セネガル行201509-10 その3 乾燥地の中の水辺

Keur Momar Sarr(モマサールさんの家、という意味の地名)に着いたのが10月7日9:00過ぎのこと。雨季の終わりのこの時期は、下草の緑や収穫物で、とても瑞々しい景色が広がるが、あと2か月もすれば、このあたりは、いわゆる砂漠的な景色が広がるはずだ。

Keur Momar Sarrは何もなければ単なる寒村に過ぎないはずだが、この街は、ダカールに水を供給するGuer湖のほとりに位置することから、この地域でも非常に重要な拠点となっている。もちろん、水門などもあるのだが、これであの数百万人が暮らすダカールの水をコントロールできるのか、と思ってしまうほどに小さい水門。しかし、満々に水をたたえたこの湖は、とても清涼な雰囲気で、数日前にSaint Louisの海を眺めた僕の目には、どこか海のような雰囲気すら感じさせた。


Keur Momar Sarrから15㎞ほどのところにあるLewéというフルベの小さな村による。例にもれず、この村ではずいぶん歓待を受け、シーズンのスイカをいただいたり、To fan souと呼ばれるヨーグルトをいただいたり、フルベを教えてもらったり。なかなか楽しいひと時を過ごす。


その後今回の滞在の目的であったNGOの方にお会いしたりして、こんなところにも連れてきてもらいました。このあたりは、上の写真のような牧畜が生活の中心。スイカは作っていたようですが、基本的にほぼ農耕はしていない。しかし、こんな風景も。このあたりの植生のことを全く知らない人からすれば、カナダ当たりの風景と言われてもわからないのではないか、と思うほど。


広い空、乾いた空気、人影よりもウシやヤギ・ヒツジの多い世界。人間が土地を耕した形跡すらない。こんな光景が世界中に広がったら、などとは決して思わないけど、こういう風景は世界にどれくらい残っているのだろう。


実はたくさん宿題を抱えながら、ではあるのですが、少し現実逃避できました。しかし、長距離移動が続いて、かなり疲労がたまってきています。あと5日間ほど、宿題をやりながら走り抜けたいと思います。

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