【セネガルプログラム】セネガルゴハン② チェブジェンー2

マリアム・バさん

セネガル・プログラムの恒例となっているチェブ・ジェンづくりのワークショップ。今年も学生6人を連れて伺いました。卒業論文でも取り上げられることの多いテーマで、一応、「食文化研究」に片足を突っ込んでいる者として、体力的にも大変なテーマであるから、もう一度考え直すように言いますが、やはり「食」という人間にとって最も身近なトピックからは様々なものが透けて見えてくるわけです。

この意味で、いち早くある場所のことを知ろうと思うと、「食」をかませることが非常に効果的なように思っています。

もうすぐ仕上がり

国民食として賞揚されるチェブ・ジェン。料理としての完成度は高く、「味覚」という点からいえば、たくさんの賛辞を添えて賞揚することができますが、食文化の研究となると、また別の角度から見ることも重要です。例えば、下のような視点の立て方が可能ではないでしょうか。

材料:生産と分配(たとえば、農業や流通など)、環境(生産物と自然)
調理:生活習慣、経済(物価)、道具、身体所作

こういう学問的なテーマに結び付ける前に、色々なイメージを持ってほしいと思い、学生たちには具体的な言葉で促していますが、さて、どれくらい関心が持てたでしょう?

家庭の食事はいつも美味しい

そんなわけで、今年もたっぷりとチェブ・ジェン、いただきました。また機会がありますように。


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