「KAKAO」はあんまり関係ないですが…
"T”が発音しにくいらしい。いっつもKAKAOである。しかも腹が気になる。この写真。
というのはどうでもよくて…
しばらく真面目に調査してきた。何度か中途半端に書いたが、実に面白い調査になっている。ここ数日間で5人ほどの古老に話を聞けた。実によく話してくれて、二人の調査協力者も本気で面白がってくれている。消えかかった自分たちのルーツを探る、どんな気持ちなんだろうか。古老たちも口々に言うのが、「アフリカの歴史は口承に頼るため、自分たちの歴史が次々と消えて行ってしまう」ということで、おそらく、変なデブ外国人がこれを文字にして残してくれることを期待しての協力してくれているのだろう。
一番左がアミノゥ、最近一番よく会っている調査協力者で、明るく、生真面目、いつも友人たちの中心にいる好青年。その右の水戸黄門みたいな爺さんがハウサで最も有力なイマーム、アル・ハジ・ダカンバリ・ババカー師。その右はよくわからないけど、気のいいイマームのお友達。いちばん右が、今回の調査でしばしば寝床を提供してくれているタル。アミノゥと同じ部屋で育ったという、兄弟以上の大親友。
今日は、このババカー師らが語ってくれた、ハウサともう一方のヤルセという民族のことの聞き取りを行った。いろんな話が出てくるもんで、今日二人目の聞き取りでは、西から来たもんだとばかり思っていたヤルセは、実はイエメンの出で、しかもワガドゥグの近くにもDar es Salamという村があるそうな。Dar es Salamと言えば、タンザニアの経済的な中心。ワガドゥグから1万キロ以上は離れていよう。この距離をえっちらおっちら歩いてくるとどれくらいかかるんだろう…途中にジャングルはあるは、砂漠はあるは。「ここはどこよりもよい」と思ったところに腰を落ち着けるそうな。雄大なり。桃源郷探し。
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