揃った!

今回の滞在最後の記事。

こちらで資料をそろえるのは結構大変だ。図書館が惨憺たるものばかり、電子検索に馴れた我々にとっては、ずいぶんもどかしい思いをすることが多い。そして、資料が一か所に固まっておらず、省庁のそのまた下部組織、といった具合。大概たらいまわしだ。「質」についても、修士論文くらいだと、同じ分野の論文では同じ参考文献、同じ場所のフィールドワークなので、結論は大概似ている。なので、論文はあまり面白くない。

「少年の国際移動」とか「ストリート・チルドレン」をキーワードに資料探しをしていた。もう1年半くらいいろんなところに行ったが、あるスイスのNGOは、アポを何回もずらされたうえ、その後なしのつぶて。電話すら着信拒否状態。ある省庁は、4回にオフィスがあるのに、洪水でコピーが全部なくなった。

そんなこんなで、文献収集はあんまりうまくいっていなかった。

前回の滞在の時、国連の資料室にも足を運んだ。スケジュール調整がうまくいかず、結局国連本体の司書に会えなかったが、今回やっとのことで資料を見せていただいた。論文7本、レポート10本ほど。おそらくこの辺が限界だろう。出国前日。数百ページのコピーも、アブドゥルのハードネゴで1時間で出来上がり。なんとか必要なものは揃ったはず。

後は読み込むだけ。これで論文ができない口実もなくなった…

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