【食文化シリーズ】キリシ

ずっと主食ばかりにフォーカスを当ててきたけど、ほかにもブルキナファソにはたくさんの食文化がある。ということに気づいたのは、今回の調査では、ほとんど車を使わずに、かなり歩いているから。プロジェクト期間中にはいくつものフィールドを移動するのに、どうしても車を使うことが多かったが、今回は久しぶりに自分ひとり、自分のためだけの調査なので、とにかく歩いている。

ストリート・チルドレンの調査をしていると、彼らの寝床の裏にマトンを焼いている店があった。これまであまり目に入らなかったが、ちょっと覗いてみると、こんな光景が…
キリシを焼く
 あー、これ、なんていうんだったかな…同行のルードビックに尋ねると、「キリシだよ」と。そうそう。ブルキナファソの東側の大きな町、ファダ・ングルマFada N'gurmaでたくさん売っているやつ。牛肉を薄く切り、僕はこれを干すのだと思っていたけど、こうやって焼くんですね。ビーフジャーキーみたいな感じで、ビールのお供にぴったり。
キリシに2種類あるのを初めて知りました。
僕がファダ・ングルマを通りかかると、大体スパイスが塗られたものを買っていたけど、スパイスなしもあるんですね(こちらが普通のやつなんでしょうけど)。

でも、これはトやコメと一緒に食べられるわけでもなく、おやつにしてはあまりに肉々しいし、やたらとたくさん焼かれているし、みなさん、どうやって食べているんでしょうね。

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