【食文化シリーズ】ウガリ

Suswaの街のレストランにて
6月17日。16日のシンポジウムが終了し、この日は中日でエクスカーション…エクスカーションのことを先に書くべきですが、この日の昼飯を先に。

今回は20年ぶりの東アフリカ、ということで、これだけは。ウガリです。

サブサハラの全体に広がる「練粥」文化。西のト、南のンシマ、東のウガリ。20年前にウガリを食べたときはあまり好きになれなくて、それは、西に活動の場所を移して、割と最近までトをあまり好まなかったことにつながる。メイズの粉の変なにおいが原因だったかと思う。

そんなわけで、写真はナイロビの北西、ナイバシャ近辺の安食堂のウガリ+ビーフ・シチュー+スクマウィキ。

なべ底の部分だったのか、少しおこげがあり、これが香ばしくて意外にうまい。そして、付け合わせのビーフシチューも少々脂っこかったものの、肉が柔らかくてまずまず。そして、付け合わせのスクマウィキもシャキシャキの繊維でアクセントを与える。スクマウィキはケールとイコールとのこと。同行の石山さんとは、カメルーンのンドレに似ている、と言っていたのだけど、これは全くの別物らしい。

昨日、ホテルでもウガリを食べたけど、ここのウガリは粉の挽方が荒く、メイズの皮が少し見えるが、都市のウガリは真っ白で、口触りもさらっとしている。どちらが好みかといえば、断然田舎の荒い感じのものなのだけど、どこに行っても、こういう都市と農村の違いがある。日本でもそうですもんね。


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