『イタリアは呼んでいる』(マイケル・ウィンターボトム監督)
出張の間隙を縫って『イタリアは呼んでいる』を見てきました。「イタリアのグルメ取材に赴く中年男性2人組みのロードムービー」という触れ込みで、さぞかし旨そうな絵が見られるのだろう、と期待に胸を膨らませて、いざ映画館へ…
僕の教養不足か、ハイソサエティのイギリス人男性が繰り出す、バイロンやらは何が面白いのか全く分からず、料理は一瞬厨房が移って、遠目に料理が移るのみ。確かに景色はきれいなのだが、オッサン2人のわけの分からない冗談の方が前面に出てくるので、かなり退屈。移動で疲れていたこともあって、開始10分過ぎにはウトウト…
別にグルメ取材でなくてもいいのに。旅の途中のアバンチュールで妙にテンションの上がる片割れや、そこのことを女友達に話して同意を求めるあたり、何が言いたいのやら訳も分からず。見にクーパーでイタリアを走る、という素地のよさがあるだけに、もうちょっとシンプルなつくりでもよかったのではないか、と思った。
特に食いしん坊さんにはストレスがたまって、ちゃんとイタリアンが食べたくなると思うので、あんまりお勧めしません。
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