ムスリムになる

アミノゥ、タルに連れられ、トラムダキュイのコーラン学校を訪れる。

礼拝の後、午後2時。

コーランでは、10名ほどのタリベたちがイマームからコーランの教えを受けている。我々が到着すると、おもむろに2人のイマームがこちらにやってくる。

簡単にタルから紹介してもらい、面接を受ける。イスラームに心酔して…などという嘘を言わず、正直に、アカデミックな理由からコーラン学校、モスクの経営に関心がある、という話をする。

前もってアミノゥとタルから、調査をするにはムスリムにならないと無理、と言われていたので、多少の覚悟はできていた。イマームからも、同じように、ムスリムになる気はあるか?との問い。自分の信仰の問題に直結するので、本当はだいぶ躊躇しつつ、即答で"Oui"。

来週からブルキナ風のムスリムとして修業に出ます。

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コメント

  1.  ええっ!先日のエンパワーメントについての宿題がまだなのでコメント控えておりましたが…。
     ええっ!という感想です。うちの愚息は、「豚が好きなので。」という理由で、これまで幾度となく拒否ってきたそうです。荒熊氏の覚悟にちょっとビビっています。とはいえ、例のアルジェリアのらくだ的オーソドックスですか?

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  2. こんにちは。musokorobaです。

    そうなのですね。
    先日の「調査計画書」の記事を見て、「入信する前にとりあえず今年の断食やってみたらいかがでしょう」とコメントしようと思ってましたが…
    でもまあ、「調査したい」と思った時点で、片足つっこんでますもんね。
    修行の果てに、こころのそこから「インシャッラー」と思える日が来るかどうか…
    すでに思ってたらすみません(汗)。

    ところで私、荒熊さんが何の研究をなさっているのかわからなくなってしまいました(笑)。
    すみません。
    とにかく、現地で実りある日々をすごせますよう、祈っております!
    お体に気をつけて、楽しいご滞在を!

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  3. >katabira no tsujiさん
    昨日、会ったブルキナベのムスリムからは、「ムスリムにならなくても、なんとか…」という話をされ、他のムスリムからは「学ぶことから入るのもいいきっかけ…」と言われました。しかし、やんごとなき事情は、自分の現在のステージで、実はすでに30回前後コーラン学校の調査を断られていて、幾分自棄になってOKをしたところがあります。

    覚悟、というか、我々(日本人、というと怒られるかな…)の宗教的柔軟性の上に立ったもの、と勝手に解釈していますが…

    >musokorobaさん
    どうもご無沙汰してます。お元気ですか?

    >荒熊さんが何の研究をなさっているのかわからなくなってしまいました(笑)。

    ワガドゥグをどんな街として描くか、とか、どんな若者たちがいるのか、どんな考え方をしているのか、ということをずっと考えてきて、やっぱり周辺地域のイスラームに比べるとずいぶんゆるいですが、やはり、ワガドゥグはイスラーム都市だということで理解するようになりました。その中で、ストリート・チルドレンの問題、また、ストリートの若者たちの多くが経験するコーラン学校。これを見ておかないと自分が揚げた問題が語れないな、と思っていました。今回のイスラーム入信はこのような経緯です。至って俗物的、打算的な経緯なのですが。

    カレム、今年は8月ですよね?水分が足りないと一気に体調を崩すので、水だけは飲むと思いますが、ちょっと挑戦してみようかと思ってます。痩せますかね(笑)?

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