新聞をひも解く。

ゆっくりとしか進まない調査。先日、長い時間聞き取りができたハウサ人のA氏。その友人からも、2003年当時の聞き取りを行ったが、すでに5,6年も前の話。日時はおろか、月すらあやふやになっている。

彼らの話によれば、都市計画プロジェ・ザカProjet ZACA(ZAKAとも書く)の工事が始まる前夜、彼らの抵抗運動は最高潮に達したという。「前夜」と書いたが、どうも、昨日とかいう感じではなく、1か月前と言う人がいれば、数週間前という人もいる。グレーヴ(デモ)は計5回ほど繰り広げられたらしい。その回が進むたびにデモの規模が大きくなったという。

そこに住んでいた人たちの思いや現在の生活はフィールドワークからなんとかひねり出さないといけないが、客観的事実は彼らの記憶だけではいかんともしがたい。細かい作業は不得手だが、これしかないか…と思い、今日の午後、IRD(開発調査研究所)という資料室に足を運んだ。

不本意ながら、ここの資料管理は全く信用していない。最悪フランスに持ち越し…ということも頭を過ったが、幸い2002年ころからの主要3紙の新聞は無事に残っている。約2時間。新聞とにらめっこをしていると、ボチボチとプロジェ・ザカの記事や広報が出てくる。予算の出所、立ち退きの通達記事、住民の規模諸々。なかなかの収穫である。

ただ、約半年間が3誌分…2時間で1か月分ということは、有に一ヶ月くらいはかかりそう…少し気を失いかけた午後だった。

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コメント

  1. じゃ、わたしお手伝いします!

    にんっ!(^o^)/

    返信削除
  2. 本当にお願いしたいですよ…

    毎日途中で気を失いかけます…

    返信削除

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