セネガル行 その6 やはりニエベの料理。Bakhal Tecédique(スペルはおそらく間違い)


2008年来の付き合いのN村の出先、Mという街を訪れ、少し歩かせてもらった後で、食事くらいしていきなさい、と勧められ、お昼ご飯を頂く。

いつもの大皿。リゾット状のコメと何かが混ざったもの。さて、これは何だ?レモンを絞り、いただいてみると、魚の出汁、ラッカセイのコク、豆のホッコリ感、なんとも癒される味。

メモには、バハール・テセディックと書いてあるのだが、本当にそう呼ばれるのかが定かではない。しかし、これもやはりニエベをふんだんに使った、この地域特有のお料理なのは間違いない。これに、魚の塩漬け(ヘシコのように発酵はしていないが、塩漬けにして干した魚)が大量に汗をかいた体に染み渡る。

おそらくタマネギくらいは使われていたように思うが、いわゆる野菜の類はほとんど入っていないが、コメ+マメ+ラッカセイ+魚(出汁)という、組み合わせでこれほど深い味が出せる、というのが素晴らしい。

レストランでは決して出てこないメニュー。やはりこういうところにこそ、その土地の料理の奥深さがあるのだ、ということを再実感させてくれた料理だった。

(これからの仕事に関係するので、今回はイニシャルにしました。)

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