食文化シリーズ 「田舎パン」
ブルキナファソは言わずと知れた旧フランス植民地。ほぼすべての意味でフランスの植民地政策、その後の関与はどうしようもない、と思っていますが、唯一、パンが旨いのは、かろうじて許せるところです。
この地域にしばらくいた方なら、割かしご存知かもしれませんが、ワガドゥグで食べるパンと地方で食べるパン、ずいぶん違いますよね。それでも最近は少々田舎にいったところで、フワフワのパンが出てくることが多いのですが。
個人的には、この田舎パンの方がずいぶん好きです。違いは、田舎パンはイーストを使っていないとか、小麦にミレットが混ざっているとか言われます。田舎パンの焼きたてを食べたら、おパリのパンも腑抜けて見えます。噛みごたえがあって、香ばしくて、しっかりモノを喰った、という気にさせてくれるパンです。
将来、少しおカネができたら、ワガドゥグにメシ屋を作りたいと妄想しているのですが、その時には、この田舎パンで作ったサンドウィッチをメニューに入れたいと、やはり妄想しています。
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