ねばり、誠意、徹夜

日曜日の夜。広い研究所に一人。

キーをたたく音のほかはパソコンのファンの音しかない。

今日は久しぶりの徹夜仕事。結婚してから、たまに朝まで飲み歩くということはあったにせよ、基本的に毎日家に帰るように心がけていた。連れ合いが出産のため実家に帰っていることもあり、帰って仕事をしても光熱費がかかるだけ、と思い、今晩は職場で夜を明かすことにした。

大学院にいたときも、遅くなってくると、次第に残っている友人たちとビール片手に…となり、結局作業もそぞろに何をするわけもなくいろんなところを泊まり歩いていたわけだけど、唯一、修論を書いているときはこんなことがよくあった。徹夜仕事に限れば、年に何度か、締め切りに追われて、ということはあったが、京都に来てからはこれが初めてのことだ。

なぜ今日は徹夜になったかというと、僕の思い違いで締め切りを一ヶ月先だと思い込んでいた原稿が実は1月末までだったから。すでに1週間遅れているのだけど、そこは編集の方に平謝りして伸ばしてもらった次第。

これまで、なんやかんやで原稿を落とす、ということは幸いにして一度もない(実は一つ落としてしまいそうなものはあるのだけど)。性分として、ギリギリにならないとエンジンがかからないほうだし、計画性があるわけでもないのだけど、一応、誠意だけは持って取り組んでいるつもりではある。こんな薄っぺらい誠意などあったものではないが、誘っていただいた原稿、また、自分で応募した原稿とも、やはり原稿の先に人の顔が見えてしまうから、そのクオリティはさておいても、何とか体裁だけは整えて出す。そのために一応、ギリギリまでねばる。

もう少しさかのぼって、高校生の定期試験なども、だいたいこんな感じで、三つ子の魂百まで、よろしく、全く変わっていない。ただ、高校の定期試験は客観点なので、相当赤点を喰らったわけだけど。赤点は喰らわないにしても、大切な友人の著作の書評だけに、また今回も誠意を込めて、今宵書ききります。

朝から一応机には向かっていたものの、全く進まず、今日始めてこんな速さでキーボードを打った。まあ、このブログでウォーミングアップ完了ということで、朝まで駆け抜けるとしよう。

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