないのだけど、そんな話もしてみる。

定番のスープカレーの話はおいておいて(別便で報告します)、いざ最後の目的地の小倉城へ。3人とも若干食傷気味、というか、小倉城のアミューズメント感がすごい。写真、ほとんど撮れなかったのだけど、(すでに3回目の)きいはお気に入りのコーナーへ。最後は天守閣最上階でお茶を飲んで、小倉駅まで徒歩。


てな感じで、夏休みの企画は終わり。今年はこれをやるために、夏の調査をやめました。本当は自由研究を最後まで見てやりたかったですが、若干中途半端なまま次のスケジュールに移らざるを得ませんでした。これはちょっと後悔。たまにリールで流れてくる動画で見る、「子どもと一緒にいられるのは10年」という言葉…確かに、手も繋がなくなったし、猫なで声ですりよってくることもめっきり少なくなった。もう間もなく「子育て」が次の段階に入るのだと思うと、なかなかに切なく、10歳になろうとしているきいと一緒に旅行の一つも、と思い立った故のこの企画でした。

「貴一朗」の「朗」の字は、外に向く名前なのだそうです。外に向くのであれば、旅をし、そこここで観察し、そこに慣れ、溶け込んでいくこと。父なりに築いてきた一番大きな財産の一つを渡しはじめようということも考えていました。





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