食文化シリーズ カニョコKanyoco @カッセーナ

年明けから厄払いをしなければ、と思いながら、さぼってしまったためか、今回の調査は最初からマラリア、熱射病、気管支炎、痛風発作という四重苦に苛まれながらの調査スタートとなった。

何とか、少しずつ日常の状態に戻りつつあるが、まだ咳がつらい。ともあれ、厳戒な警備体制のもとにあるブルキナの調査をそうそう休んでいるわけにもいかず、5日間の行程を終了した。その翌々日にはダカールに向けて出発するはずが、なんとエール・ブルキナの2機の飛行機のうち1機が故障、1機のみによるスクランブル運行のおかげで、ダカールに着いたのは翌日の午前2時(またか…ほんとにお祓いいこ)。

ともあれ、久しぶりの食文化シリーズ。今回は調査チームのみんなの顔がほころんだカニョコKanyoco。間違いなく、今回のカッセーナ調査の人気ナンバーワン。



ただの葉っぱ炒め。されど穀物+油+少量の動物性たんぱく質、という生活の続くこのあたりの生活では、これだけの葉っぱを食べることはめったにない。

食べた感じでは、カニョコ(オゼイユ?)とタマネギ、スンバラ、魚出汁で炊き合わせたような感じだろうか。葉の歯ごたえはないが、「野菜を食っている」という実感は非常にある。これだけで食べる者、ご飯とソースと一緒に食べる者など、いくつかの食べ方があったが、これはこれだけで食べるのが正解らしい。とにかく体に優しい一品。

カッセーナでは常食らしいが、モシでは見られないそう。ほかのところはどうだろうか?

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