【映画】『劇映画 孤独のグルメ』(松重豊 主演/監督)



新年1本目は『孤独のグルメ』の劇場版。年明け、一人でおせちをいただきながら、今更正月番組もな…と思い、『孤独のグルメ』を見ていたら、新年早々に劇場公開されるのを知り、早速行ってきた、というわけです。

個人的にはいつもの「腹が減った…」(上のポスターの左に「腹が減った」という雲がありますね)から、メシ屋を探し、周りの客を観察しながら行き当たりばったりで食べて…という流れが何本か重なっているだけでも良いな、と思っていたら、思いのほかの大仕掛け。フランス、韓国、五島列島と、いろんなところに行く。何本かの人間の線をスープでつなげる、面白い作りだったが、最後にできたスープの味が想像がつかず、リアリティが持てなかった。エソ(だった?)という、なかなかお目にかかれないものではなく、最高の煮干し出汁などくらいにしてくれれば、もう少し感情移入できたのだけど。これはこれで面白かったけど、普段のテレビの作品の方が私のテイストだと思いました。

誰も死なず、誰も傷つかず、メディア自体が平和でない昨今、ある意味一番平和な作品にあたったかもしれません。


 

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