3連チャン発表終わり、反省する。

羽田空港のラウンジ。

今日の地球惑星科学連合の年次大会での発表が午前中に終わり、広島に向かうところです。
今回の発表は以下の通り。21日の発表は非公開なので、詳細は書けませんが、ブルキナファソでの研究を頑張ろう、という意思表明でした。

◆清水貴夫, 20160520, 「ワガドゥグにおけるイスラーム教育と近代化の可能性」第15回アフリカ研究会、2016年度第1回北海道大学アフリカ研究会, 北海道大学, 北海道札幌市(本人発表)

先日も書いた通り、どっちらかした発表。学生さんがいらっしゃる、ということで、少し広く、という意識はしていましたが、スライドが行ったり来たり、途中でこれも言わなきゃ、あれも言わなきゃ…で、まったくまとまっていないという発表。

言いたかったのは、定着しているイスラーム教育が、近代国民国家の原則によってフランス式「教育」制度の浸透するに従い、制度的に変容しているということ。このソースから、アフリカにおける教育、しいては、人格教育を重視するアフリカのイスラーム教育の位置づけ、また、イスラームそのもの(他者)の在り方を考えてほしかった。

◆清水貴夫, 20160522, 「驚き、学び、励ます:サーヘル地域の砂漠化研究における研究者と調査対象者のかかわりから」地球惑星科学連合, 幕張メッセ, 千葉県千葉市(本人発表)

これは全体のテーマが研究者とステークホルダーの関係性の在り方に関するものでした。僕が話をしたのは、ニジェール、ブルキナファソの農家と僕の関係性を示した事例から、(素人)研究者の私が彼らに与えられたのは、ただただそばにいて励ますことだけだった、ということ、そして、彼らの展開する知識は、経験則的に科学知と大きく変わらなかった、という驚くことであり、また、そうしたことを研究者が学んだ、ということでした。

ただ、発表後に考えていたのは、知と研究者の間の関係性が説明できていなかったな、ということで、ここをもう少し詰めて説明しなければ、と思っています。

ちょっとしたメモ程度に。


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