調査を締めます

ずーっと前に日本を発ったような気がしてます。今回のアフリカ行。「そういえば、ヤウンデにいたな…」とか、「xxに会ったな…」とか。

すでにアフリカで研究を始めて10年が過ぎ、いい加減、若手扱いもされなくなってきて、もちろん、来るたびにデータ収集の精度は上がっているし、調査の質も上がっている(はずです)。ただ、今回というか、この数回、初めての作業だったのは、調査の終わりを予感しながら、調査を締めていく、という作業。もちろん、延々と来ていれば、それはそれでデータは貯まるし、新たな視点も生まれてくるのですが、そこは一人の研究者の限られた時間の中でしかできないもの。どこかで終わりはくるはずなのです。

ともあれ。今回はチルメンガさんのライフヒストリーのベースを取り、近代教育とイスラーム教育の折衷であるフランコ・アラブのデータ、あと、何よりブルキナファソの政変のデータが取れました。そして、ヤウンデの痛恨の発表…(思い出すのも辛い)。まあ、少しは足しになったか、というところで今回の調査を締めます…と言いたいところなのですが、先ほどメールがあって、頼まれ仕事が一つ増え、明日も最後までフルスロットルでやってきます。

昨日の休みにとりあえず記事、論文を書き始めました。年末年始は連れ合いも仕事なので、僕も頑張ってやりますか。グダグダの年末年始は今年やったし、今度の年末は仕事です。

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