百聞は…
8月7日、ブルキナファソに「居酒屋」ができた。
「和が家(わがや)」。Ouagadougou(“ワガ”ドゥグ)と“我が”家を掛けている。この居酒屋の主はオヤジ氏である。足かけ6年。井戸を掘り、孤児院を建て、若者たちの日本友好倶楽部を結成し…いつも生き活きとして、ブルキナファソの地を生きるオヤジ氏。
この写真がエントランス。この日は雨が降っていて、なかなかしっとりした雰囲気になった。目指すは「ブルキナファソの中の日本」。
そして、入口付近にはこんなボードが掲げられている。数年前、調査で訪れた時にオヤジ氏宅に突然あらわれたもの。以前ワガドゥグに滞在していたT氏が「ぜひこれをお店に…」というわけで、店の看板的に置かれた。
百聞は一見に如かず 百見は一行に如かず 百行は一念に如かず
面白いな…と思ったが、ついぞ今まで、その心は聞いていない。オヤジ氏の生き方を見ていれば、なるほど、と思うのである。
人類学を学ぶ者、「百見」まではいくが、その「百県」が「行」に昇華できるかどうか…その「行」が「念」と呼べるものになるのか…
なかなか味わいの深い言葉だな、と改めて思うのである。
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