オマール・カナズエ その1 はじめに

http://www.africansuccess.org/docs/image/Kanazoe-Oumarou_3.jpgより
Oumarou Kanazué(ウマルゥ・カナズエ 1927~2014)。ブルキナファソに少しいたことのある人なら聞き覚えのある名前ではないでしょうか。ブルキナファソきっての富豪で、同国おそらく最大の建設会社を一代で築き、私財を投じて多くのインフラを整備した、ブルキナファソの英雄の一人です。

写真からもわかるとおり、カナズエ師は敬虔なムスリムで、彼の偉業のチャリティの部分は少なからずイスラームの教えに基づいたものだったと考えられます。残念ながら、3年ほど前に他界してしまいましたが、今でもブルキナファソの至る所に彼の名を冠した建設物があり、多くの人びとの記憶に残っている存在だと言えるでしょう。

突然、なぜ彼のことを書こうと思ったかというと、現在の研究テーマのいくつかを考えるとき、実は結構な頻度で出てくる名前だったため、少し新聞記事でも集めて読んでみようと思ったことがきっかけです。研究テーマというのは、ブルキナファソのイスラームや歴史のことなのですが、以前からいろんなところでカナズエ師のことがでてくるのです。もちろんずいぶん前から名前は知っていたし、なんとなくその功績も知っていたのですが、いずれも断片的なもので、少し詳しく調べてみようと思い、Webで集められるだけの新聞記事を切り抜いてみました。もちろんカナズエ師の伝記を書くわけではないので、かなり限定的になりますが、ブルキナファソを知るうえで非常に重要な人物の一人ですので、情報をシェアできれば、と思っています。

にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

コメント

このブログの人気の投稿

【食文化シリーズ】ンゴレ

【日本のアフリカン・レストラン】② Tribes(アフリカン・フレンチ)

ブルキナファソで非常事態宣言